|
8/16(木)、今日はMt.Isa近郊で飛行機の時間帯つまり夕方まで探鳥である。
まずはサメイロミツスイ。つまり普通種から。
CNS近郊では見られないミミジロコバシミツスイ。この個体は“ミミジロ”が小さいので、幼鳥かな?
結構いたので、成鳥つまり“ミミジロ”がわかりやすい2羽を掲載。ちなみにBouliaでも見つけたので、覚えてくれたかな?
こちらはハイビタイコバシミツスイ(だったと思う)。コバシ(小さな嘴)ミツスイの中では、うえのミミジロコバシよりもレア度は高いそうだ。枝被り甚だしいがご容赦のほどを。
この後はオーストラリアオニサンショウクイ祭りとなった。逃げないんだもん。
このポイント一帯ではスピニフェックスという固〜いトゲトゲの植物が多いところだ。薄手のボトムスならば、突き刺さってしまうぐらいなので、この植物には近寄らない方がよい。
んで、そんなスピニフェックスが生えている岩場に、超めずらしいワラビーが居た!
上の絵では、どこにいるのかわからないって?
まあイワワラビーは遠くから見ると、岩に同化しているように見えるから無理もないか。
このイワワラビーは“Purple-necked Rock Wallaby”という非常に限定的というかこの周辺のみに棲息している種らしい。和名ではほとんど検索しても出てこないが、「フジビタイイワワラビー」だとか。
高台に歩いて移動していく。鉱山の都市であることが、よくわかる。
すると、遠い距離だが、鉄塔にオーストラリアチゴハヤブサが巣を形成していた。
オーストラリアチゴハヤブサは“Australian Hobby ”で、日本にも旅鳥としてやってくる無印チゴハヤブサ“Eurasian hobby”とは異なる種だ。ちなみにハヤブサを英語で言うと“Falcon”だが、それより小さいチゴハヤブサは“Hobby”と区別するようだ。
こんなところにもハチクイが(これも遠かった)。まあハチクイはCNSの街中でもうじゃっているので、無理に掲載せんでもよいのだが(笑)。
つづく・・・
|
AU
[ リスト | 詳細 ]
|
中間地点であるDajarraまで戻ってきた。例によって選択の余地のないカフェで昼食である。
湿地のあるポイントへ移動すると、Oガイドのお気に入りであるショウキバトの小群を見つけた。
この種は警戒心が強いため、近づこうとするもんなら一斉に高速で走って、とんずらしてしまうので、これで精一杯だ。逆光なんて言ってられない。
沼を泳ぐのはサザナミオオハシガモ(中央)と、両サイドは潜水しかけて顔が写っていないがノドグロカイツブリである。
そして明るいうちにMt.Isaまで帰ってきた。Bouliaを中心としたOutback探鳥ツアーは大成功である!
(Outbackにおいてはランドクルーザーが正道である。マジで。なんちゃって4WD車ではダメ)
一旦ホテルにチェックインし、夕食に繰り出す。客室の窓を開けると、モリツバメが飛んでいた。
この夜はちょっと趣向を変えて、というかMt.Isaは人口2万人以上の都市なのでさすがに選択はできるためエスニックの予定だったのだが、ちょっとした事情で結局今まで通りの夕食メニューとなってしまった。
とりあえずこの夜はアルコール解禁のワタシ(星景を撮影しないのは、都市部だから)。
食後はガイド車で高台へと移動し、この都市の夜景を鑑賞しに行った。
この都市は非鉄金属の鉱山の街だ。ほとんどが鉱業企業の関係者である。 で、その鉱山の施設なのか、それとも山火事なのかはわからないが、とにかく火事が発生していた。消防やレスキューの関係車両も出動していたため、人為的な火事だと思うが・・・
ちなみにAU内陸部で山火事はフツーに発生している。ほとんどが自然発火によるものであり、それは外来種を駆逐するための自浄作用だとも言われている。
つづく・・・
|
|
クマドリバトの大群に感激した後は、さらに北へと向かってガイド車を走らせる。
(左:オーストラリアヘビウの♀ 右:オーストラリアオニサンショウクイ)
おっと、かなり近い距離でオナガイヌワシが居た! それにしてもぶっとい脚!!
ちなみにオナガイヌワシは内陸部ではむしろ普通種ぐらい頻繁に見かけた。っていうか、Outback探鳥ツアーの4日間全て、目撃した。しかも複数で。分布もAU大陸ほぼ全土である。
ところがAU政府からは絶滅危惧種に指定されているとか。まるで嘘みたいな話だが、日本でもオオタカがかつてレッドリストに指定されていたので、まあわからないでもない。
Oガイドによれば、カンガルーの増加とともに交通事故死(もちろんカンガルー)が増え、⇒そのおこぼれにあずかる機会も増える⇒労せず食糧にありつけたオナガイヌワシが内陸部で多くなった、という構図かもしれないとか。だから全土レベルで個体数が増えたかどうかは、私は知らない。
まあ難しいことは抜きにして、このオナガイヌワシはカッコイイ。しかも我が国でイヌワシを某所で粘りに粘りまくってようやく遠い1枚を撮影するのとでは、容易さが違う。
ここAUでは野鳥が近いこともあって、ハチゴローとかロクヨンとかの大砲は要らない。400mmもあれば十分な場面が多い。さらには数十〜100人単位の人だかりとも無縁の世界である。
カオグロモリツバメが4羽。
生命力の強さは植物にも。こんなところから生えている(寄生している)植物があるとは。
オカメインコの成る樹めっけ。
この子たち、必死でこの樹の枝の一部になりきっているのである。つまりは擬態ということ。
健気だねぇ・・・( ^ω^)・・・
つづく・・・
|
|
8/15(水)、今日はBouliaを離れてMt.Isaへ戻りつつ、各ポイントで探鳥を続ける。
アカカンガルーの子育て中。Outbackならではの光景だねぇ〜
ジャンプしながら移動するさまは、動物園ではなかなか見られない。
カンガルーと言えば、この日の早朝にやはり日の出を鑑賞したのだが、そのサンライズと同じ構図(写野)に入ってくれた。下の動画の6分30秒ぐらいから右下から移動するさまが見てとれるので、よろしかったらどうぞ(Youtubeモードにて大きな画面でご鑑賞ください)。
そしてこの日の予測できなかった一大イベントが、これ。
クマドリバト(Flock Bronzewing)である。それも1000羽を超えるような大群で。
こいつ、いやクマドリバトの超大御一行様に出会えるなんて、もうたぶん一生ないというか、一羽のクマドリバトに出会った日本人がどれほどいるのだろうか。そでほどレアな野鳥である。
(100 Birds to see before you die(死ぬまでに会いたい100の鳥)というAUの書籍においてリストアップされているとか)
確かにもっと権威のあるAUの野鳥図鑑での解説でも、レア度はかなり高い分類とされており、分布もちょうどこの辺り(AU北中部のOutback)だ。
(Flock Bronzewingの種名の右端に○印があるが、その中の黒で塗りつぶされた部分が少ない=このクマドリバトでは1/4しか塗りつぶされていない ほど希少度は高いことになる。ちなみにAUのハトで最も普通種であるレンジャクバト(Crested Pigeon)の塗りつぶしは、●となっている)
素晴らしい。実に素晴らしい。
前日のセキセイインコの群れは、山ノ神が泣いて喜んでいたが、私的にはクマドリバトの大群に出会えたことの方が少しだけ上回ったかもしれない。
少しだけの後悔としては、この感動を伝えるには、静止画よりも動画の方がより効果的だったと思うようになってきた。それはOガイドもそうだが、同行者であるIさんがSony機で動画を中心とした撮影をされていたからである。
私のPentax機他、いわゆるレフ機は動画撮影、特に4K以上には適していないが、これからはそういった方向性も、表現者としては考えていかなければならない。
つづく・・・
|
|
今晩もお肉なので、お魚が恋しくなってきた。
とは言え、食べ終わったらすぐに星空撮影。
まずは全天で最も明るい球状星団、ケンタウルス座のω(オメガ)星団。
さそり座の散光星雲。ノーマル機だと、やはり派手には写らない。
さそり座の下部(南端)にある散光星雲・IC4628(通称:エビ星雲=画像上部中央の赤っぽい星雲)からさいだん座の散光星雲。NGC6188(画像中央右の薄く赤い羽根を広げたような形の星雲)にかけての天の川を撮影。逆に言うと、ノーマル機でよくぞここまで写っているとも言える。
エビ星雲をHKIR改造機にてもう少しクローズアップしてみた。エビ星雲の赤さが強調されていることがお分かりだろう。このようにHα光が主体の赤い散光星雲は、センサーのIRカットフィルターを外さないと、なかなかくっきりとは写ってはくれない。
ちなみにこのエビ星雲の左側に1つ(H12)、そして右側に2つ(NGC6242とNGC6268)、合計3つの散開星団が写っている。つまりは非常に賑やかな領域だ。
天の川の真っただ中という感じで、微光星で埋め尽くされている。
焦点距離を標準レンズに変えて、やはり改造機にて天の川を撮影。
天の川の中心部、つまりは最も濃い部分はニッポンからも撮影できるが、こちらはより天の高いところで撮影できるので、大気の影響を受けにくい=撮影条件がよくなる。
そしてこの領域の散光星雲や暗黒星雲などがくっきりと入り乱れているのが、よくわかるだろう。
小マゼラン雲も再度、改造機にて撮影。
大マゼラン雲のタランチュラ星雲が、ノーマル機と比べてはっきりとその姿がわかるようになったのがおわかりだろうか。
再びノーマル機での画像に戻る。今回、密かに狙っていた「みなみのかんむり座」のγ星周辺にある散光星雲と暗黒星雲、そして球状星団NGC6723である。予想以上に写ってくれたので、ホッとしている。
ちなみにこれらの散光星雲や暗黒星雲は、肉眼ではほぼ見えない。肉眼で見えないものを撮影して何になるのかという考えの(貧しい)方もいらっしゃるだろうが、見えないだけで“存在”はする。それを否定するならば、カワセミのダイブの瞬間や接写写真も、肉眼で見えるようには写らないのではないかい?
もっと広い視点で自然を見て撮って感じるべきではないだろうか。
AUの冬の天には、大きな大きなエミューがいることだし。
つづく・・・
|





