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ご存知の通り、消費税が8%となった。それに伴い(それが理由だと思う)、今年度の山小屋の宿泊料金もUPしているところがほとんどである。
穂高岳山荘の2013年度の宿泊料金(2食付)は9600円だったと思う(元から高いが、価格転嫁はしていないことになる)
施設利用料に転嫁することは、増税の主旨からして当然の結果だ。是非とも従業員のベアを実現してもらいたい。
特に北ア山小屋の中でフラッグシップカンパニー的な存在である(黙っていても客が泊まりに来る=おそらく全ての山小屋の中で最も採算性が高いと思われる)燕山荘グループ、宿泊料金もフラッグシップを掲げているようだから、その責任は重い。
燕山荘の2013年度の宿泊料金(2食付)は9500円だった。よってこの9800円という値は、至極正確な転嫁で評価できる。 この辺りは、槍穂上高地ブランド?で、どこもかしこも9000→9500円へと料金UP。しかし上の燕山荘に倣うならば、9250円か9300円にすべきでないかい?(アバウト感は払拭できない)
双六グループも三俣グループも数年前は8400円ぐらいだったと記憶しているけど、1万円近くになるとちょっとお高い印象になってしまった。
対してこの前宿泊したお気に入りの位ヶ原山荘は、転嫁していない(と思う)。経営者の六辻さんが一人で切り盛りしているからかもしれないけど、積雪期(すなわち車道が開通していない時期)はずいぶんと割安感がある値段だ。
立山エリアも、後立山エリアも大体が一泊9500円というのが、横並びとなっている。
八ヶ岳エリアはよくわらないが、代表的な山荘である赤岳鉱泉は昨年も9000円だったから、転嫁していない模様。
南アはどうか。こちらは昨年度より料金UPしているので、転訛しているようだ。
ところで幕営料金のUP度が、小屋によってまちまちだ。テント泊の場合、八ヶ岳エリアを除いて、どこもかしこも一人一泊500円というのがスタンダードだったはず。それが足並みが揃っていない(揃える必要もないだろうが)。
槍ヶ岳山荘、穂高岳山荘、涸沢国営キャンプ場、双六グループが1000円となっているが、穂高岳山荘の2013年度は700円だったと思う(他は500円)。穂高テント場は水が別料金だったため、むしろ安くなっているのかもしれない。じゃあ、槍や涸沢、双六グループは純粋に500円UPだと思うので、+3%の転嫁という主旨に反していないかい?(514円か百歩譲って600円に止めるべき)
他のサイト(一例だが)の幕営料金は、
●雷鳥平や剣沢は500円のまま?(まだ変更されていないだけ?)
●常念サイトや東海フォレスト系は600円
●白馬エリア、燕、横尾などは700円
●笠、徳沢、北岳山荘サイト、三俣グループは800円。但し、南ア北部は本当に小屋ごとにまちまち。
まあ、穂高岳山荘のテントポリシー文や、冷池山荘グループにおける情報などでもわかるように、人気のエリアのハイシーズンには、テントサイトが足の踏み場もないぐらい混雑するようになってきているのは事実のようだ。
4人連れ(?)がそれぞれソロテントを持ってきて設営するという、極めて不効率かつ幕営管理側にとっては迷惑な風潮が流行しているためだ。
何とかならんかね、これ
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山の雑談
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内容はタイトル通り。
まあ“山登りという行為を楽しむ”行為にとっては、そりゃあ快晴
しかし風景写真を撮る場合、ドピーカンがかえって邪魔になる場合もある。
代表的なケースとしては、お花
樹を撮る場合も然り。ハイライト部分とシャドウ部分のコントラストが強すぎると、絵としては好ましくなくなる。
上の2つの絵は屋久島で撮影した樹(左:ヤマグルマ,右:ヤクスギ)だが、晴天下で撮ったため、白トビと黒ツブレが絵を台無しにしてしまっている。
これを防止するためにはソフトな光線、つまり曇り
次からの絵に登場する樹は、私が屋久島の中でいちばん好きなハリギリだが、これも晴天だと何を撮っているのかよくわからないことになる。
ハイコントラストな絵は立体感はそれなりにあるが、黒ツブレ部分のディティールは死んでいるし、背景が明るすぎるため眼がどうしてもそこに行ってしまう。
これを曇りのときに撮るとこうなる↓
超広角で撮っているため、左下の人物の樽型湾曲に違和感を覚えるかもしれないが、それは無視願いたい(笑)。樹の絵としては、全体像と細部の両方が主張できていると思う。
同じレンズで構図を変えると、さらに躍動感と広がりをも“語る※”ことができる。自分で言うのも何だが、数少ない傑作だと思っているので、この絵を拙の年賀状で見た方も多いだろう。
※写真とは、光や影がどうのこうのではなく、言いたいことを“語る”ものである。
強すぎる日射がジャマになる被写体は、滝(特に陰影が写り込み易いもの)の場合にも当てはまり、そのケースもやはり曇りがベターとなる。
しかし普遍的な、いわゆる“山岳写真”の場合、ほとんどは青空がバックでドピーカン、そして朝8時までの斜光線という絵が一般的だろう。特にカレンダーや商業的ポスターの場合は、ほぼそれオンリーだと言っても過言ではない。
まあ素人受けはするだろうね。
しかし余りにもドピーカン過ぎると、ありきたりの絵=面白味に欠けるきらいも出てくる。
次の絵は、2つ前の記事である高島トレイル合宿の2日目に撮影したものだが、
もし背景に全く雲がない青空だらけだったら、絵としては動きがなくなり、フツーの雪稜の絵になってしまうだろう。
上の絵の3分前に撮った絵を下に示す↓
青い爽快感の部分はなくなるが、ガスの躍動感が出る。また見えない方がいい部分をガスが隠してくれるので、好みによるが、私はこの方がいいのかな?と思っている。
それでも青空が恋しい方は、これならいかがかな?
右下の青いゴーストはご容赦ください_(_^_)_
これもバカっ晴れのときに撮ったら、面白くも何ともない絵になっただろうが、太陽方向にガスが残ってくれていたので、雪稜に幻想的なイメージを与えてくれた。
写真は、あまり固定概念にとらわれない方がよろしい。
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もうひと月近くなるけど、rockさんから獲りたてのナメコを送っていただいた。
上の絵は小さめのナメコだが、大きめのは茹でて大根おろしと一緒に食べる。いい味が出て美味しい。
天然ナメコは乾燥モノ(雪山で先輩に獲ってもらったものを鍋にして食べた)はあるが、生モノを自分ん家で食べるのは初めて。
(上は蛸飯、右はいぶりがっこ) 残りは水炊きのいいダシがあったので、鶏と一緒に鍋にした。寒い11月だったので、あったかい食卓となった。
今まで山菜やヤマドリもいただきましたが、rockさん、どうもありがとうございました。
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もう半月以上が経過しているが、年度末に所属する会の定期総会(第45回)が開催された。ちなみに拙は2年前からその事務局を任されている。山岳会というのは一種の互助組合みたいなもので、趣旨に賛同し会費を払えば誰しもが入会でき、トレーニング代を払わなくても各人がやりたいことのスキルアップができる。ただし、団体行動の責務は負わなくてはいけない(勝手気ままは許されない)。
そしてそういった講習(教育)や会計・機関紙発行・保険・イベント運営・そして事務方は、各運営委員が選出されボランティアで執り行われる。
この定期総会の準備と開催は事務局のシゴトなので、2〜3月はそこそこ忙しかったが、常に忙しい会長の任務に比べればカワイイもんだろう。なにしろ会長は、会全体の切り盛りに奔走しつつ、また上部団体である県連や全国連盟との折衝にも忙殺されるわけだから。
当会は会員数約120名を有するが、私個人としては数はどうでもいいと思っている。ご多分に漏れず高齢化が深刻となっている当会は今後減少していくだろうが、それはそれで仕方のないことだろう。問題は、その活動内容だ。
当会は一応、ハイキングから岩・沢・雪までの総合山岳会を掲げている。それぞれ趣向は会員ごとに異なるが、種目ごとの“例会山行”が企画されてきた。しかし近年、その例会に参加する人数が減ってきている。そして気の合ったグループだけでまとまって行く“自主山行”が増加している。
もっともそれ(自主山行)を規制するわけにはいかない。ただ、その風潮がどんどん加速されていくと、総合山岳会は名ばかりのものとなり、(見下したような表現で大変失礼だが)そこらにゴロゴロある山のサークルと変わらないだろう。
実のところ、会員数数万人の総合山岳連盟と、ネットで募集した数名規模のハイキングサークルとでは、法令上は同じ任意団体なのだ。法人化されている山岳会などは、ほとんどないはず。
そして時代の流れは確実に体育会系から個人主義のネット社会へと変革しているのは、紛れもない事実だ。それに抗うのは無意味なこと、という意見もあろう。実のところ、これを書いている私でさえも、いつも自由気ままな山行がしたいと思っているぐらいなのだ。
今回、この会場に集いし会員は46名。昨年よりも10名ほど多かった。
出席率の高さは何を意味しているのかはわからないが、4時間近くの時間をかけて討議したことは大いに意味があったはずだ。
この年度末で当会をずっと引っ張ってこられた重要人物2名が会を離れた。今までどれだけその2名から恩恵を受けたかわからないぐらい、逆に言えば依存度は高かった。しかし残った会員の中から何名かのリーダー格が、それを分担しつつ引き継いでいくフライトを始めたばかりだ。
そして経験は浅いが、若く、そしてやる気のある人たちの胎動が聞こえてきている。
スキルのない私にできることは?---もう少し、事務方として尽力していくことを決めた。
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※この話題は全く山には関係ありません。基本的には山に関すること以外は書かないのだけど、この映像作品だけは別
連続ドラマ版に関する記事は→こちら。
かねてより期待していた映画版“ストロベリーナイト※”を観賞した。
実に暗く・ひたすら重たく・そして切ない映画だった。山ノ神的には『もっと明るい映画見よう〜
※原作小説は誉田哲也作『姫川玲子シリーズ』が正しい作品名。“ストロベリーナイト”はそのシリーズ1作目に当たる。詳しくは→こちら。
ネタバレになるので、映画の内容については詳しくは書かない。
全編を通じて雨が降っていた。これはサブタイトルに起因することは言うまでもない。
(人気の西島秀俊演じる「菊田和男」) (「姫川玲子」と本編の準主役である「牧田勲」) ネット評では「フジテレビの常套手段(TVドラマ→続編は映画化)だ」とか「わざわざ大スクリーンで観るまでもない」とか言われているが、雨にこだわった映像は美しく、つきもののグロい死体シーンも後味が悪いものではなかった(かと言って安っぽいCGでもない)。一応PG-12指定
確かに連続TVドラマ版よりも暗さに拍車がかかった。唯一クチビルが緩むのは、「井岡博満」が絡むシーンのみ。それも前半だけ。TVドラマ版ではちょっとウザかった井岡だが、この映画版では井岡が登場しないとさすがの私も鬱病になってしまうぐらい重たかった。
ワタクシお気に入りの「今泉春男(係長)」は、なんと病気で入院中の設定。そしてTV版では姫川の敵役みたいな存在だった「日下守(主任)」「勝俣健作(主任)=ガンテツ」たちが、どちらかと言えば姫川を支えるような存在になっていたのが意外だった。
またイケ好かない上司である「橋爪俊介(管理官)」も、ずいぶんと憎めないキャラに変貌し、これにもアレ?っと思わせられた。
でもいちばんオイシイところを取っていったのは今回初出の三浦友和演じる「和田徹(捜査一課長)」。
まあ、TV版を見ていない方も含めて、こういう重たくて誰もハッピーにならない映画を観たい方はどうぞご覧になってくださいまし。
この映像作品では、サブタイトル(原作小説の題名)がトップとラストに流れる。そしてその意味がようやくラストシーンになってわかるパターンが多い。連続ドラマ版の“シンメトリー”“右では殴らない”“悪しき実”がそれに当たる。
そしてこの映画でもラストのピーカンシーンが、この映画のサブタイトルを代弁している。
姫川班解散というアンハッピーな結末・・・このドラマが特に女性に人気なのも姫−菊コンビにあるという。それを原作通りに終結させたのだから、このドラマはたぶんこの映画で完結するつもりなのだろう。原作では解散→所轄勤務の姫川を描いた新作も単行本化されているが、その映像化はないということか。
映画公開に合わせて、2つのTV番組が放映されている。
●ひとつは“ストロベリーミッドナイト”
今泉と姫川班の若手・湯田が居酒屋でコントを繰り広げていくミニドラマで、まったくのおちゃらけ内容。映画を観てココロが重力に耐えきれなくなったときに、箸休めにどうぞ
(でも映画版ともちょっとだけ関連性がありますよ)
●もうひとつは“ストロベリーナイト・アフター・ザ・インビジブルレイン”
長ったらしいタイトルだが、要するに映画版の後日譚=後章というやつである。約20分ぐらいの短編が5本、オムニバス形式で構成される。そしてこの5作品は相互に微妙に繋がっているので面白い。もちろん映画版とも。
ガンテツが何故、姫川や葉山、そして倉田修二に絡むのかがようやく理解できた。
映像化作品全般を通じて、姫川を演じる竹内結子がちょっと弱いという評もあるがそんなことはどうでもよいぐらい脇役たる俳優陣(遠藤憲一、西島秀俊、高島政宏、渡辺いっけい、武田鉄也etc・・・)が好演で、そして土台である原作がしっかりしている見ごたえある作品だったと思う。
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