大失敗論

ここでは失敗談を赤裸裸に書きます

第十三回「友達」

友達とは?
といった問いに一言で答えるならなんだろう? 

人生で大切なもののうちの一つに友達は入るだろう。

金の切れ目は縁の切れ目とはよくいったもんで
お金が絡むまでに知り合う友人と言うのは
人生ではすごく大切なものだ。

一生涯をともにする友達と出会うのは運命であるか?

もっとも、運命と言うものをはっきり
定義づけないといけないのだが。。

僕はこう書きながら、運命といった事に大否定なのだ。
これは運命を否定しているわけではなく
すぐに運命などを持ち出す方を否定しているのである。

この世の事はこの世でなんとかなるのである。
人間がやれる事は人間の手でなんとでもなるのだ。

人間の手ではどうにもならないのが運命だと思うのだ。

そういった意味での運命があるとすれば、同級生は運命である。

社会に出る前の同じ学校に3年間一緒にいるのは運命である。 
この運命を大切にするかしないかは人間の手にかかっている。

学校での友達の始まりは、まず席順で決まる。
僕はカナタニだったので席の前はオザキ。後ろはキタニであった。
自然と話す癖がつく。ただこれは長続きはしない。 

一学期の中旬に高校の浮かれをかき消すテストが始まった。
なんだろう?このテスト。
落第と言うシステムは高校からはあるのだ。
赤点と言って、30点未満は追試といった事を要求される。
テスト用紙を見てびっくりした。
めちゃくちゃ難しいのである。
僕が学校に来てる以外のどこかで授業を
やってるとしか思えない程難しいのだ。

そこはもちろんカンニングである。

席の前のオザキのを見ようと思ったが
オザキは、隠すのである。
一時でも友達ではないか。
何度も見せろと体を触ったが、彼は嫌がった。

僕はこの瞬間に彼に友情を感じなくなり
一か八かコンパスを取り出した。
背中をついて痛がって体をよじらした瞬間に
見てやろうと言う寸法である。

で、実行!!

背中にコンパスをちょこんと刺した。
彼は、体をよじらすどころか、
とてつもなく大きな「キャー」と悲鳴を上げた。

女子に近い悲鳴であった。

僕はとっさに「蜂が逃げた!!!」と言った。

先生が「どうした?」と寄ってきたが
彼は先生には告げ口はしなかった。

僕の言い訳は
「背中に蜂が停まってたので追い払おうと思った
痛かったのは蜂の針だ」
と言い張った。 

実は彼は中性であった。
いわゆるホモであった。
僕は高校一年の時にそんな存在を知らなかった。
彼は僕に恋心がちょっとあったのだ。
だから僕の嘘も見逃してくれたのだ。

結局テストは勘で答えを書いて提出。
結果も案の定20点くらいであった。

は〜。
この先が思いやられる。
うなだれていると、
教室の外でちょっと太めのズボンを履いた
髪の毛をうっすら染めた一人の男が立っていて

僕のほうを見つめていた。

彼のあだ名はポンであった。


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