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Outbackのど真ん中、Bouliaの街はずれで見て撮った星空は、私が今までに経験したことのないぐらいに最高の、至高の、そして圧倒的な美しさだった。
上の絵の方向は南〜南西にかけての地平線。フルサイズでf=24mmのレンズで撮影したものだ。地平線から立ち上がるみなみじゅうじ座〜さいだん座にかけての天の川が圧倒的だ。きめ細かさを際立たせるために、ソフトフィルターは使用していない。
とは言え、どれが南十字星(サザンクロス)なのかわからない読者も多いだろう。焦点距離を少し長くし、輝星に滲みを付けることで星座の明るい星を目立たせるソフトフィルターを装着すると、サザンクロスやケンタウルス座の2つの一等星が浮かび上がる。
(南十字星は右向きに120度ぐらいの横倒しになっている。ケンタのαとβ星はその上に上下に並んでいる)
冒頭の天の川の上部、すなわち我が銀河の中心部である さいだん座〜いて座方向は、究極的に星で溢れかえっている。
さそり座のクローズアップをソフトフィルターで。黄色い一等星はさそり座のα星・アンタレスである。
あまり解説に走ると、かえって美しさをスポイルしてしまうので、ごゆっくりとOutbackの星空をご鑑賞ください。
星空の美しさは、基本的に空の暗さ、これに尽きる。同じ場所でも、透明度(雨後などは大気中のチリが一掃されてキレイなことが多い)や標高の高さ(空気が薄い山の上の方がキレイに見えることが多い)、そして季節でも見え方は変わるが、海抜0メートル、そして砂嵐もたびたび生じるここBouliaの空の暗さは、異常なほどだった。
それは眼視でも、撮影でも同じことだ。特に撮影においては、高級&特殊な機材や使用せずとも、そして手間ひまかけた画像処理を施さなくても、これだけSN比の高い星空を撮ることができる。
こんな星空を眺めていると、寝るヒマなない・・・つづく
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AU
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1つ目のイベントは水場での野鳥の集結。足元にはカタアカチドリがうろうろ。
そしてコシアカショウビンも居た。これで今回のカワセミ類5種めとなる(他はモリショウビン、ルリミツユビカワセミ、ヒジリショウビン、ワライカワセミ)。
そしてこのイベントの主役であるモモイロインコの大群がやってきた。動画も掲載するので、説明不要かと思われる。
そして2つ目のイベントは日の入りの観望。何もない場所で静寂とともに美しく沈んでいくさまは、心が洗われる。夕焼けは上空に雲が適度あった方が劇的に焼けることが多いが、一切の雲はない。しかし雲がなくても、これだけのグラデーションが楽しめる。
ディナーはモーテルのレストランにて。アルコールは我慢。何故なら、まだあることがあるから・・・
(つづく)
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フライパンは暖まりやすく、冷めるのも早いことは自明。ちなみに明け方には0℃近くまで冷え込むので、昼間はTシャツ、夜間はライトダウンジャケットという極端な気温差になる。
湿度はおそらく10%ぐらいじゃないだろうか。ちなみにOutbackでの4日間、雲という水蒸気の塊を見ることは無かった。快晴&青空フリークの御仁は、是非ともここに行かれる、いやお住まいになることをおススメする。もっとも10日間もおれば、手のひら他の部位が、ひび割れするぐらいにカサカサに肌荒れすることになるが・・・
こういう風に極端に乾燥している地帯なので、必然的に水場を見つけることが探鳥のコツだ。情報のない一般人がこの広大な土地で効率よく野鳥を見つけるのはまずもって不可なので、ガイドは必須であるとも言える(ポイント情報の他の意味でも必要なことは、後述する)。
ウスユキバトのペア。英名で“Diamond Dove”、どこにダイヤが散りばめられているのかは、見つけてください。
ハイイロコガモの群れ。
さて、水場から少し離れたポイントで、紅いのが出た。
ベニオーストラリアヒタキ(英名:Crimson Chat)だ。これも繁殖期色の♂で、非常に鮮やかだ。AUに広く分布しているものの、遭遇する機会は低いらしい。
オーストラリアヒタキ科の野鳥はもちろんニッポンには棲息しておらず、独立した科である。CNS編その(9)で登場したキアシヒタキはこのカテゴリに入る。
色彩はヴィヴィッドだが、ブリスベンから来られた女性ゲストは「顔つきが少々キツめですね」との評。言われてみれば確かにゆるふわ系の表情ではない。まあそこが面白い。
キンカチョウは英名“Zebra Finch”であり、尾羽の縞模様をゼブラと指すわけではなく、成鳥♂の胸元に細かい縞模様があり、それを指すらしいが、下の画像では判りにくいか。
逆光&遠いので恐縮だが、アカヒメクマタカは希少猛禽なので紹介しておこう。
ダイヤモンドはもう判ったかな?
フエフキトビとオーストラリアカタグロトビ。どちらも英名(Whistling Kite & Black-shouldered Kite)と和名が合致している。
Outback編その(5)につづく・・・
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“Fairy-wren”すなわちオーストラリアムシクイの1種であるムナグロオーストラリアムシクイだ。
CNS編その(6)で出逢ったセアカオーストラリアムシクイのお仲間であり、しかも今回も繁殖期色の♂という願ってもない遭遇。
英名では“Variegated Fairy-wren”となり、思いっきり直訳すれば「斑入りの妖精ミソサザイ」ということになる。まあ愚訳ですけどね。まあそんなことはどうでもよく、非繁殖期は♂であろうとも栗色&オフホワイトベースの地味な色相で、こんな派手ないでたちとは雲泥の差があるらしい。本当にラッキーだ。
ちょこまか素早く動き回るので、撮影はそう簡単ではなかったし、逆光気味だったのであまりいい絵は撮れなかったが、それでも見つけてくれたOガイドには(仕事でもあるが)感謝。
そう、こんな何もないような乾燥地帯(年間降水量は平年値で400mm程度とのことだが、変動が大きく、2018年は70mmぐらいしか降っていない)でも、こんな愛らしい野鳥が生息しているのは驚きである。
キンカチョウは祭りと言ってもよいぐらいに、頻繁に見かけた。飼い鳥としても有名なこのフィンチの詳細は後述する。
オーストラリアツルもしばしば上空を飛んでいた。
オナガイヌワシ再登場。王者たる鋭い眼光に、我々も圧倒される。
宇宙人っぽい容姿のハトに遭遇。これはショウキバトと言って、頭頂の冠羽は妖怪アンテナではない。
英名では“Spinifex Pigeon”となり、スピニフェックスというのはOutback固有の植物のこと。この種はCNS近郊には居ないので、希少種と言える。そしてOガイドのお気に入りの野鳥とのこと。
警戒心はAU野鳥としては強く、撮影は意外と難しい。
Dajarraから南へ、すなわちシンプソン砂漠に近づいていくともう樹林はほとんどなくなり、赤茶けた大地と地平線だけという単純極まりない風景になっていく。
きちらの季節はまだ冬(ニッポンで言う2月)だが、フライパンの上みたいなもので、昼間は25℃近くなるし、虫も多い。そして地平線には蜃気楼が見える。
Outback編その(4)につづく・・・
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Mount Isaの空港は非常にローカル、かつ簡素なものであった。そのため?自然度は高く、Oガイドの営業車すなわちランクルに乗り込む瞬間にも前項のラストで掲載したマキエゴシキインコ(亜種ミドリマキエインコ)が傍で採餌しているような環境。
こちらはムギワラトキ。CNS近郊で見られたブロンズトキやオーストラリアクロトキとは異なる模様がある。それは胸元に(ちょっと下の画像ではわかりにくいが)麦わら調の羽毛があることだ。英名でも“Straw-necked Ibis”となる。それにしてもこんな内陸部の乾燥地帯にトキがいるとは・・・
さあここから南に向かってランクルを走らせながらの探鳥だ。
いきなりセキセイインコの群れと遭遇した。もちろん野生のものであり、これが本ツアーの目的のひとつでもあるのだが、まあこれは前哨戦とでも言っておこうか。
猛禽は種類も数も多い。これはオーストラリアチョウゲンボウ。ニッポンのチョウゲンボウと、私はパッと見では区別がつかない(笑)。
これは哺乳類(爆)。ちなみに野生、いや移入させられた後世に放逐され野生化したもの。50万頭以上生息しているとも(さらに増加しているとか)。
2時間半ぐらいでDajarraという小さな町があって、そこでランチをいただく。ちなみに店は1軒しかないので、選り好みの余地はない。ちなみに町といっても周囲はこんな真っ平なロケーション。
オナガイヌワシが上空を旋回している。ちなみに内陸部においてこのオナガイヌワシは、しばしばというか普通種と言ってもよいぐらいに、観察機会は多い。我が国の山岳地帯にしか棲息しないイヌワシとは大違いであり、私はまだ無印イヌワシを見たことがない。 (でもこのオナガイヌワシ、右脚がヘンだぞ? 怪我でもしているのか・・・)
フエフキトビはCNS近郊でも沢山いたなぁ。
Oガイドが100kmで
すると・・・
Outback編その(3)へつづく・・・
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