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小姓とZENの俳句と言葉
俳句の解釈は読者の感じたことが正解です

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「利口な睾丸」

 
 
 
俳句甲子園全国大会で披露された
「利口な睾丸を揺さぶれど桜桃忌」古田聡子がある。
句の内容や素材の特異なこと、一千人を超える観客の前であったこと、
作者が女子生徒であったこと。
大胆さ、意外性、思い切りの良さ。
独創的なのは間違いない。
果たして俳壇は賛辞するのか、否定するのか。
過去をたどっても、奇抜な句に名句はないのは周知の事実。
「名句」って誰がどうやって決めるのか。
 
 
 
――・――
早稲炊ぐ香にこもりけり夕厨
高橋睦郎
早稲炊ぐ香にこもりけり夕厨_これは切れていない。
早稲炊ぐ香にこもりけり夕厠_これは切れている。
内容によってきれる場合と切れない場合がある。
 
とんと丈揃へて稲を束ねをり
阿部静生
暮れてゆく糸瓜に長さありにけり
雨宮きぬよ
この三句は一句一章で分り易い、平明な句、平明こそ俳句の極意。
名句は全て平明である。
 
星祭気性の荒き馬が好き
小林貴子
子づくりのよきとき短か今年米
宮坂静生
これは、取り合わせの句。
 
曼珠紗華攻めたてられて手招きす
小姓
置かれた言葉を解き明かして、説明できるのか?
僕が作った句は説明できるけれど、読者に共感してもらえるかどうかは分からない。
これは決定句ではない。
 
 
子づくりのよきとき短か今年米
静生
「よきとき短か」の「とき」は・時・季(とき)期間・(とき)
収穫時期で忙しい、だから時間がない、変則的な、“だから俳句”静生ともあろう人がそんなヤワな句は詠まない。
 
僕は解釈も鑑賞もできない。
分らない句は詠みてが悪いのか
読みてが悪いのか
 
 
 
 
この二句は季語を入れ替えれば解釈出来る。
「今年米気性の荒き馬が好き」
「子づくりのよきとき短か星祭」
 
 
 
 

常識の範囲内

 
 
 
 
 
七夕のちまちまと愚痴吊るしけり
小姓
いつの時代でもそうだけれど一番求められているのは新しみ。
常識を外した句。
この句は、藤田湘子の言う俳句メガネが外れていない。
 
 
 
 
 

みなみかぜ

 
 
 
南吹くカレーライスに海と陸
櫂 未知子 
 
子どもらに鳥の匂ひや大南風
石田郷子
キューピーの翼小さしみなみかぜ
高柳克弘
甘いあまい食傷ぎみの南吹く
Zen
 
 
 

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