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草原から再び熱帯雨林エリアへと移動。
オーストラリアツカツクリちゃん、お久しぶり〜
和名の“ツカツクリ”の意味は、繁殖期に作成する腐葉土などの堆積型の巣(ゆりかご)のことで、抱卵はしないで有機物の分解熱で卵を孵す。
英名では“Orange-footed Scrubfowl”となり、下図から見てもわかるように逞しいオレンジ色の脚で、地面をscrubしている家禽(もちろん家禽ではなく家禽大のキジ目の野鳥)ということで、こちらの方がダイレクトでわかりやすい。
(しまちゃんさん、後頭部に尖った冠羽もありますよ)
池にはアオマメガンが番で泳いでいた。
オウギヒタキ発見。残念ながらこの絵では尾羽のオウギが閉じているが、角度150°ぐらいの全開モードになることもしばしばとか。ちなみにCNS近郊では4種類のオウギヒタキ属(英語ではFantails)が見られる。それこをどこにでも見かけるのがヨコフリオウギヒタキで、略して“ヨコフリ”。これも何度か紹介したが、ラストでちらっと再掲載するので、覚えておいてください。
チャイロモズヒタキは地味な色相の野鳥だが、モズ(百舌鳥)でもヒタキ(鶲)でもないモズヒタキ科の野鳥。どちらかというとコウライウグイス科が近縁らしい。主に昆虫を主食とするらしい。ちなみにCNSでは虫除けグッズは必携ですが、効かない難儀なサンドフライという虫も。
Sunbirdことキバラタイヨウチョウ再見。ド正面かつアップで撮らせてもらった。それにしても派手やね〜
ナマリイロヒラハシはMonarch Frycatcher類のひとつで、ニッポンの夏鳥で言うとオオルリをイメージしていただく方がわかりやすいかもしれない。下図では光線が悪いのと、撮影者の腕が悪いせいか、鉛色ながら少し濃紺がかった光沢のある胸色がわからない。ちなみに♂である。
こちらは♀で胸元は淡いオレンジ色をしている。ヒゲの感じも確かにオオルリに似ている。
テリオウチュウ(上段左の黒い野鳥)は既出だが、アカメテリカッコウはライファー。確かに赤目だ。そしてニッポンにやってくるトケン(杜鵑)4種と同様に、托卵の習性があるらしい。
CNS近郊ではコウライウグイス属が3種いるって書いたけど、3種めであるキミドリコウライウグイスが樹上で囀っていた。シロハラコウライウグイスとは一発で違いがおわかりだろう。
このポイントではケープヨークオーストラリアムシクイも出たが、残念ながら撮影までは達成できなかった。
しかし紹介していない普通種を入れたら、1日だけで50種は優に超える種類の野鳥が観察・撮影できた。
ちなみにガイドなしでは絶対にこれだけの成果は得られません。よほど現地に熟知していないと、半分も見ることはできないでしょうね。
ということで、翌日にもつづく・・・
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AU
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午後の部は草原での探鳥。草原と言うより牧草(飼料)の農場であるのだが、そういった環境を好む野鳥を観察さるというわけである。
まずは電線止まりであるが、ズアカガケツバメが3羽。
そしてこのポイントでのお目当てであるシマコキンが群れで入っていた!
シマコキンはいわゆるフィンチである。同じカエデチョウ科である文鳥と同じく、飼い鳥としても流通している。
まあ私は飼育派ではないので、ペットしては興味はないが、野生の被写体としてはもう気分高揚である。
さらにもう1種のフィンチがいるではないか。しかもアサヒスズメという真っ赤っ赤なカエデチョウ科の野鳥が!!
英名は“Crimson Finch”でまさに深紅のフィンチ。和名の“旭”は真っ赤な旭日の意味だろうか。
ちなみに牧草止まりが♂で、下腹部以外はほぼ全身真っ赤。電線止まりはそれよりも少し控え目な紅の♀である。
意外にあっさりと念願の野生フィンチに逢えて、皆さんニコニコ・・・再び熱帯雨林方面へと移動し、その(5)につづく |
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樹冠でシロハラコウライウグイスが採餌していた。
コウライウグイス(高麗鶯)というのはウグイスとは縁もゆかりもない独立した科の野鳥。高麗とはもちろん朝鮮半島の意味であり(但し学名Oriolus chinensisでは、“中国”の意だが)、無印コウライウグイスは迷鳥としてニッポンにもやってくる=そのときはバーダー間では大騒ぎになる。
CNS近郊ではその科では3種が棲息しており、いずれも普通種といったところか(メガネとシロハラが登場したので、残りの1種は後ほど紹介する)。
AUでは猛禽も多い。そして観察もしやすいと思う。このポイントではハイイロオオタカが営巣しているところを観察できた。
ハイイロオオタカは希少種なのでラッキーと言える。そして美しい。ニッポンにも冬季にハイイロチュウヒという猛禽がたまに飛来するが、美しいグレーを呈しているのは成鳥♂だけだ。それに比べこのハイイロオオタカは♂♀ともに灰色であり、さらに美麗な白色型というタイプもいるらしい。
サンショウクイ科のひとつ、マミジロナキサンショウクイ。もちろんライファー。
お馴染みのワライカワセミ。至近距離まで接近しても逃げない。
4種めのカワセミはヒジリショウビン。ホントCNSって探鳥していて楽しいところだ。
これも普通種であるオーストラリアイシチドリを見つつ、午前の部は終了。ちなみにこの鳥さんは、以前にも紹介したことがあるけど、脚の関節が普通とは逆の方向(進行方向)に折れ曲がるのだよん。
ランチの後は、ちょっと郊外に出て、草原で探鳥だぁ・・・その(4)につづく。 |
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水辺もある別のポイントへ。枝被りのテリオウチュウがお出迎え。オウチュウは漢字で書くと“秋鳥”となるらしいが、ニッポンには居ない鳥だ(迷鳥として時たまに日本海側の島嶼にやってくる程度)。英名では“drongo”と書き、スラングとして“おバカ”の意味があるらしい。オウチュウにとってはえらい迷惑だが、別種としてこのテリオウチュウなどが分類される(無印オウチュウもオウチュウ科の野鳥)。
テリオウチュウの側に、モリショウビンが佇んでいた。
AUはカワセミ天国でもある。渡りをするシラオラケットはさすがに8月はいないが、それでも5種ぐらいは楽に観察できる。3年前ではちゃんと撮影できなかったモリショウビンに感謝。
こちらはメガネコウライウグイスの幼鳥。成鳥はずっと後に出てくるので、違いを覚えておいてください。
水辺にはカササギガン。カモ科の野鳥だが、この種だけでカササギガン属を形成しており、他のカモとはかなり異なる習性のため、独立科とされる可能性もあるとか。
こちらはシロガシラツクシガモ。頭の白いツクシ(筑紫)鴨という和名。まあ上のカササギ(鵲)ガン(雁)も含めて、海外種の和名なんていい加減なネーミングのものも多いが。
オーストラリアクロトキが巣材?を運んできた。繁殖の準備か?
ヒメミツユビカワセミが随分と遠いところに停まっていた。ただでさえ小さなカワセミなので、時に距離では証拠写真。
さらに奥へと歩いていく。
sunbirdことキバラタイヨウチョウが飛んでいた。
メンガタカササギヒタキの幼鳥が現れた。面型とは人の顔に似ているカササギヒタキ(ニッポンではサンコウチョウがカササギヒタキ科の野鳥)という意味らしい。
お次はウ(鵜)を紹介しよう。これはシロハラコビトウで、なかなかカワイイ。
上よりもずっと大型のオーストラリアヘビウの日光浴。
AUで最も見かける機会の多いハト(鳩)であるチョウショウバト。文字通り超小さい(ちなみに和名を漢字で書くと、超小鳩ではなく、やたらと難しい長嘯鳩となる)。
なので珍しくも何ともない野鳥であるが、枝被りの中で仲睦まじい姿を観察するのは、とても心が洗われる光景だ。英名では“Peaceful Dove”となるが、まさにその通りだ。
peacefulな気分になって、その(3)へとつづく・・・
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3年ぶりのCNSは、季節的には真冬(8月)。しかしながら低緯度地域なので、フツーに暖かい。
出迎えていただいたのはOガイドではなく、これまた山スキーから植物・昆虫、天体観測までハイレベルでマルチにこなす---私にとっては羨望いや畏怖すべきKガイドだった。ちなみにOガイドは、私たちのために1000kmもAU内を移動中だ。
滋賀県からこられた白ピーヌさんご夫婦と合流し、K隊総勢5名で早速探鳥に出かける。最初に出会ったのは、アカチャアオバズクだった。
屋根に止まっていたカノコバト。上海などの市街地にいっぱいいる(こちらでは)外来種。拙ブログでも中国編にて、何回か紹介済み。
こちらはサメイロミツスイ。サメイロとは鮫の色のことで、上半身はまあ地味な色相だけれども、羽先はそうでもない(ミツスイ=Honeyeaterの一種である)。AUでは普通種である。
オーストラリアクロトキは、割とフツーに見かける。いや、街中でも平気で闊歩している。
CNS編の目玉のひとつ、ヤドリギハナドリ(ハナドリ科)。
英名ではMistletoe(ヤドリギの意)birdで、“ハナ”が抜けているが、ミツスイやハチドリなどと同様に花蜜を主食とするらしい(レンジャクと同様にヤドリギの実を食べるという資料も)。いずれにせよ、♂だけが胸元がこんなに紅い。
場所を変え、ヤブに隠れながらのタイワンセッカが居た。ちゃんと撮れなかったが、また後日登場する。
かなり露出がアンダーになっているが、上空にカタグロトビ。ちなみに本年の正月に石垣島でも遠〜い距離で観察している(石垣島では外来種。その際は営巣中だったので、近寄れなかった)。
ペットとして飼われていたオオハナインコの♂。ちなみに♀はグリーンなので、番で飼うと高コントラストのペットライフを楽しむことができる?
さすが野鳥天国のCNS。実に濃密な探鳥活動ができる。
(つづく)
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