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紅葉を愛でる目的でブナ立尾根を登り、烏帽子小屋のテン場で幕営した。
(後編へ続く)
山行日:2017/9/30(土)
形態:ソロ
天候:晴れ 撮影機材:PENTAX k-3II,16-85mmF3.5-5.6,300mmF4,RC1.4×,samyang14mmF2.8 |
北アルプス
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何度も登っているが、久しぶりに(と言っても2年ぶり程度だが)シロウマに登りたくなった。
安直なゴンドラ&RWアプローチ、かつBC方式のピストン山行だったが、大池〜シロウマ間はやはり非常に長く感じられた。
アタック日でのその稜線行動では、暴に近い強風で難儀したが、今回ははじめからピークを落とす気でやってきたので、撤退はあり得なかった。前月のオイズル敗退の2文字は、やはりメンタル的に重たかったのかもしれない。
山行日:2016/4/2(土)〜3(日)
形態:ペア
天候:1日目=晴れ後霧,2日目=曇り後霧 撮影機材:PENTAX k-3II,10-17mmF3.5-4.5fisheye,sigma18-35mmF1.8,70mmF2.4 |
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7/12はチョージロータンを攀った。想像した以上に、日本離れした景観だった。
ナツヤマ本番前とは言え、さすがに2日間以上の好天が予想された週末とあって、それなりの数の(しかしハイシーズンの1/50ぐらい?)いろいろな登路からピークを目指す登山者がいた。
ヘイゾーやらヤツミネやらゲンジローやら・・・
こういった定番の絵
少し視点とカメラの眼を変えて「岩と雪の殿堂」を表現してみた。これらの氷食尖峰が、多くのクライマーを惹きつけてやまないことが頷けるような気がした。
右俣を詰めるパーティもいたが、我々は稜線に出てからの距離が短い左俣を忠実に詰めた。コルに出る手前にはいくつかの割れ目が走っていたが、何とか回避することができた。もっとも、海の日から始まる「ナツヤマ本番」になると、シュルンドが避けられなくなり通行が困難を極めるので、このルートはタイトル通りなのである。
この日は盛夏にしては透明度がすこぶる良く、乗鞍岳や富士山がくっきり遠望できたのが印象的だ。雲海はなかったが、富山平野や能登半島も秋山のような感覚で見渡すことができた。前夜の星空もそうだったが、ここまで天候と視程に恵まれた山行も、年に何回もないだろう。感謝である。
山行日:2015/7/11(土)〜13(月)
天候:1日目=晴れ,2日目=快晴,3日目=曇り時々晴れ
形態:ペア 撮影機材:PENTAX k-5IIs,16-85mmF3.5-5.6,300mmF4,samyang14mmF2.8,O-GPS1 |
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7/11-13で立山エリアに行ってきた。
梅雨明けは発表されていないが、夏の高気圧の目安である5880mコンタは(先週末限定だが)北陸地方まで張り出しており、台風9号くずれの温低に向かって吹き込む南風がフェーン現象となって昇温し、既にナツヤマ真っ盛りの感覚だった。
まあ気象庁は今週末に襲来する台風11号の影響を考えて、“梅雨明け”宣言を見送ったのだろうが、お得意の『防災的警鐘』を鳴らす意味付けから言うと、前線が押し上げられた7/9以降に順次梅雨明け宣言をしてもよかったのでは?と揶揄気味に言わせてもらおう。
大体、梅雨に関しても“迷信”いや、“思い込み”が蔓延している。たとえば、
①本州が梅雨の時期の北海道は、梅雨がないから晴れが続く。
②梅雨明けすると10日間ぐらいは安定して晴れが続く。
③関東甲信地方が梅雨明けしたら、長野県にある槍ヶ岳などの北アルプスはナツヤマだ。
これ全部、ウソ。いや誤認だろう。
①に関しては、確かに梅雨前線の影響を受ける期間はほとんどない。だから東北地方北部を含めて、統計的には6月〜7月上旬に晴れる確率は高い。これはこのエリアが帯状低気圧に覆われることが多いからだが、そうでない年もある。上空トラフ(気圧の谷)が度々通過したり、寒気の南下が顕著な年もある。有名なのは2009年7月のトムラウシ遭難の事例だろう。
②はいわゆる“梅雨明け10日”が代名詞になっているからだが、これもそうならない年もある。大体、梅雨に関する定義はあるが、梅雨明けの明確な定義はない。アタマの中が何でもデジタルな方には理解できないのかもしれないが、気象現象、特に季節の移ろいに関しては明確な線引きがいつもできるわけではないのだ。
今年の梅雨明けは台風11号が過ぎ去り、再びサブハイが張り出してきそうな7/20に宣言される可能性があるが、じゃあそれから10日間ぐらいはカンカン照りが続くという保証はどこにもない。全てはサブハイの盛衰次第というところだ。
③に関しては全くの誤認。これも大体、関東平野と信州をひとくくりにすること自体、無理がある。まあ、南信と中信の気候は太平洋側なのでわからないでもないが、北信※は完全に日本海側の気候なので、梅雨前線位相が日本海側に残るときは、北アルプスはまだ夏の太陽の恩恵は得られないことが多い(常念山系はある程度期待できるが)。※白馬、小谷、野沢なんて、完全に北陸地方だからね。
おっと、まるでタイトルとはかけ離れた梅雨蘊蓄になってしまった。本題に戻ろう。
海の日前&梅雨明け前だが、そういった完全なる好天・高温が予想されたので、楽しんできた。そしてプレシーズンということで、比較的静かな3日間を過ごせたのもよかった。
花のことを執着しなくなって久しいが、盛夏の先陣を切って咲く高山植物の代名詞であるハクサンイチゲやチングルマはもう既にピークと表現しても過言ではないと感じた。とは言え、まだまだ残雪も多く、そこが融けたら続々と前出の高山植物も咲き出すので、まだまだ長く楽しめるだろう。
剱岳や毛勝三山をクローズアップしたりして、優雅な初日と最終日を過ごした。
また久々に、明るくない、つまり暗い宇宙(そら)を眺めることができた。
みくりが池などのブルーアイスが、これまで見過ごしていたのかのように、ココロに強く残った。
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前項で書いたように、9/26(金)〜28(日)の日程で上高地から穂高エリアに行ってきた。もちろん紅葉目的である。
穂高の紅葉と言えば、涸沢カールが代名詞的な存在だが、私は過度の混雑が嫌いなので、もう行くことはないだろう。もちろん涸沢カールの紅葉は実に素晴らしいことに異論はない。また、そういった同じポイントに通い続けて、今年の紅葉は当たり年だとか、はたまたハズレだったとか評価して一喜一憂しながら、丁寧に撮影をしてベストな一枚に向かって撮り続ける写真家には頭が下がる。
ただ私はそれを是としない。私の求めている山旅と写真ライフは、“新しい発見”と“見慣れ感からの脱却”だからだ。
それは方向性の違いであり、優劣を付けるべきものではない。ただ私にとっては、どこそこのエリアの紅葉や花は○年ぶりだとかいう風評に対してあまり関心はない。そしてこれは達観ではない。だって、ハズレか当たり年かというのは人が決めることであって、どちらも尊重すべき立派な自然現象には変わりないからだ。
“新しい発見”は同じポイントでも見つけることはできる。同じ時期に訪れても“二度と同じ景色はない”と言われることは真だと思う。しかし下の絵のようにどこかのポスターや雑誌で見かけたことのある『定番のロケーション』であったとしても、初見で訪れる身としてはやはり新鮮さが溢れてくる。だから同じ山域でも、歩いたことのないコースを選ぶようにしている。
2つ目の命題である“見慣れ感からの脱却”を山旅をしながら得るには、やはり一般道を外れた場所ということになる。あるいは一般道であっても、とんでもない季節に行くかのどちらかだ。
そういった場所に行くには、ヘルメットとかザイルなどの登攀具を持参するケースもあり、そのために装備がかさむことになるが、それは工夫次第(たとえば今回のように営業小屋泊にするとか)で解決できることが多い。
そんなわけで各々の絵について、詳細な説明は省略するが、やはり穂高という素姓の良さが顕在化したかのように、どこにレンズを向けても素晴らしい絵が撮れると感じた。
そしてその情景に水という透明感が参加すると、この上もなく紅葉が引き立つ。その水は、雪渓でも好いし、また池塘であってもよい。もっと言えば沢なら動きも出るし、滝なら最高だ。
苦労もあったが、美しい各要素が緻密に合わさり、かつ壮大なロケーションだった。天候にも恵まれたことを感謝したい。
山行日:2014/9/26(金)〜28(日)
形態:ペア
天候:1日目=晴れ、2日目=晴れ後霧、3日目=快晴 撮影機材:PENTAX k-5,12-24㎜F4,18-135mmF3.5-5.6,samyang 14mmF2.8,O-GPS1 |




