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管理人のひとりごと
HP「全肥商連九州」の管理人です。このブログやHPへの感想を、「NANA色の風〜九州から(全肥商連九州掲示板)」にお願いします。

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お米の黒い点

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 「健康のすすめ」というブログに「お米の黒い点」と題する記事があり、農家から直接お米を購入する方がいれば、ある程度の黒米は許してあげてください。なんの害もありませんから。かといって、白いお米=危険なお米ではありません。しっかりと選べる知識を身につけましょう。消費者がもっと賢くならないといけませんと書いてありました。
 非常に良い事を書いてあるのですが、途中、細かい間違いがいくつもありました。全てではありませんが、何点か訂正しながら、ここに紹介したいと思います。
 読み易いように多少編集はしましたが、ブログの全文を転載するような形になりますので、今回は長文です。

【お米の黒い点】2017-07-12

 27歳で起業した時に僕は、お米屋をしました。玄米を仕入れて精米して売る。至ってシンプルなこの商売、失敗してすぐに閉店。なんでも経験ですね。
 さて、そんなお米を販売している時に、(添付写真)写真の黒いモノ。これが原因でヘビークレームになったことが何度かあります。たぶんお米を販売した経験がある方は同じ思いをしたコトがあるのではないでしょうか?
 「ゴミが入ってる??」となんども怒られました。この黒い物はゴミではありません。お米です。
 こんな事を言ってる僕も、異物だと思って農家に連絡した事があります。(業界ではヤケと言います)

≪訂正、
 カメ虫の吸汁被害による着色粒を、業界では「ヤケ」と呼んでいるとありますが、正確には「ヤケ」とは、稲を刈り取って乾燥させるまでに時間が長く経過した為に醗酵が生じ、その度合いによって茶色く着色した米粒のことを指す言葉で、カメ虫の吸汁被害による着色粒は「ヤケ」とは呼びません。ところによって、「カメ」と呼ばれることがあると聞いたことがあります。
 この程度の誤りは業界の人間だから気になるというだけで、本筋には関係ありませんが一応。
(訂正.灰海泙如

 追記:この記事は自分が全部体験したコトですので悪しからず。27歳で大阪市西成区でお米屋を経営、30歳で北海道の農家に就職。全く米が売れずに地獄をみました(実力不足です)。体験したコトを記事に付け足しましたので。

 黒いお米はカメムシが養分を吸うと発生します。(カメムシの写真)こいつですね。臭い匂いを放つやつ。くちばしで中身の養分だけを吸うようです。この虫が好きな人はあまりいないと思いますが、彼らだって生きてるわけですね。ある程度は許してあげましょう。

 さて。日本のお米の一等米とか二等米の基準ってなんだと思います?味とか食感とかと思いますか?残念ながら、見た目です。
 この黒いお米(ヤケ)が0.3%以上含まれていると、二等米になります。二等米になるとどうなるか?買い取り価格が下がります。シンプルにこれが一番ダメージを受ける。

≪訂正□
 コメの検査基準は「見た目」ではありません。こう間違って思い込んでいる方が多くいらっしゃいますが、正しくは「歩留まり」です。同じ量の玄米を精米して、白米がどれだけ多く取れるかで、1等米・2等米・3等米・規格外が決まります。これを検査員が見た目で判断するので、「見た目」と誤解されるのでしょう。
 実際には、判断の難しいコメがあると、細かい手作業による分析をしたり穀粒判定機を使用したり、あるいは数人の検査員による協議を行うなどして、正確な判定を下しています。
 歩留まりが悪いと判断されれば、その分等級が落ちます。白米として売れる量が減る、あるいは白米として売るための手間が増えるから、その分生産者の手取り価格は下がる訳です。
 生産者はその価格低下と農薬散布の手間やコストを考え併せて、防除するかどうかを決定します。
(訂正▲灰海泙如

 普通の農家は農協に出荷しますので、玄米60Kgあたりの値段が毎年発表されますが・・・二等米だと60Kgで800円前後ほど農協の買い取り価格が落ちるわけです。農家にとってこれは大きな損害。北海道(長沼町)の友人は40haの水田でお米を作っています。仮に全てが二等米になるとですね、大凡ですが288万円収入が減ります。(助成金の部分はどうなってるかわかりませんが)
 288万円収入が減ったらどう思います?厳しいですよね?我が家なら嫁に殺されます。

 農家さんはこの問題にどうやって対応すると思いますか?やりたくないけどある事を行っています。カメムシ対策に農薬を散布するんです。今はラジコンヘリで散布するコトが増えましたが、僕が体験した8年前にはまだ手作業でした。
 全ては、見た目を良くするためにです。

 これは誰が悪いか?僕は消費者だと思います。お米を売ってる時に、このコトを何度説明しても理解してもらえませんでした。最後は、近所のスーパーで売られている普通の米に切り替えられるわけです。

 農薬を使わない取り組みを体験したコトがありますが、これがめちゃくちゃしんどい。
 父の会社の肥料を使ってもらっている農家で無農薬栽培を一緒に試みたのですが、永遠に終わるコトのない草むしり、水田の横にハーブを植えたり色んな対策しましたが、ほとんど効果なし。その農家は農薬を使うコトを決断しました。
 見栄えの良いお米を作るためにです。

 ちなみに色選機というのがあるのですが、高いんです(120万円ほど)。米屋のときあまりのクレームの多さに色選機を導入しました。単純作業と減らないクレームの多さに耐え切れず、社員が車とお金持って逃げてしまいました。
 なんども言いますが。なんでも経験ですね。

 ちなみに農薬を使うとどうなるか?色んな問題が出ます。
 ”農薬を撒くので外に出るな””体調を崩した方はこちらまで”みたいな掲示板や町内放送が流れたりします。比布という町に住んでいたコトがあるのですが、取り付けられているラジオ?みたいなものでアナウンスされていました。
 当然ですが体に良いものではないですね。

≪訂正≫
 「農薬を撒くので外に出るな」「体調を崩した方はこちらまで」とは、あくまで農薬に理解の無い方へのアナウンスであって、言うまでもないことですが「農薬を撒いたとき外に出ている人は体調を崩す」ということを言ってる訳ではありません。
 さらに続けて、農薬が「身体に良いものではない」などというと、誤解を与えかねません。
 先日、子どもに食塩を与えて死なせてしまったという事件が報道されていました。これは食塩が、その子供に与えるには多すぎる量だった為です。
 農薬も、安全な量、安全な使用方法が規定されています。食塩と同じように、安全に使うことのできるものなのです。上記の表現では「どんな使い方をしようが、農薬は良くないもの」と受け取られるかもしれません。
 科学的に安全かどうかが一番大事なことで、それは使用する量によるところが大きく、食塩や農薬そのものが危険だという誤解を招かないようにすべきだと思います。
(訂正ココまで)

 ネオニコチノイド系の農薬を使うのですが、他の生態系にも大きな影響を与えて大問題に発展しているわけです。
 ミツバチが減ってるって話聞いたコトありませんか?もちろんミツバチだけではなく蛍やその他の虫もびっくりするくらい減っています。これ世界的に問題になってるんです。
 日本って、実はすごい農薬大国。ちなみにアインシュタインは「ミツバチが絶滅したら4年後に人間も絶滅する」と言ってますね。
 私たちが虫にどれだけお世話になっているか・・・もう少し真剣に考えなければなりません。

≪訂正あ
 農薬と生態系、虫と人間の暮らし、日本の農薬事情等々、文明論にも及ぶような大きなテーマを、簡単にポンポンポンと提示されています。話が大きくなり過ぎるので、ここではスルーさせていただきます。
(訂正ぅ灰海泙如

 なんにせよ、消費者のモラルが高まらないと何も前に進まない。化学物質の塊みたいな食品を提供して平気な企業も、その危険性とかを記事にすると異常に反応する消費者も、社会の全てが繋がっているという感覚が抜け落ちてると思います。

≪訂正ア
 「化学物質の塊みたいな食品」とは、食べ物じゃないような食品だと感じるようなものをこういう風に表現しただけだと思いますので、これはアリで構いません。
 これは本当に余計な事なのですが、我々の身の回りにある物あるいは我々自身も、言ってみれば「化学物質の塊」であって、そう捉えて科学的に分析することが我々の身の安全に繋がっているとも云えます。
 とはいったものの、やっぱり余計な一言みたいです。「健康のすすめ」のブロガーさん、すいません。
(訂正ゥ灰海泙如

 絶対に自分に返ってくるのに、どこかで自分一人が・・・って意識があると思うのですが。その積み上げが社会を作ってますから。
 自分が変わらないとダメなんです。消費者が賢くならないとダメなんです。これは絶対に。

 子供に食べさせるなら、多少黒いものが入っていても僕は農薬を散布していないモノを選びます。無農薬が絶対に正しいとは思いません。作物によっては使用しないと難しいモノもあります。
 けども、使用の目的が見栄えを良くする為のモノであるならば、僕はいらないと思います。
 農家から直接お米を購入する方がいれば、ある程度の黒米は許してあげてください。なんの害もありませんから。

 追記:選別機を購入して黒いお米を取り除いている農家もいますので、白いお米=危険なお米ではありません。

 しっかりと選べる知識を身につけましょう。

≪あとがき≫
 ブログ「健康のすすめ」の「お米の黒い点」という記事は、以上です。最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
 色々勉強させていただきました。「健康のすすめ」のブロガーさん、ありがとうございました。

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