臆崖道の山日記

何かこのブログも閉鎖されるみたいですねw

気象蘊蓄

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先週の土曜日(10/27)は、高気圧の後ろ側に入り、南風によって比較的暖かな1日となった。紅葉狩りに行かれた方も多かったのでは。
私は自宅でこの仔たち(共に18歳を過ぎ、人間の年齢ならば90歳以上のご老公になるけど)とヘタレてたけど
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(左:vivace  右:adagio で共に♂の兄弟)
 
さて、この庭のコスモスたちも本日吹いた“木枯らし1号”で、さらに倒れてしまった。いわゆる冬型の気圧配置で、『西高東低』のタテジマ模様になったためである。
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「天気予報をマークだけで判断するのはナンセンス」と口うるさく言っているが、基本的にはこの天気図を見て、どういった気象の流れであるかを判断すべきだ。極端な言い方になるが、晴れでも行動が妨げられる(強風など)晴れもあるし、雨でも行動に支障がでない雨もある。また、樹林帯の登りで振られても、稜線に出てから回復するならば、それは楽しい登山になるだろう。
 
では季節ごとの簡単な天気図の傾向を示す。
まずはこれからの季節:大陸からの寒気が主役となる。
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日本海にしばしば低気圧が発生し、それが急速に発達し、それに向かって大陸からの寒気が北西の季節風となって吹きつけるパターンである。ちなみにこの低気圧だが、中国大陸で“猛烈に発達”することはない。いつも日本付近でそうなるのだが、何故か?
これは日本をとりまく海流が“暖かい”からである。特に日本海が。低気圧が発達するためのエネルギーは“温度差”であるから、大陸由来の冬将軍は、日本の周囲の暖気と“混ざろうとして渦を巻く”わけである。
 
ちなみに夏の主役は言わずと知れた太平洋高気圧で、南東からの背の高い高気圧が日本をガッチリ覆うと、台風や低気圧は日本に近寄れずに、安定した夏山(下界では猛暑)となる。
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そして春と秋の主役は、移動性高気圧(と交互に通過する低気圧)である。つまり、寒気と暖気の“せめぎ合い”が周期的にやってくるわけ。
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この『地上天気図』は、ちょっと慣れれば誰でもすぐに理解(解析)できるようになるが、山岳の天気(地上の天気も)と大いに関係する高層天気図は、TVの天気予報でも出てこないためなかなかとっつき難いだろう。
しかしこのブログでもしばしば登場する“週間予報支援図(FXXN519)”を解析することにより、向こう1週間の大雑把な天気傾向を予想することができる。
カギは、(上空の)気圧の谷と尾根である。ちなみに地形図を読むのと、ほとんど同じである。
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(いずれも当該日の21時における500hPa等高度と850hPa気温図)
 
赤線が谷に当り、青線が尾根に該当する。気圧の谷が通過するときは天気が崩れやすく、尾根が通過するときは好天が期待できる。これを東経135°(日本標準時の明石に相当)地点での時系列変化として表すと、下図になる。
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というわけで、気圧の谷が通過する10/31〜11/2にかけては中部山岳では荒れ模様、そして尾根となる11/3〜4は回復する可能性が高い、となるわけである。
気圧の谷=低圧部は空気が収縮しているため冷たい空気=寒気が流入しがちである。それは850hPa気温図の推移を見ると一目瞭然である(例外もある)。
というわけで、地上天気図に置き換えると、下図の予想図になる。
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10/31〜11/2にかけて日本海側でハッチング(前24時間に5mm以上の降水が予想される)エリアがみられるが、これは寒気による時雨(高い山岳では雪)となる。
そして今季はじめてJPCZとおぼしき降水域が出現。
 
このままイッキに冬になる(冬型が持続する)ことはないが、確実に冬将軍の先陣はやってくるわけである。
 

晴れ? 曇り?

今日の奈良北部(気象庁の観測点は奈良市)の天気って、かなりどん曇りだったよね。11時発表の予報じゃドピーカンになっていたけど
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衛星画像を見ても、ほとんど雲に覆われていたし。
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(13時30分の可視画像)
 
日照時間の推移をみても、(11時時点では晴れていたけど)かなり少ないみたいだし。そのため最高気温も20℃ぐらいと、予想より-3℃も下回っていたし。
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これってほとんど曇りとちゃうん?と文句を言いたくなる(平日なので山に行ったわけじゃないから、怒りまでは達していないけどね)天気だと思うんやけど・・・
 
そもそも晴れの定義って何やねん?と思って調べてみたら、
 
日本の気象庁の定義によると、
『雲量※が2以上8以下の場合』らしい。※雲量とはこちら
 
ということはやっぱり今日の昼間(11-17時)の天気は晴れ?かいな
かなり最低ランクの晴れ、ちゅうことなんだろうね。
カメラマン視線のワタクシなら、雲量が過半数(6以上)ならやっぱり曇りにして欲しいなぁ。
 

10月三連休の天気は?

ヒマなので北アルプスにおける10/6(土)〜8(月)のいわゆる“体育の日の三連休”の天気について予想してみる。
現時点では、かなり『怪しい』感じ。そのカギを握るのは秋雨前線と、おなじみになったサブハイの勢力である。
今朝発表のFEFE19(週間アンサンブル)予想図を見てみよう。
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(10/2〜10/7の21時における予想図。ハッチング部分は、前24時間に5mm以上の降水が予想されているエリア)
 
台風17号は足早に過ぎ去り、その後南海上には台風19号が蠢いているが、これは偏東風によってしばらくは低緯度帯を西へ移動するとみられている。
ちなみに現時点ではまだTD(熱帯低気圧)なので、TS(台風)になるのはもうちょっと先とみられる。ほぼ同時にフィリピンの西にも台風が発生するので、どっちが先に19号になるかは不明(下図の19と20の番号は入れ替わる可能性もあり)。
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というわけで台風の影響はほとんどなさそうなのだが、問題はそれを阻むサブハイの勢力が(この時期としては)強すぎるということである。
そのため、日本の東南海上のサブハイに対応する地上の夏(湿暖)の高気圧と、大陸由来の秋の涼乾高気圧との間に秋雨前線が形成される。ちょうど日本の南岸に停滞するようなカタチで(FEFE19の紫色の線の辺りに)。
秋雨前線は梅雨前線ほど激しい雨を降らす性質のものではないが、前線上に低気圧ができると広い範囲で雨を降らせる恐れがある(図中に赤色でLと記入した辺り)。どうやらそれが10/7(日)ぐらいにそうなることを、FEFE19は示唆しているのだ
9/23(日)が朝から予想外の雨になったのも、この南岸低気圧が予想以上に発達したためであり、なかなかこれは予想しにくい。
 
ただ、信頼できる海外モデル(ヨーロッパ中期予報センター)でも、10/7の地上気圧配置図に南岸に気圧の谷(等圧線が凹んだところ)があり、この部分が南岸低気圧なのかもしれない。
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(この図には等圧線と風の強さ=黄〜緑で塗られた部分 のみ記入されており、前線や降水域は引かれていない)
 
なお、FEFE19は予想気圧配置の“平均値”であり、遠い時間のものほどバラツキが大きくなる。気象庁の週間予報(マークで示されたおなじみのヤツね)も同じく、数値予想の平均値なので、遠い時間のものほど曖昧な表現が増える。
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(北アルプスの天気は、長野や松本で判断してはダメ。基本的には高山又は富山でみるべき)
 
この10/7の“曇り・降水確率40%”というのが、『怪しい』のである。平均値をマークで示したので、降水の可能性を含んでいて、当日が近づくにつれて雨マークが出現するといったことがしばしばある。
ウエーザーマップ提供の10日間予報でも、こんな感じ↓(こちらは割とハッキリした表記だ)。
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なお、この秋雨前線に最も近い関東(特に千葉県)ではその影響を受けやすく、ぐつついた週間予報となっている。
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フツーの秋の天気ならば、大陸から移動性高気圧と低気圧(前線を伴うことしばしば)が交互にやってきて、2〜3日のサイクルで周期的な変化を繰り返すのが常だが、今年はやはりおかしい。サブハイの中心がもっと南(小笠原諸島付近)にあるべきなのだが、東海上で威張っているためにこの停滞した流れとなっているものと思われる。
 
もっとも秋雨前線の位置は、サブハイの張り出し方によってかなり変わる。よって今後、予報が変わることも(さらに悪化することも含んでいるが)十分に考えられるので、後日もこの記事を更新していきます。
 

10/1(月)21:00更新
本日のFEFE19では、前日発表の予想図と大きな変化はなく、10/7(日)の降水域が本州を覆っている
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ウエザーマップの富山の10日予報ではさらに悪化
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しかし気象庁の台風情報によると、南海上のTDは台風19号に格上げされ、5日間の進路予報も出た。関東の東側を北上する予想となっている。
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これは2つ上のFEFE19の10/6(21時)における位置とは、かなり異なるものだ(台風19号は南海上を西進する予想で、前日と変わらない)。
こうなると、天気の流れ(=予報)も変わってくる可能性もあり、好天への好転に期待(さらに悪化する可能性もあるが)
 

10/3(水)21:00更新
上記の台風19号(マリクシ)は、さらにスピードを上げ、想定通りのコースをブーメラン形に北上している。2日前の予想図よりも、1.5日ぐらい速い感じだ。関東〜東北の太平洋側の地方は、高潮や強風・強雨に注意してください。
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ところでこのマリクシ、10/5には台風から温帯低気圧に変わると予想されるのだが、中心気圧は台風のときよりも下がるので勢力というか危険度はかえって上がる。
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(左:10/4朝9時の予想        右:10/5朝9時の予想)
 
上図は国際表記で書かれているので、10/4でSTSとあるのはSevere Toropical Stormの略で、気象庁表記では「台風」である。また10/5では『L』とあるが、これは(温帯)低気圧(Low)の略である。
何故こうなるかと言うと、台風(狭義の熱帯低気圧)と温帯低気圧では構造が異なるからである。熱帯低気圧のエネルギー源は暖かい海水が持つ潜熱であり、温帯低気圧のエネルギー源は寒気と暖気の温度差だ。
10/4の予想図では既に前線(暖気と寒気の境目)を伴いつつあるので、構造が変化しつつあることを示唆している。そして10/5には完全に温帯低気圧化しているが、より寒暖の差が大きくなる高緯度帯に突入しているらしく、混ざろうとするパワーはUPして気圧は低くなっている。
台風が温帯低気圧化しても、北からの寒気を巻き込んで恐ろしいことになる場合がある(2006/10/8の北ア大量遭難)ので気をつけなければならないが、今回はそうはならない見込み。
 
おっと、肝心の三連休の最新予報の見解は・・・明晩追記することにしよう。
 

10/4(木)21:00更新
だいたい見えてきた。ってか、冒頭に書いた流れとは大きくは変わらない。
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(左:地上気圧配置       右:500hPa高度&850hPa気温)
 
違う点は、南岸の秋雨前線が冒頭よりも離れていること。よって、パラっと降られる可能性は7〜8日にかけてあるが、そんなにヒドい降雨にはならない模様(全く降らない可能性もあり)。
ただ、ピーカンというわけではなく、どちらかというと雲が多めとの予想。理由は、高気圧が北に偏っていること。すると高気圧の縁に当たる地域には、東からの縁辺流が吹く→上空の風は西風なので雲が湧き立ちやすい地域が多い。
さらに上空には気圧の谷が通過するので、上記の下層の雲に加えて上層の雲もできやすいと言えよう。ただそんなに深い谷ではないので、天気を大きく崩すものではなさそう。
 
というわけで、私は小屋泊まりの予定ですが、北アでも青空に恵まれると思われる●●に行く予定です。
 
 
 

長かった夏

(下の記事は、中部山岳〜北日本の気象に関するものです)
 
今夏の気象傾向についての総括をば。前記事の続編になります。
まずは結論から。
1.東〜北日本を中心にサブハイの勢力が強く、そして長く持続した。
2.そのため異常高温が9月中旬まで続いた。同時に少雨傾向でもあった。
3.北アルプスなどの日本海側山岳は、安定した夏空が多かった(お盆期間除く)。
 
1.については、例の東経135°における上空5500m付近の等高度線の推移をご覧いただこう。クリックすると等倍拡大になりますが、横幅が大きいのでスクロールしてください。
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平均的な夏ならば、お盆を過ぎるとサブハイ(5880mの等高度線)の勢いは梅雨明け直後ほどではなくなり、張り出したり・後退したりを繰り返すものだが、今夏はお盆後も約1ヶ月にわたって異常に強い勢力を維持していた。
ちなみにこの図(500hPa天気図)における等高度線というのは、500hPa(地上気圧の半分)の高度(高さ)を示すものである。暖かい空気は膨張するため、高度は高くなる(いわゆる背の高い高気圧=太平洋高気圧)。冷たい空気は逆に高度は低くなり、そこは相対的に気圧が低くなるので、湿った空気が流れやすくなる=天気は悪くなる、といった大雑把な傾向を読み取ることができる。
 
そしてこの図では読みとれないが、サブハイの中心は日本の東海上にあることが多かった。顕著なのは9/16の500gPa図を参照していただくとおわかりだろう。
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東海上にはco5940mのさらに背の高い(勢力の強い)サブハイがあるが、この時期にこんなに強いサブハイが北日本を覆うことは極めて稀だ。そしてその影響で、北日本の8/中〜9/中旬の平均気温は+4.1℃となった。平均気温で1℃高いとかなり高温となるが、前出の数字は「あり得ない」ぐらいの高温。
この原因は、上図のように偏西風が東〜北日本付近で北に大きく蛇行しているため。逆に西日本付近では「谷」に当たる(西谷傾向と言う)気圧配置のため、しばしば大雨の被害を受けた。
 
お彼岸を過ぎ、ようやく秋の空気に入れ替わって平年並みの状態になるようだが、それまでに異常に熱せられた海水温の影響で、地上付近は今後もしばらくは「冷めやらぬ」高温がしばらく続きそうとのこと。
いずれにせよ、農作物や漁業への影響が心配だ。
 


 
夏はようやく去ったが、これからの中部山岳は例年通り、寒気と暖気のせめぎ合いによる気象遭難のリスクを考える必要がある。たとえば現在、日本の南岸を低気圧が東進しているが、これが過ぎ去った後は大陸から寒気が流入→一時的な冬型の気圧配置なることが予想されている。もしかしたら9/24-25にかけては、北ア3000m級の稜線ではみぞれが混じるかもしれない。
少なくとも「冬型の気圧配置」や「寒気の動向」「低気圧の発達の有無」に関して理解できていない登山者は、それだけで遭難予備軍となり得るのでご注意を。
 
そしてサブハイは台風をブロックしてくれていた(台風は高気圧が嫌い)。それが去ったいま、常に台風の侵入も考えておかなければならない。
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季節の境界は天候不順

(下の記事は、中部山岳の気象に関するものです)
 
梅雨明け10日(実際は2週間以上?)と夏山シーズンではよく言われる。梅雨明け直後の一定期間は、サブハイ(亜熱帯高気圧=500hPaにおける5880mの等高度線)が北緯40°=北東北まで張り出すため、対応する地上高気圧である太平洋高気圧が日本列島を覆い、地上では連日の猛暑、そして高い山では安定した夏空が続き、登山日和となるわけである。※図中、台風11号は10号、そして12号は11号の誤りです。
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上図は週間予報支援図の中の東経135°線(日本における南北の軸に相当)における7月中旬から8月中旬までの500hPaの等高度線の推移である。非常に大雑把な図であるが、それでも天気の傾向を見るには役立つので、是非参考にしてほしい。
簡単な見方を説明すると、ハッチング部分が先のサブハイであり、これが北緯40°付近まで張り出していると、安定した夏山になる。そして高緯度地方から等高度の低い部分がクサビのように打ち込まれると、いわゆる『気圧の谷』が通過することになり、その好天は崩れる場合が多い。よく“天気が下り坂”という表現は、この等高度線が右下がりになる=気圧が下がると、大雑把に思っていただいて構わない。※つまり等高度線が∩型のときは好天、∪型のときは悪天の目安
 
それでは夏山真っ盛りの8/3・午前9時の高層と地上天気図をご覧いただこう。
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南海上に台風11号があるが、サブハイの威力が強く、東に流されるだけ(沖縄地方は困るが)である。
そして8/7になるとサブハイは大陸と南海上に分裂し、一見気圧の谷間に入ったように見えるが、福島県沿岸にできた寒冷渦(寒気を伴った気圧の谷)の後ろ側に位置するため、リッジ(尾根)の前面の下降場となり、天気は崩れなかった(cf:上昇流は低気圧性=天気が崩れがち)。また地上天気図では、乾いた大陸の高気圧(初秋の空気)に覆われ、澄んだキモチの良い天気だったらしい。
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(はなゴン先輩、こういった理由で、この期間、東北の山岳の天気は芳しくなかったのです) 
 
天気の変わり目は8/11。先に述べた気圧の谷がやってきたわけである。等高度が低くなるということは、言いかえれば冷たい空気が北からやってきたということになる(暖かい空気は膨張=高くなる。冷たい空気は縮む=低くなる)。
低くなったところ(谷)に水が流れるのと同様、湿った空気もそこに流れやすくなる。このときは中国大陸に台風11号の残骸である湿った空気の塊があり、さらに拍車がかかった。8/11は西日本〜東海地方の太平洋側において、局地的な豪雨が降った。ただ、北アルプスはさほどの雨は降らず、湿った空気の流れ込みがひと息ついた翌8/12は、事前の予報を大きく覆す好天に恵まれた。
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(8/11 12時における衛星可視画像・近畿南部に活発な雨雲が侵入してきている)
 
北アの本格的な崩れは8/13の夜から。下図は午後9時のものだが、高層においては上図よりも深い気圧の谷が通過し、等高度線の間隔が狭まってきているのがわかる。こうなると南と北の空気における温度差と湿り気の度合いが顕著になり、そこで界面(前線)が発生する。風呂場の熱気で冷えたガラスが曇るのと同様、この前線帯では南からの湿暖流は凝結し、狭いバンドにおいて多量の雨を降らせる。
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上右図の衛星画像は可視画像ではなく、上空の水蒸気の濃淡を示す“水蒸気画像”である。白が濃いほど水蒸気量が多く、ヤバい雨雲である。また黒っぽいところは逆に乾燥している。そしてこの明瞭な黒っぽい“乾域”の南側において大雨となることが多い(それだけ乾湿の差が大きいから)。
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8/14未明においては、北アや北信の山は豪雨に曝される。そしてこの前線はゆっくりと南下し、日本海側では昼前には止んだが、それも束の間、今夜にはまた次の雨雲が近づいてきている。
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 このようにお盆期間中は、しばしば太平洋高気圧の後退と、北からの寒気の影響でぐずつく場合がしばしばあるようだ。私は個人的に、梅雨明けが平年並み(北陸で7/24頃)の場合が、この悪いパターンになりがちだと感じている。逆に梅雨明けが遅れた2006や2007年はお盆期間中も“梅雨明け10日”の恩恵を受けたように思う。
 
さて、今後の気象・気候はどうなるのだろうか?
このまま季節が一気に秋になるなんてことは絶対になく、来週にはサブハイがまた復活して、夏山(猛暑)が戻ってくる予想である。ただ、今週いっぱいは高層における気圧配置が日本の西側で谷になる=西谷傾向が続くため、湿った空気が日本列島に流れ込みやすい不安定な天気になることが予想されている。
 
【これからお出かけの登山者の方々へ】
ただ、こういった前線が絡む天気の好悪は、かなりブレが生じやすいため、特に先の予報・予想の確度は低い。8/12の地上降水確率60%だったけど、いきなりピーカンに変わったように、期待を捨てることはないと思う。
※8/15 9:00追記;最新の下右図の週間アンサンブル予想図(毎日9時に変わるので見てください)によると、お盆明けの17日以降から湿った空気の流れ込みは抑えられ、今週末からは再び夏の青空が戻ってくる模様です。
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いずれにせよ、私の夏山アルプスは、海の日連休で終わりました
 

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