臆崖道の山日記

何かこのブログも閉鎖されるみたいですねw

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たいせつな沼(3)

沼巡りも終盤が近づいてきた。沼巡りコース中で、最も標高の高い地点(標高1500m弱)なので、東大雪山系などの山並みも、よく見ることができる。
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ラス前は“高原沼”。緑岳がその向こうに見える。
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その緑岳の山麓というか、第一花園辺りがすごいことになっていた。
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高根ヶ原付近の稜線直下の紅葉は、進み方が遅い箇所と、少し盛りを過ぎた箇所が混在していた。
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高原沼はかなり大きめの池塘。お昼前だと少し光線状態が悪くなるが、この撮影ポイントも有名なところだ。
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この辺りからナナカマドが目立つようになる。涸沢のように燃えるごとくの深紅ではなかったが、ここのオレンジの色づきも趣がある。
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ラストの沼は“空沼”。水深こそ浅いが最大の沼で、掉尾を飾るに相応しい雄大な沼だ。
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名前は“空”かもしれないが、遠景近景ともに内容充実で、まさにフィナーレ。クラシック音楽に例えると、シンフォニーあるいはソナタの最終楽章で、速度と曲想標語は『アンダンテ・モルト・エスプレッシーヴォ』になろうか。
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名残惜しい空沼を去り、樹林帯へと入っていく。
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主役はナナカマドからダケカンバに再び交代。
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ヤンベタップ沢沿いを歩くので、湿地帯(=どろんこ地帯)とはお別れできない。
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少し雲が増えてきたようだが、それを払拭するかのように、ここでも眼がチカチカするような抜群の染まりっぷりを愉しむことができた。
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そしてヤンベタップ沢と合流し、水の流れる紅葉の景色に変わる。
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ヤンベ温泉(入湯不可)を通り過ぎ、ヤンベ分岐で一周を終える。
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12時に高原温泉に帰着。おおよそ4時間の紅葉の沼巡りだった。まことに素晴らしい、忘れることなどできようのない錦秋の山旅となった。
さて、目の前にある『1年が123日の温泉宿・大雪高原山荘』の名湯で、紅葉の余韻に浸りながらの入浴!ってのが定番だろうが、我々はそうしなかった。
いや、そうできなかったのである。



山行日:2015/9/21(月)
撮影機材:PENTAX k-5IIs,16-85mmF3.5-5.6,300mmF4







たいせつな沼(2)

緑沼は草紅葉と化した下草が、浮き草のようにアクセントとなっており、私のお気に入りの沼だ。
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エゾオヤマノリンドウが、高山植物の掉尾を飾るように控えめに咲いていた。
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立て続けにステキな池塘が現れ、山ノ神の眼もハートマークになっていたが、それは私も同じ。そしてその余韻を冷ますように、しばらくは沼から離れ、沢筋を2本ほど渡渉する。
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2つ目の沢型では、蒸気が噴き出している箇所があった。う〜ん、温泉天国、北海道
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そして再び沼ラッシュ。まずは“湯ノ沼”。ここではまだ緑が優勢かな。でも全部すべてが真っ赤っかだと、これまた食傷気味になること、間違いない。上品な紅葉沼もあってよいと思う。
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しばらくは沢沿いに進む。次第に頭上は開けて行き、高根ヶ原辺りの稜線が見えてきた。
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その大雪山系主稜線をバックに、“鴨沼”が現れる。
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平ヶ岳が壁のような存在で、季節風からこの紅葉たちを護ってくれる。
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この間、食事は一切摂っていない(いつも撮影に夢中になると、食べる行為を忘れてしまう)。もっともヒグマ対策の観点から、この大雪高原では、緑と大学と高原沼の3箇所しか食事はNGとなる。
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徐々に高度も上げるため、さらに視界が広くなってくる。
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“エゾ沼”が少し水面を揺らしながら、我々を歓迎してくれた。
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このエゾ沼も実に素晴らしい。喬木と灌木が全妙のバランスで池塘の背景を形づくっている。
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そして眼が眩むようなカラーのグラデーション。
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さらにはほど良い広さが相まって、いつまでも眺めていたい気分になる。
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だがそんな感動も、次の“式部沼”でさらに逝きそうなってしまった。
何と言っても遠くに見える緑岳の存在が好ましい。そしてナナカマドの赤がことさら映えるこの式部沼を見せつけられると、もう笑うしかない美しさだ。
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振り返ると、東大雪山系の石狩岳らしい山姿が。
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どうして、こんなにニッポンの自然は美しいのだろう。
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立ち寄り可能な池塘も残り3つ。まずは、“大学沼”。
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平ヶ岳付近の切り立った岩盤が、迫力ある風景を造っている。
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障壁の斜面には万年雪も。そして気になるピナクルがあったので、引き寄せてみる。
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その尖峰は、驚くことにハイマツで覆われていた。
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垂壁のように見える岩盤斜面も、実は様々な植生がまとわりついていた。そしてそれらは、それぞれの秋を謳歌していた。
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北海道の山岳はいい。何と言っても、その広さを感じることができるから。そしてその広い場所を彩る、固有の植生が多いから。もっとも私は、まだその多くは知らない。
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(つづく)

たいせつな沼(1)

9/21(月)6:30、朝霧漂う大雪湖レイクサイトには、行列ができていた。
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行列は2列あり、ひとつは銀泉台方面へのシャトルバスを待つ者たち。もうひとつは、高原温泉へのそれを待つ者たちで、我々もその列の末尾に加わった。
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銀泉台行きのバスは続々と来たが、高原温泉行きは定刻(6:30)になってもまだ来ない。こういう遅延は焦っても仕方ないのだが、私は2つの理由で1分でも早く高原温泉へと行きたいのだ。
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ひとつは本日の天気予報の問題。ヤマテン(山岳専門気象配信サービス)の予報によると、こう
『21日:日本海の高気圧の北側を回る湿った空気が入る。この影響で、朝のうちは晴れる時間もあるが、表大雪の稜線や十勝西面を中心に、日中は霧の広がりやすい一日に。夕方から夜にかけては大気がやや不安定となり、にわか雨の降りやすい天気に』
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大雪高原は表大雪の主稜線の東側の中腹にあるので、比較的西〜北風の影響を受けにくい場所(つまり、涸沢カールや裏剱と似たロケーションにある)なのだが、それでもこの景観においては陽光が欲しい。だから午後の天気が崩れる前に、この山行を完遂したいのだ。
そしてもう一つの理由は・・・それは後述する。
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シャトルバスは約20分遅れで到着した。何でも、バス格納地点からこちらに向かう際、対向車がエンストしたために遅れたとか。もう!
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高原温泉では、ヒグマのレクチャーを受講し、それから入山することができる。我々は理由その2の下準備のために、またしても出遅れてしまった。まあ、もう焦っても仕方ないだが、ヤンベ分岐まではかなりハイペースですっ飛ばす。
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エゾイタヤの黄葉が美しい。
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そしてダケカンバも様々なグラデーションを展開する。ここではブナは存在しない。主役はダケカンバだ。
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背の高いダケカンバの黄葉、そしてそれよりも低いカエデ科の黄色やオレンジ、そして深紅に染まったナナカマドが、見事なまでのグラデーションを描いている。
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それにエゾマツ、トドマツなどの針葉樹が加わり、さらには足元には湿地や池塘が広がっていく。
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このコースにおいて、足回りは長靴が最強だ。それは泥濘つまり泥んこのトレイルが多いから。このように木道が敷設されていたら、運動靴でも何てことはないが、必ずぬかるみでエライ目に遭うことになる。
もっとも我々は理由その2のため、足回りは登山靴&スパッツだが。
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この池塘は、このエリアに数多く点在しており、いわゆる“高原沼”と呼ばれている。それを一周するのが、沼巡りコースだ。基本的には左回りとなっており、食事可能なポイントも指定されている。それはもちろんヒグマ対策であることは言うまでもない。
これは最初に出合う高原沼で、名は“土俵沼”とのこと。
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お次はミズバショウも咲くと言われる“バショウ沼”。水面に浮かぶ水草が特徴である。
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そして“滝見沼”で、前半のクライマックスを迎える。
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解説不要の佳景だが、西日本はもちろん、中部山岳でもこの景色は観ることができない。色の彩度がどうのこうのとか、色数がなんたらとか言うものではない。植生が違うから、景色が違う、つまりここのアイデンティティがある、ということに他ならない。
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植生にこだわっても、小難しいことを抜きにしたとしてもいい。また写真はなくてもいい。多少の混雑はあるが、涸沢みたいなアホほどのごった返しになることもない。同じニッポンなのだから、この優れた山岳風景を、できるだけ多くの人に観てもらいたいと思う。そしてできたら、下界の紅葉、またそれぞれの地元の山岳紅葉と比べて、その違いを感じて欲しい。
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それがバイオダイバシティ(生物多様性)なのだから。
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(つづく)





層雲峡にて

今回の北海道観光旅行で、最もココロに残ったのは十勝三股だったが、何故か層雲峡には3日間、そこに居た。
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層雲峡も紛れもない観光地であり、混雑はしていなかったが、アジアから来訪したゲスト(つまりは中国人)も見かけた。そして私は、そこで何をするわけでもなく、かなりダラダラと過ごした。
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(流星の滝)

滝好きな性分もあって、一応、銀河・流星の滝は観瀑しにいった。
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とはいえ、この二つの滝を同時に観瀑できる高台に上がるでもなく(知らなかった)、また層雲峡らしいダイナミックな渓谷である『大函』に足を伸ばすでもなく、非常に中途半端な観光となった(以下、銀河の滝)。
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このときの層雲峡はすでに紅葉が始まっていたが、風が少々強く、またやはりというか、当たり前に気温は奈良よりも10℃ぐらい寒いように感じた。
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ロープウエイに乗れば容易に黒岳まで登ることができるが、既に紅葉は終盤を迎えていたとのこと。ただ、下から見上げた印象では、中腹はかなり最盛期のように思えた。
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層雲峡温泉に入湯するわけでもなく、黒岳に登ることもせず、本当にダラダラと過ごした。イタ飯屋で酒を飲んだりして、食べることはしっかり堪能したが。
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我々は“食べる”ことは大好きな食いしんぼうなので、とにかくよく食べた。そして私は、加えて、お酒もよく呑んだ。
北海道から帰ってきてから計測したが、体重が増えていたのは言うまでもない。
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撮影日:2015/9/19(土)〜21(月)
撮影機材:PENTAX k-5IIs,16-85mmF3.5-5.6

晴れの美瑛

青い池を観賞した後は、展望花畑『四季彩の丘』へ。
富良野エリアと言えば、ラベンダーが有名だが、さすがにその花期は終了していた。
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しかし、マリーゴールドやケイトウ、サルビア、コスモス、百日草、ひまわりなどの数々の花畑が、広大な土地に咲いていて、なかなか楽しませてくれた。
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ありがたいことに晴れ間が出てきた。青空ものぞき、途端に冷たいものが欲しくなった。
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四季彩の丘を辞した後は、富良野線の西側にある丘陵地帯へ。
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  (親子の木;2つのカシワの樹に挟まれた小さな樹がカワイイ)   (セブンスターのパッケージで有名な木)


北海道の“広さ”を味わえる、いい場所だった。別に山に登らなくていいぐらいの気分(笑)。
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撮影日:2015/9/20(日)
撮影機材:PENTAX k-5IIs,12-24mmF4,16-85mmF3.5-5.6


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