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3度目の千畳敷へ。始発のロープウエイを目論んだが、菅の台のBSでは100人以上の行列。さすがに人気エリアだけある。山屋としてはRWなど愚の骨頂かもしれないが、私はタクシーも含めて「あるものは利用する」タチなのでw ほとんどの登山客は乗越浄土の方へと登っていく。やっぱりお目当ては木曽駒や宝剣だよね。私はというと島田娘の方へと登る。 間ノ岳・濃鳥岳と塩見岳の間にぽっこりと富士山。ああニッポン万歳w チングルマはいちばん好きな花だ。ハクサンコザクラは?って。そちらはいちばんのお気に入り(どないちゃうねんw) 稜線に出る。左キソコマ、中央のとんがりが宝剣。 今回の初見花=コマウスユキソウ。めっちゃラブリー(ここ中アの固有種らしい)。濃紺はイワギキョウ。バックに三ノ沢岳。 こちらは南側の稜線展望。左側が空木岳、いちばん奥が南駒ケ岳。 天気はすごくいいのだけど、何か調子悪い。ちょっとした下りで背筋が寒くなるのだ。こんなの初めて。もしかしたら高所恐怖症がいきなり発症したのか?
(不安を抱えてつづく) |
南・中央アルプス
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山行日:2008/7/21(月) コース:千枚小屋620〜椹島1030 形態:単独 天候:快晴 千枚小屋は樹林帯の中にあるが、小屋前の広場からは東側の展望が開けている。とりわけ富士山を眺めるのはうってつけのロケーションだった。 ご来光は晴れ過ぎていて平凡なものだったが、それでもありがたくエネルギーをいただく。 こちらは富士山の右手に見える笊ヶ岳。2つのコブが特徴的だ。 今日は下るだけだが、エサを食い尽くしているので、しこたま朝ご飯を詰め込む。南アルプスの小屋は食事が×だという噂は、千枚小屋には当てはまらなかった。 それからゆっくりと小屋周辺を散策。付近はシナノキンバイや高茎植物を中心としたお花畑になっている。また別棟の百枚小屋の裏手からは、赤石岳の展望も。赤石小屋の赤い屋根も確認できた。(赤石〜小赤石岳と月・RVP100) かつて樹木の切り出しに使われていたという道を、だらっと下る。(ちょっと神秘的な駒鳥池) 密な針葉樹林の中なので、基本的に山は見えない。ただ途中一箇所だけ林道に上がるところがあり、そこの見晴岩からはこの三日間の思い出の稜線を振り返ることができた。(左より悪沢岳〜丸山〜千枚岳) **************************************************************************** 【今回出会ったラブリーな生き物たち】 (この項、了)
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山行日:2008/7/20(日) コース:赤石岳避難小屋620〜小赤石岳650〜大聖寺平750〜荒川小屋830-905〜中岳避難小屋1110-20〜悪沢岳1315〜千枚岳1435-45〜千枚小屋1515 形態:単独 天候:曇り時々晴れ 荒川小屋に着いたときは、ガスが晴れかけていた。 とりあえず評判の手作りカレーを注文。かなり昼食営業には早い時間だったが、快く作ってくれた。てんこ盛りというわけではないが、野菜とルーのバランスがとても美味しいカレーだった。 テン場にある水場もじゃーじゃー出ていた。ここに張るのもよさそう。 エネルギー充填。さて悪沢岳を目指して出発。 この時間帯がいちばん天気がよかった。 荒川中岳直下の有名なお花畑と赤石岳。ここのお花畑は残念ながら、ちょっと早かった。おそらくこれ書いている今頃が見ごろ。ここが満開のとき・・・ゾクゾク。 中岳方面から大勢の登山客が降りてくる。聞くところによると昨日の千枚小屋は、恐ろしい状態だったそうな。時計回り周回にしてよかったと実感。 中岳避難小屋で一服。悪沢岳はここからちょいと下って、そこからドーンと登る。 んでもって、ここからの、つまり悪沢岳南面のお花がスゴかった。 ミヤマオダマキ。これも今回初見。特徴ある姿なので、忘れることはないだろう。これでキンポウゲ科らしい。 標高的には日本6位の山頂に到着。ここから先は赤い石(ラジオラリアチャート)の稜線。その先にはホントにまあるい丸山ピークがある。 その丸山を越えると、今度は喬木と岩稜のコントラストの千枚岳へと、アップダウンの行程となる。この一連の尾根歩き、変化があって結構楽しい。 千枚岳の岩場にひっそりと咲いていた可憐な花。その名はミヤマムラサキと言うらしい。ハクサンイチゲやミヤマキンバイの群落もそれはそれは素晴らしいが、こういった厳しい環境で生き抜く高山植物が特に好きだ。 千枚小屋のおねーちゃんに、何で半時計回りのルートで周回するのかと尋ねたら、 ・ほとんどのガイドブックが、そのコースを紹介している。 ・千枚小屋への登りが緩いため、一日目が楽(でも下りが苦手な人もいるので、必ずしもこのルートが良いとも言えないとか)。 ****************************************************************************** この素晴らしい花ロードですが、へたっぴ臆崖道よりも、格段にハイレベルで撮られた方を紹介します。
→白音さんという方のサイト。とにかくお花畑の写真が素晴らしい! 構図と被写界深度の組み合わせが絶妙です。こういった写真を撮りたいのですが、デジイチ導入してみようかな〜 |
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(朝日を浴びる聖岳。この山にも登攀意欲が湧いてくる) ************************************************************************* 夜8時の消灯まで、1Fではささやかな宴会が催された。管理人さんの振る舞い酒と、よもやま話で楽しいひとときを過ごす。管理人さんは7〜9月の3ヶ月間、この避難小屋で常駐しているとのこと。夏山最盛期ならまだしも、お盆を過ぎるとめっきり人が少なくなり、さらに赤石岳は非常にガスがかかりやすい山らしく、それはもう刑○所みたい?とか。 あっ、ちなみに前記事で出てきた過剰なリアクションの結果がこれ↓ 事前情報はまったくなく、粋な計らいには素直に嬉しかった。みなさんもこの記念品をゲットしたい場合は、一日で椹島からここに泊まりにきてください。 満月に近い夜のため、星を観るのには適していなかったが、 それでも夜半過ぎ、月光に照らされた稜線をしばらくぼーっと眺めていた。聖岳の向こう側に雲がひっきりなしに流れたいた。 しかし薄明が始まるころ、信濃側からガスが巻き上がり、ショッキングな状態に。イッキに欝な気分が支配する。やはりガスがかかりやすいというのは、本当らしい。 小屋でフテ寝したろかな?と思いきや、管理人さんから「ガスが晴れてきたぞ」との声。 あわてて山頂までカメラを抱えて登る。 (赤石岳山頂でご来光を迎える人々) (満月と影アカイシ) (ここじゃないけど中岳避難小屋の管理人さん曰く「この山はなんて言う山ですか」と訊いてきた人がいたそうなw) この素晴らしい日の出をご馳走になり、小屋に戻って今度は自分の腹も膨らませることにする。 んでもって出発。あれ?また真っ白になっているやん。 んー、どうやら本日は南から湿暖流が入ってきているようだ。北アでは霧雨模様だったそうな。ここでは雨は降らないだけまだマシか。 小赤石まで来たが、ますます視界は悪くなっていった。 仕方ない、お花でも見ながら歩くか。 (稜線に咲いていた小さな花。何だろう) (やっぱり晴れた方がキレイだよー) (赤 ミヤマシオガマ・青 オヤマノエンドウ・黄 ミヤマキンバイのトリコロールカラー) (ガスに絡まれながらもさらにつづく)
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(稜線の花が夕照に染まる。左奥のガスから垣間見るのは聖岳) ************************************************************************* 山行日:2008/7/19(土) コース:椹島740〜赤石小屋1155-1220〜富士見平1330〜北沢源頭1455〜稜線分岐1625〜赤石岳避難小屋1705 形態:単独 天候:晴れ時々曇り チングルマは非常に少なかった。稜線近くにちらっとだけ。 あと一息で主稜線だ。まだまだ残雪多い北沢カールと、真ん中のピークが赤石岳。 ひっそりとミヤマクワガタ(たぶん)が咲いていた。初見。 こちらはおなじみイブキジャコウソウ。 でかいミネズオウだと勘違いしていたのは、シコタンソウ。おそらく初見。 稜線付近の3大主役のひとつ。オヤマノエンドウ。北アルプスでは見たことがない、というのも6月ぐらいに咲く花だそうだ。今年は残雪が多いため開花が遅れたとのこと(赤石岳避難小屋の管理人さん談)。っちゅうことは、ラッキーなんだ♪ ちなみにあとの2種類は、ハクサンイチゲとミヤマキンバイ(当社調べ)。 9時間余りかけてようやく赤石岳山頂に到着。はー疲れた〜 眼下(20mぐらい下ったとこ)にあるのが、今宵泊まる赤石岳避難小屋。避難小屋と言っても、7〜9月の間は管理人(1名)が常駐。素泊まり4500円(寝具別)也。あー、ちなみに水場はないので、北沢源頭で6Lほど担ぎ上げたよん(私しゃ人一倍水を飲むのだ、酒を飲まないかわりに)。 夕暮れまで時間があるので、晩御飯を作る。本日のメニューはアルファ米+スープカリー(レトルト)。 ちなみに管理人さんから「どこから来たの?」と訊かれ、「椹島です」と答えると、 『エライ!!』 と大きな声で褒められた。えれー大袈裟だなーと思ったが、そのリアクションの訳は後ほど。 日没のイベントを見るために再び山頂へ。 小赤石と荒川三山が、美しいたそがれ時を迎える。まさか南アルプスで夏山の夕日を見れるとは思わなかった(盛夏はガスに覆われることがほとんど)。 努力は報われる?(涙雨に流されることもしばしばだけどねー) (もう続けなくってもいいって?)
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