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米検査抜本見直し

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 日本農業新聞(30/2/15)に「米検査抜本見直し」と大きな見出しが出ていました。「22年度までに等級廃止/農水省」とも。記事から、どう変わるのか予想してみました。
 記事には、1等、2等といった等級を全面的に廃止し、品位鑑定の新たな方法を示す、機器による計測にシフト、6伴埃莪で重視する"着色粒""死米"などに項目を絞り込む等とありました。

 現行の農産物検査法は食糧不足の食管法時代のもので、時代の変化に即していないと仰る方もいますが、実際には少しずつ変化してきていて、現場は結構その対応に気を使っています。
 例えば今の3段階の等級、私の若い頃は5段階だったのを覚えています。当時の1〜3等を1等にまとめ、4等が2等、5等が3等となりました。
 で現行の1〜2等ですが、年産によって1等が多い年と2等が多い年とがあり、結局、1等が多い年は1等米価格が相場となり、2等が多い年は2等米価格が相場を作っています。確かに歩留まりには差があるのですが、その等級間の差額は取引上オマケ的な扱いを受けているというのが実情です。
 なので、1等と2等を敢えて分けるメリットは少なく、これをまとめたら1〜2等が1等、3等が2等となります。敢えて"等級"で呼ぶ必要がなくなるという意味での、等級廃止ということなのではないでしょうか。

 穀粒判定機は、検査が民間に移行したと同時にどんどん普及していると思います。また、その性能も良くなっているので、"目視"から機器で計測された"数値"にシフトするのは流れとして自然だと思います。
 現場でも"数値"の後ろ盾があるので、自信を持って"目視"の判定が下せるという場面が多いと思います。判定機が大量に出回るようになって、コストパフォーマンスの高い機器が使えるようになるといいなと思っています。

 で、ポイントは"着色粒""死米"の判定ということになるのでしょう。着色粒は精米段階で除去できるから検査規格から外せと仰る方もいらっしゃるようですが、その除去する為の費用とその際に目減りする量こそが、業者が損しないよう気にするところなのです。
 色彩選別機が無かった頃の検査現場では、着色粒の中でもカメムシの被害粒=斑点米は特に厳しくみていました。他の着色粒より深く入り込んでいるので、その分を精米時に厚く削らなければ除去できなかったからです。

 このように時が経って変化したところには検査規格も対応し、例えば同じ値段だったら黒い粒のない真っ白なご飯のほうがいいといった、変わらないところは尊重し、少しずつ見直していかなければいけないのでしょうね。

 数年前には、飼料用米の検査が始まりました。異物混入と水分を厳しくみて、被害粒は25%等という緩い規格になっています。もちろん等級はなく、"合格"か否かだけです。記事にある見直しでは、これを主食用玄米の流通の実態に合うようにアレンジし、着色粒等の割合を計測しその数値で何らかの区分をするような検査規格になるのでは、と私は予想しているのですがいかがでしょうか。

 現在、検査員資格を取得しようと思えば、研修費用として数十万円掛ります。上記のように簡素化されれば、その費用も安くなるのではと期待しています。そうなれば出来秋に不足する検査員も、確保出来るようになるかもしれません。
 記事には、現場が混乱しないよう見直しは慎重にとありましたが、一度に大きく変更するのでなく、流通に支障がない程度に少しずつ変えていってもらえればと願っています。

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