臆崖道の山日記

何かこのブログも閉鎖されるみたいですねw

AU

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8/13(月)早朝、我々は国内線に搭乗し、CNSから西へ1000kmほど飛び立った。
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気候区分的には“Topical”であるCNSから離れると、すぐに“Sbtropical”なアサートン高原らしき湖などがある景色に変わる。
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さらに西へ西へ、つまりAU大陸奥地に入っていくと、“Grassland”いわゆるサバンナ気候の植生というか地形に変わっていく。上空から眺めていると、そのサバンナの中に集落らしきものも見えた。
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この辺りはもう立派な“Outback”である。Outbackについて知らない人は、ググってみよう。スバルのSUVが真っ先に登場するが、この車名もAUのOutbackに由来している。
サバンナの中に大河が流れている。いや、水はほぼ流れていないから、単なる溝に過ぎないか。こういった涸れ
た川がうねうねと乾燥地帯で這うような地形を、“Channel Country”とも言うようだ。
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CNSから飛ぶこと約90分、大地から植生がどんどんと消えていく。
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おお!これぞOutbackの中のChannel Country!!
ニッポンでは絶対に見ることができない、いや他の国でも聞いたことがない風景だ。そしてそこには植物も水も人も・・・何もない単純な世界だ。これが実に素晴らしいことだというのを理解するには、上から眺めていただけではわからないだろう。
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赤茶けた大地はもちろん砂漠“Desert”であるが、それはサハラ砂漠のようなサラサラの砂の大地ではない。さしずめ火星を連想させられるような、カサカサの大地。
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着陸態勢に入ったら、地形が起伏してきた。
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そう目的地というかOutbackの玄関口、いや起点であるMt.Isaが近いことを示す。もちろんMount(山)に登山しにきたわけではない(誰がそんなくだらないことするか!)
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Mt.Isaの空港に到着。CNSからは2時間ほどのフライトである。ここではCNSから2日かけて陸路にて先着していたOガイドと合流することになる。
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Oガイドとは3年ぶりの再会。そして今回のOutbackツアーの主催でもある。同行者はOガイドの友人であるIさん。そしてメルボルンからお客さんとして参加していた女性の5名である。
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何をするって?
もちろん探鳥に決まっている。同じQLD内だが、CNSとは全く異なる環境のOutbackではどんな野鳥が見ることができるのだろうか。
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つづく・・・


CNS再訪(9)

アサートン高原にある“Curtain Fig Tree”すなわち「絞め殺しのイチヂクがカーテン状に垂れ下がった大木」である。
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薄暗い樹林のスポットであるが、そういった環境を好む野鳥を探そう。まずは“Australasian Robins”が2種類いた。オーストラレーシアというのは、AUとニュージーランド、そしてニューギニアとその周辺の諸島を指す。その地域に生息するロビンということだ。
これはハイガシラヤブヒタキという和名の野鳥だが、樹上よりも地面に潜行している場面が多かった。そういう意味では的を得た和名であることがわかる。ちなみにニッポンのロビンすなわちコマドリよりもずっと大型だ。
ピンク色の脚がカワイイ。
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2種類目のAustralasian Robinは、キアシヒタキ。こちらは数羽居た。
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とりわけ駐車場に出た子はかなり愛想がよく、標識の上でポーズをとってくれた。
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こちらはキノボリの一種であるノドジロキノボリ(英名:White-throated Treecreeper)。ニッポンに居るキバシリと同じ分類である。
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これはキイロミツスイだったかな。
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舌を噛みそうな和名のコキミミミツスイにも、再登場願おう。
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イチジクインコも鮮やかなグリーンで登場。まあイチジク(Fig)がある観光地だからね〜
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さて、2日間にわたってガイドしていただいたKガイド、そして一緒にこれらの素晴らしき野鳥たちを見て回ったお客さんの滋賀県白ピーヌさん夫妻ともお別れ。どうもありがとうございました。
夕食後、ちょっとクルマを飛ばして、Mareebaという街の近くの星空観察スポットまで移動。
しかしながら、想像以上に空は明るく、期待していた星空には出逢えなかった。
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これで2回目のAU旅行は幕を閉じる・・・わけはない。
・・・ということで、新章につづく



CNS再訪(8)

湖のある観光地でランチ。まあよく食べること。ちなみにAUでは美食は捨てた方がいい。さらに物価はニッポンの倍ぐらいの感覚である。
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もう1種のツカツクリであるヤブツカツクリが道路のど真ん中を歩いていた。こちらは「オーストラリアツカツクリ」とは異なり、冠羽はない。しかしこちらの方が一回り大きく、団扇のような尾羽が立派だ。
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AU区の代表的な野鳥と言えばミツスイ類、すなわち“Honeyeaters”でここCNS近郊でも30種が棲息しているらしい。ちなみにニッポンにはミツスイ類はいない(メジロは花蜜も吸うが基本的には雑食である)。
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Honeyeatersの多くは、花蜜を吸うために最適化した嘴が特徴だ。下の絵はコゲチャミツスイ。
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こちらはコキミミミツスイ。ミミミ?と連打して舌を噛みそうな和名だが、英名でも“Yellow-spotted Honeyeater”となり、耳の後ろに小さな黄色の斑点がある=小黄耳蜜吸てなわけである。
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おっとフエガラスがやってきた。フエガラスは姿かたちや棲息環境(市街地にも適応した捕食者)的にも、いわゆる(ハシブトなどの真の)カラスと似ているが、分類学的にはかなり遠縁らしい。後から登場するモリツバメ(こちらもツバメとは名ばかりの種であるが)科に近いらしい。
いずれにせよ雑食で、時には小鳥の卵や雛も捕食する獰猛さを持ち合わせているとのこと。
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さあ午後からもう1ヶ所、観光地でもある探鳥地へと行ってみましょうか・・・その(9)へつづく

CNS再訪(7)

続いての大物はキボシホウセキドリ。
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この和名はそこそこセンスがあると思う。ホウセキドリ科(Pardalotes)は全世界にたった4種しかいない。CNS近郊ではそのうちの3種が観察可能とのことだが、そのうちこのキボシホウセキドリが最も確率が高いらしい。
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この比較的愛想がよかった個体は成鳥♂のようだ。♀もほとんど同じだが、頭頂がゴマ塩っぽい斑点があるらしい。
なにより眉斑と胸〜腹にかけての美しい黄色が目を引く。さしずめイエロートルマリンの野鳥といったところか。
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そして初列雨覆に小さな赤い模様があるのがおわかりだろうか。この赤い点がいいアクセントになっている。まさしく私にとってもこの大陸で出逢った小さな宝石。しかし身に着けなくても、いや着けてはいけない大自然の宝石だ。
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もう1種、レアな野鳥が地面でホッピングしていた。オーストラリアマミジロタヒバリである。
ちなみに無印タヒバリはセキレイの仲間で、わが国では冬鳥としてフツーに見られる種であるが、マミジロ(眉班が白っぽい)タヒバリはあまり本州では越冬しない。そしてオーストラリアマミジロタヒバリは、マミジロタヒバリの亜種のようだ。それだけ分布が広い(アフリカ〜オセアニア〜アジア〜シベリア)ということだろう。
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ヒジリショウビンがここにも居た。あいにくの電線止まりだが、陽光が当たって鮮やかな光沢が素晴らしい。
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上空にはフエフキトビが悠然と旋回していた。こちらでいう“トビ”で普通種だが、ニッポンの無印トビには悪いけど、フエフキトビの方が断然カッコイイ。
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バリケンは家禽だが、まあ一応撮っておこう(笑)。
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さあ、湖のある観光地まで行って、そこでランチにしましょうか・・・その(8)につづく

CNS再訪(6)

2018年8月12日、昨日と同じメンバー5名(Kガイド+滋賀県の白ピーヌさん夫妻+おくが家)で、今日も探鳥に出発。初っ端に観察したのは、オナガテリカラスモドキという相変わらずセンスの無い和名の野鳥だった。
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まあ「尾羽の長い」「光沢のある」「カラスみたいな野鳥」ということなのだろうが、英名の“Metalic Starling”の方がしっくりくる。Starlingsというのはムクドリ科のこと。
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さて今朝も背の高い牧草地に行ってみたのだが、いきなり大物が登場した
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その名もセアカオーストラリアムシクイ。文字通り背中が真っ赤である。それは赤(red)や紅(crimson)というより朱色(vermilion)と言うべきか。
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しかしながらこの光沢のある朱色の周辺、いやその他の全身は(今度は吸光系の)黒なので、日光が当たっているときは特に撮影(露出)が難しい。
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ちなみに白ピーヌさんは、背中全体の朱色が羽に隠れずに飛翔している見事なシーンを撮影された(スゴイ)。
ちなみに和名の「オーストラリアムシクイ」は、ニッポンに飛来するムシクイ科の野鳥とは、全く似て非なるもの、つまりムシクイは関係のない科である。英名だと“Red-backed Fairy-wren”となり、“Fairy-wren”が「オーストラリアムシクイ」に相当することになる。さらに言うと、“Wren”は広義でミソサザイを指す。そう言えば、まあニッポンのミソサザイ(Eurasian Wren)のように小さく(10cmぐらい)、尾羽を垂直に立てていることが多いとも言える。
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んで特筆すべきは、このような赤黒の鮮やかなコントラストになるのは♂だけで、しかも繁殖期のみだということ。♀や非繁殖期の♂は、ウグイスのような実に実に地味な色相なのだ。つまりはニッポンで言うところの2月中旬(まだ冬真っ盛り)でも鮮やかな婚姻色を呈していてくれたのは、本当にラッキーだと言える。
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近くにいたタイワンセッカ(セッカはニッポンで言うところのムシクイ類)もクッキリ撮れたのであるが、悪いけどセアカのフェアリーレンの方がずっと嬉しかった。
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一同、相当いい思いをしたのであるが、もう少しこの牧草地で探鳥を続けるということで、その(7)へつづく



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