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朝6時に起床。 テント内はバリバリに凍結※1していた。山ノ神が念のためにかけておいたザックカバーが霜っていたぐらい。もしかしたら私の顔面も霜が貼りついていたかも(やたら顔が冷たかったなー)。 2Lプラティ君に入れておいた水※2も7割型凍っていた。つまり本日はの始まりは、自分とため水の解凍作業から、ということになる。 次に凍結したすき焼きwを解凍し、うどんをぶち込んであったまる。これで大方の解凍作業は終了。まあテント内は雫だらけになったけどねー。 ※1:うーむ。ゴアのテントならどうなんだろう。比較してみたいなー。 ※2:この教訓を糧に、次の日はテルモスに水を貯めておいた。 小仙丈が朝日を浴びる。こちらはいい天気のようだ。 んで目的の山の方はというと・・・ 何やらガスが被っているやないのー! これはいけませんね。せっかく遠征したんだから、ここは晴れてもらわんとね。あと強風も収まって欲しいので、ここは一発入れておきましょうかw---『晴れ男光線、照射ァァアアアw』 あんましやりすぎると寿命が縮むんやけどね(どんな生物や)。 さて支度もできたし、歩き始めるとするか。アイゼンもハナから装着してね。 しばらくは沢沿い。堰堤がちょっとウザいなぁ。でも振り返ると仙丈が真っ白だね。 第3の営業小屋※3、仙水小屋に到着。北沢駒仙小屋と同様、ここも本日(1/3)までの営業とのこと。 小屋上のは小さいながらもテン場※4があり、無雪期に張られた読者の方々もいらっしゃるだろう。 小屋前には給水設備※5があり、「ボーリング水」なるものがとくとくと出ていた。ごくごくと飲む。流水はそんなに冷たくない。 ※3:北沢峠バス停近くの長衛荘(テン場なし)、北沢駒仙小屋(素泊まりのみ)、そしてここ仙水小屋が年末年始営業している。長衛荘はわからないけど、他の2軒は要予約とのこと。 ※4:樹林に囲まれてた静かなテン場のようだ。駒仙のテン場は広い。1名1泊500円。1/3泊の分は小屋閉めするため、オマケしてもらった♪ ※5:駒仙のテン場の水は、沢水を使用。いずれも雪を融かさないですむのは、非常に楽。そういう意味でも快適な冬山のテン場だと言える。 仙水峠近くまで来ると急に視界が開け、摩利支天の岩峰が現れる。 仙水峠は風の通り道になっていて寒い寒い。よってちょっと登って、樹林帯の中で休憩。ここから駒津峰(こまつみね・2752m)までは標高差500mの登りとなる。 しばらくは針葉樹に覆われていた上空も、登るにつれて次第に青空の占める割合が大きくなってくる。森林限界付近になると仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ・3033m)が、まさしく女王の優美な姿を見せてくれる。 駒津峰(右上)はまだかいなー。しかしこんなに天気がええのに、誰も登ってないんかいなw ようやく駒津峰に到着。軽身やけど結構時間かかった。ここで下から2名と東駒方面からの2名に遭遇。 ちょい逆光だけど、南アルプスの盟主・北岳(左上)から塩見なども遠望できる。 そして西側には昨日までいた伊那谷と中央アルプスの白いスカイラインが・・・ああ、実に美しい。西の駒や宝剣のとんがりも見えてましたがな。 しかしもうすでに時刻は、11:30やないの。案内標にはここから東駒まで1時間半て書いているし、大丈夫かいな?
おまけに山ノ神はこんな岩峰を目の当たりにして、こんなんムリや〜言うてるし(つづく) |
南・中央アルプス
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標高1000m弱の戸台の河原から歩き始める。駐車場は結構いっぱいだ。もっとも今日(1/2)から入山する人は、そんなに多くないだろう。 気圧配置から言うと、本日がいちばん冬型がキツい。北アは大荒れだろう。ここ南アルプス北部でも、稜線は雲に覆われている。 後からフツーじゃない気配を感じる。それはハンターと猟犬?だった。気さくな猟師さんのようだが、斜面を駆け登っていった。キジでも獲るのだろうか。あるいはrockさんが暇つぶしに現れたのかw 渡渉を何回かこなすが、基本的に単調な河原歩きだ。長い長い。まあ今日はテン場までのボッカに費やす日だから、ゆっくり登ればよい。 廃屋と化した丹渓山荘から先は、ようやく河原歩きから開放される。フツーの樹林帯を500mほど登っていく。背中には家と食料を積んでいる。肉と野菜は、前日に伊那市街のスーパーで調達したものだ。 南アルプスの原生林の中にいるのだが、何故か紀伊山地や屋久島の方が心を動かされる。苔が乾いているせいか、こころなしか色が薄く見えるからであろうか。 それにしても雪がない。標高1700m地点からポツポツと白いものが出てきた。テン場に雪がなかったら逆に心配だ。ペグを持ってきていないので、ちゃんと張れるかどうか。 下山してきた兄ちゃんに北沢峠の状況を訊く。雪はあるとのことでホッとする。ただし、道路(南アルプス林道)も含めて、ずっと前に降った雪はクラストしていた。 はじめての北沢峠。少し下って駒仙小屋のテン場で幕営する。 それにしてもめちゃんこ寒い(当たり前か)。まあ前日までぬくぬくしていたのだから、身体が寒さを拒否ってるようだ。 メシ食ったら一歩もテントの外へ出られない。まだ18時だというのに、着込んでカイロを貼りまくり、そしてシュラフをかぶって寝る。寒がりの山ノ神は3万円もするダウンジャケットを着用しているのだが、今度はフトモモが寒いと言い出す。こちとらその1/3の値段の化繊インサレーションで我慢してんやけど。 夜景の撮影?何それ(寒くてトイレにも行けない)って感じで夜は更けていった。 ******************************************************************************
山行日:2009/1/2(金) コース:戸台730〜丹渓山荘1100-1120〜北沢駒仙小屋1440 形態:ペア 天候:曇り時々晴れ 本日のエサ:すき焼き(また肉食うんかいw) |
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朝の縦走路から南駒ケ岳を見る。手前左側のピークは赤梛山(あかなぎやま)。その左に延びる尾根上のコブのようなピークは田切岳というらしい。 途中の鞍部から東側、すなわち南アルプスを眺める。イワギキョウが逆光で透ける。この縦走路は、終始南アルプスの主脈が屏風絵のように遠望できた。月並みだが、素晴らしいの一言に尽きる。 南駒に到着。ここからの眺めは空木岳以上に素晴らしかった。 仙涯嶺(せんがいれい・左)から越百山(こすもやま・右)へと、さらに続く中央アルプス。越百山は標高2613mと低いのだが、どうやらガスは南の方からかかってくるようだ。ここまで行きたかったが、またの機会にする。 北側に眼を転じれば、昨日から歩いてきた道。木曽駒・宝剣(左奥)〜空木(中央)〜赤梛山(右)。 越百方面からも何名か来られていたが、基本的に行き交う人は少ない。それもほとんどが単独行だ。こういうところって好き。いやそんなことより、ホントこの山は山容も眺望もベリーグッドよ。 今回、尾根上のお花は派手ではなかった(コマウスユキソウ除く)が、お花ファンの方には摺鉢窪カールを紹介したい↓ そして下っていくと、ミヤマキンバイやシナノキンバイが咲き誇り、 カール基部はミヤマキンポウゲやミヤマカラマツが風に揺られていた。 避難小屋には昨夜何名か泊まったようだが、この時間帯はまさにお花畑独り占め。至福のときを過ごさせていただく。 再び駒峰ヒュッテに戻り、デポしていた荷物を回収。空木平まで谷筋を降りていく。左側の尾根ルートの方が下山するにはちょっとだけ早いようだが、空木平経由の谷ルートを下った方がいいと思う。 それはお花がいっぱい咲いているから。特にチングルマが素晴らしかった。 セリバオウレンもところどころに。 空木平避難小屋と空木岳。水場はこの下の小沢から、かろうじて伏流水が出ていた。ありがたく飲まさせていただく。 まだまだお花畑は続く。 キスゲとか、 フウロとかも。あーでもここ(空木平)から尾根道合流点までは、虫除けネットかぶった方がいいです。アブとかじゃなくて、無数のアブラムシ(みたいなのが)喬木の葉の裏面に。 あとは短くない池山尾根をすたこらと下る。小地獄〜大地獄は、正直難所とは思えなかった。弥山川や大普賢岳の方がずっと・・・まあ事故ってのは樹林帯でも起こるだろうしね。 しかし最後(池山林道終点)は、タクシーを呼んだ。嗚呼ヘタレ山ヤの本領発揮。だって早く風呂に入りたいし、ETC割引時間帯のこともあるしね。 山行日:2008/8/3(日) ルート:駒峰ヒュッテ440〜空木岳450-545〜南駒ケ岳735-40〜摺鉢窪845〜駒峰ヒュッテ1100-10〜空木平1145-55〜小地獄手前1300〜池山避難小屋の水場1415〜池山林道終点1500 形態:単独 天候:晴れ 素晴らしき中アの名峰に感謝。特にミナミコマとスリバチクボは、イチオシです(了)。
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山行日:2008/8/2(土) ルート:千畳敷640〜檜尾岳1035〜熊沢岳1220〜東川岳1330-40〜木曽殿越1415-30〜空木岳1550-1600〜駒峰ヒュッテ1610 形態:単独 天候:晴れ後曇り 結局、計画通り駒峰(こまほう)ヒュッテまで行くことにした。木曽殿山荘で水分(ミネラルウオーター500ml×4+CCレモン500ml×1)を購入し、空木岳を越える。 できるだけ汗をかかないように、ゆっくりと登る。まあバテていたのもあるが、このときばかりはガスと西風のお陰で、水分の放散はほとんどなかったようだ。 木曽殿越から空木山頂までは、スカっと登りきってハイ終了というわけではなく、2つばかり岩峰を越えていかなければならなかった。さすがにヘロヘロになったがなんとか登頂を果たすと、すぐ下に駒峰ヒュッテが見えた。 駒峰ヒュッテは地元の山岳会が管理・運営する避難小屋である。夏山シーズンには管理人が常駐しているが、水や食料の支給・販売は一切行っていない。小屋はとてもキレイで、エネルギー源は太陽光とのこと。小屋の横には広々としたテラスがあり、お天気の日にはそこで会食するのもよかろう。 小屋内は1Fが自炊及び食事スペース+管理人部屋。2Fが寝室スペースで、シュラフは持参した方がよい。利用料は寸志とのこと(2〜3k程度)。この日の宿泊者は合計17名で、まだ余裕があった。 午後6時近くになって、やはり木曽殿山荘で宿泊を断られた単独行の男性が半泣き状態で飛び込んできた。水のありそうな空木平(避難小屋)までは、もう歩けないと言う。一同、ガハハと笑いながら「まあここでゆっくりしてきな」と声をかける。 さて翌日の行程だが、当初の計画では越百山まで縦走し、飯島町のシオジ平へと下山するつもりだった。しかし管理人さんに訊くと、「あのルートは崩壊が激しく、特に下山時は危険だからやめたほうがいい」とのこと。強行突破も考えたが、安全を優先し、南駒ケ岳までピストンして池山尾根を下ることにした。 **************************************************************************** 翌朝3:30起床。朝食を摂り、軽身で再び空木岳ピークへと向かう。 八ヶ岳方向から曙光が射し込めてくる。 空木山頂がピンク色に染まる。今日もいい天気のようだ。 今日の目的地、南駒ケ岳とその縦走路。 伊那側の谷間を埋める雲海が、朝日を受けて輝く。 快晴の朝だが、かなり風が強い。だがそのせいか、昨日歩いてきた檜尾岳からの縦走路を滝雲が流れていた。右上は乗鞍岳。 稜線はもう夏を終えようとしていた。 (まだまだつづく)
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縦走路の進路を南へとる。濁沢大峰から檜尾岳(中央ちょい左手前のピーク)を目指すのだが、すごく脚が重い。というかやはり背筋に悪寒が走り、地に付いていない感覚だ。 後になって考えてみると、これは睡眠不足+高地順応不足(いきなり2600mからスタート)からくるものだと思われる。2日目はこの症状?がピタリと治まったことからも、多分そうじゃないかな。 稜線のお花は種類が少ない。前出のコマウスユキソウの他にはタカネニガナとイワギキョウが中心。ミヤマダイコンソウも多かったのだが、盛りを過ぎているようでかなりショボイ格好だった。 わたし、イワヒバリで〜す。中央アルプスには雷鳥さんはいませんのですよ。 というわけで千畳敷から檜尾岳まで何と4時間もかかってしまった(標準CTは3時間弱)。本日の予定は、右端にある熊沢岳(岩峰がちょこんと突き出ている)から東川岳へとギザギザの尾根を歩き、一旦木曽殿越へと下り、空木岳に登り返す行程がまだまだあるのだ。 ルートは尾根上か、木曽側を巻き気味に敷設されているのでお花は少ない。おそらく木曽側は強風帯なのだろう。それでも時折、東側(=伊那側)に出ると、こんなお花畑を見ることができる。 熊沢岳の岩峰。まるで要塞のようだ。中ア稜線部は花崗岩とハイマツで構成され、北アでいうと燕岳周辺のイメージに近いかな。コマクサはほとんどないけど。 ぼく、ホシガラスで〜す。剥製じゃありません。 そんなわけで14:15、ようやく木曽殿山荘へと到着。この下の水場でたんまりと水を補給して・・・あれ? み、みずが涸れてるとなぁ〜!!!! 本日宿泊予定の駒峰ヒュッテ(空木岳山頂直下の避難小屋)は、水場及び水の提供は無いのだ。 臆崖道「いちばん近い出てる水場はどこでしょうか」 小屋番「ここがこの状態ですので、空木平や摺鉢窪は出てない可能性が高いです。確実なのは池山ですね」※池山の水場は空木岳から1100m以上も下ったとこじゃー(怒) ならばここで泊まった方が無難か。体調も悪いし。 小屋番「本日はもう予約でいっぱいですので、ご宿泊はお断りしています」 中アは甘くなかった〜 ガスの切れ目から空木岳(木曽殿越から標高400mほど上がる)が、鬼門のように聳立(しょうりつ)していた。 (さあ、どないする?ということでつづく)
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