臆崖道の山日記

何かこのブログも閉鎖されるみたいですねw

探鳥

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着島した晩から雨が降り続き、翌日5/2もまとまった雨となった。宿の近くの路上では、タカブシギが濡れそぼっていた。
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ヒガラは雨降りでも元気だ。
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ベニマシコ♂もこんな天気なのに、ヒポヒポ囀っていた。
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次の日は冬型の気圧配置になって、山上では荒れていたようだが、下界ではそこそこの日和となったので、島内を反時計回りに一周した。
前述したが、ノゴマはスズメよりもずっと多く見かける。
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開けた海岸ではフツーのヒバリも居たが、やはりノビタキに遭えることが嬉しい。
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もちろんコマドリも。この画像は、宿から数百メートル離れた小途でまさに「朝飯前」に撮影したものだが、それぐらいの手軽さでコマドリを感じることができる。贅沢な場所だ。
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利尻富士がレンズ雲を被っている。この雲の中では大荒れだろう。
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いわゆる珍鳥の類には出逢えなかったが(5/4にはマダラチュウヒ♂が出たらしいが)、島の片鱗を知るには好い半日だった。
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探鳥日:2019/5/2(木)〜5/3(金)
探鳥地:利尻富士町,利尻町
天候:1日目=雨,2日目=曇り時々晴れ
撮影機材:PENTAX K-1(upgraded),KP,28-105mmF3.5-5.6,150-450mmF4.5-5.6

航路にて

離島訪問では通常、フェリーを使ってのアクセスとなる。
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今回の旅で合計7便の航路に乗船した(新日本海フェリー航路も含む)。海上天候にもよるが、航路上でも探鳥は海鳥観察において有効である(高速船よりも通常船の方が動揺が少なくて適している)。
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羽幌〜焼尻〜天売航路では、シロエリオオハムの夏羽を見かけることができた、。
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フェリーが近づくと驚いて飛び立とうとするが、この海鳥、助走を十分にとらないと発進できないようだ。
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シロエリオオハム夏羽、まずまずの珍鳥だが、何とこの20日後に、枚方市の淀川で2週間ほど観察されたとか(苦笑)。まあ、この個体では絶対にないと思うけど。
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こちらはウミスズメ。海鳥にはスズメもハトもカラスもツバメもネコもオウムもいるが、全て“ウミ”が付かないオリジナルの種とは何の関係もない別種(目)だ。
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ウミスズメは、オロロン3兄弟と同じ「ウミスズメ科」の野鳥だがL=25cmとかなり小さい。でもそのために、非常にカワイイ。
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80万羽のウトウ(日中に海上で採餌しているのは、この時期は抱卵のため、その半数だが)は、この航路でもそうだが、特に利尻航路で数多く見かけた。
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5/1PM、今度は稚内港から出港する。この最果ての地からさらに北を遠望すると、樺太(サハリン)が。
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ハシボソミズネギドリの渡りらしき群れに遭遇。
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そして利尻島へと上陸する。
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探鳥日:2019/4/30(火)〜5/1(水)
探鳥地:羽幌町(沿海フェリー航路),稚内市・利尻富士町(ハーランドフェリー航路)
天候:1日目=晴れ後曇り,2日目=晴れ時々曇り
撮影機材:PENTAX K-1(upgraded),KP,28-105mmF3.5-5.6,150-450mmF4.5-5.6



お隣のヤギシリ

4/30早朝に天売島でコマドリに囲まれてから、天売島の東隣に位置する焼尻島を訪れた(というか、寄った)。わずか1泊だけだったが、天売島とは異なる自然を体験した。
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焼尻島には海鳥は棲息していない(ウミネコ以外は)。それは地形が天売島ほどの断崖絶壁になっていないため、繁殖地として適していないからである。しかしながら、ここには原生林がある(逆に不幸な過去ゆえ、天売島にはそれがない)。
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特にイチイ(こちらの名ではオンコという)の原生林は見事だ。そして強風の影響をを受けたそのオンコは、奇妙な様相を呈している巨樹もある。
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そしてこの時期にはエゾエンゴサクが林床一面を飾る、素晴らしいエリアがあった。
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いわゆる春の渡り鳥を求めて離島を旅することを、毎年のGWに実行している。伊豆諸島に始まり、粟島、見島、そして今回は道北の離島・・・おっと、もう一島あるんだっけ。
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探鳥日:2019/4/30(火)〜5/1(水)
探鳥地:羽幌町
天候:1日目=晴れ後曇り,2日目=曇り
撮影機材:PENTAX KP,11-18mmF2.8,150-450mmF4.5-5.6,OLYMPUS TG-4

利尻を背景に、ケイマフリたちがぷかぷかと遊ぶ(※実際にはそんなに悠長にはしていません。ちゃんと仕事していますし、近寄ればダッシュで逃げます)。
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船長も巧みな操船術で、利尻島をバックにした構図になるように、考えて船を移動してくれる。
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それにしても今朝は(昨夜も)海上が穏やかで、利尻山もクッキリと遠望できる。ちなみに翌日からは海が荒れ、この小型ボートは出航できないばかりか、水平線がぼやけてしまい、利尻も見えなくなってしまった。これは波しぶき(=塩の粒子)が舞い上がることによって、透明度が悪くなるからだそうだ。もちろん、この“荒れる”海域では煙害が凄まじい(自動車が数年しかもたない)らしい。
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(一直線に飛ぶのはオロロン3兄弟ではなく、おそらくはウミウ)


ケイマフリが飛ぶ。岩礁で踊る。この日もまた素晴らしい至福の時を味わうことができた。
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猛禽類や小鳥に比べると、海鳥や水鳥はバーダーと呼ばれる人々にとっても、あまり人気がないのが実情だ。他人のシュミにケチをつける気はあまりないのだが、私から見れば偏った感は否めない。もちろんこのような僻地に苦労して訪れ、さらには出航機会の少ないチャーター船まで調達しなければ、こんなケイマフリは拝むことはできない。でも野鳥趣味人なら、一度は訪れて欲しい場所だ。もっともっと海鳥も好きになって欲しいものだ。
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探鳥日:2019/4/28(日)

探鳥地:羽幌町
天候:快晴

撮影機材:PENTAX K-1(upgraded)KP55-300mmF4.5-6.3150-450mmF4.5-5.6OLYMPUS TG-4




コマドリに囲まれた4/30早朝は至福の時だったが、もうひとつ忘れられない体験が4/28の朝にあった。
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小型ボートをチャーターし、海鳥を海上から観察するツアーに参加したのである。
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対岸である羽幌沿海側には、暑寒別岳(増毛山地)の白銀の山並みが美しい。
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前浜港から出港したボートは時計回りに天売島を回り込み、利尻島が見えてくる頃から、いよいよオロロン3兄弟との遭遇が始まる(※オロロン3兄弟のうち、ウトウと遭遇するのは非常に稀。理由は日中はこの海域にはほとんど居ないから)。
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早速ケイマフリが海上を飛び、海面を疾走する。
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飛行中のケイマフリは黒い体躯と、実にコントラストが素晴らしい真っ赤な趾が鮮明に記憶に残る。そのケイマフリの群れの中に、お腹が白っぽい別の種がいた。
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おっと、これはオロロン3兄弟の長兄というか代表格のウミガラスではないか。そうウミガラスは通称・オロロン鳥と呼ばれているのだ。
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※ウミガラスはL=43cmと、ケイマフリやウトウよりも6cmぐらい大きい。

岩礁にはゴマフアザラシがまったりとしていた。ここも天国のようだ。別の岩礁にはシノリガモも4羽。
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そしてケイマフリのラブリーな姿に魅せられる。
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悩殺級のケイマフリちゃんは、後編にもつづく・・・



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