優柔不断中年日記

死んだフリ長過ぎ・・・(^^;

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地団駄は島根で踏め

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この本、意外と面白かったです。

語源ハンターを自称し、行って、見て、触れる語源の旅を実践している

放送作家のわぐりたかしと言う人のちょっと変わった旅行記です。

下記の言葉が生まれた土地へ行き、語源となる人に会い、モノに触れ、事件を調査し、

地元の人たちと仲良くなり、名物料理まで味わって来るという贅沢な旅です。



急がば回れ/滋賀県
ごたごた/神奈川県
らちがあかない/京都府
ひとりずもう/愛媛県
あこぎ/三重県
縁の下の力持ち/大阪府
つつがなく/山形県
あとの祭り/京都府
どろぼう/愛知県
関の山/三重県
うやむや/秋田県・山形県
あいづちを打つ/京都府
もとのもくあみ/奈良県
チンタラ/鹿児島県
ごり押し/石川県
お払い箱/三重県
うだつが上がらない/徳島県
うんともすんとも/熊本県
火ぶたを切る/愛知県
のろま/新潟県
大黒柱・醍醐味/奈良県
二の舞/静岡県      
地団駄を踏む/島根県

後書/東京「語源遺産」
やばい、どたんば、、くだらない、へなちょこ



上記のような言葉は辞書やネットで調べれば簡単に語源が分かるかもしれませんが、

実際にはちょっとニュアンスが違っているものもあるようです。

出不精の私もちょっと旅行に行ってみたくなるような本です。


そして続編も計画中だとか。その名も「太鼓判は山梨で押せ」。



裏表紙に作者のことが紹介されておりました。


わぐりたかし(放送作家・語源ハンター)
1961年東京都生まれ。「日本フードジャーナリスト会議」代表。
世界遺産から南極大陸までテレビマンとして地球を飛びまわってきたが、本書の企画で「日本語の旅」の面白さ、奥深さに目覚め、「語源ハンター」としてニッポン全国を旅行中。
「おこがましい」「登竜門」「高嶺の花」「金字塔」など、海外への語源ハンティングも目論んでいる。
座右の銘は「こつこつ」「急がば回れ」だが、実際は「チンタラ」「ごたごた」していて「らちがあかない」。

だそうです(笑)

最近読んだ本

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−とかく、女と酒は誉めるべし。批評すべからず、愉しむべし。−
                     「入浴の女王」より



ユリイカで杉浦日向子さんの特集号が出ていました。昨年10月の臨時増刊号です。

買ったまま本棚の飾りになっておりました。

小さな頃からの写真と上記のような著作からの一言、交流のあった人達の寄稿、対談などが掲載されています。

先日お亡くなりになった中島梓さんの寄稿もあります。

一冊丸ごと杉浦さんの記事だけの特集号です。


別に江戸の文化や風俗を勉強しようと思っている訳ではないのですが、

この方の作品は何故か心惹かれます。

蕎麦と酒が大好きだったそうですが、ロックも大好きだったそうで、

キンクス、ライ・クーダー、ザ・バンド、リトル・フィートなどがお好みだったようです。

洋楽テーマの作品は残してくれていないみたいですね。ちょっと残念。


単行本未収録作品の「三味線枕」がカラーで掲載されています。

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「吉良供養」という作品の下書きバージョンも巻末にあります。

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もっと色々なテーマの作品を読んでみたかったです。


2005年7月22日 病没  享年46歳

週刊昭和

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フラリと入った本屋で見かけたので買ってみました。

朝日新聞出版発行の分冊百科「週刊昭和」です。

何冊か重ねてあったのですが、ちょうど私の生まれた年である昭和35年の号を発見。

もちろん生まれた年の記憶なんかないのですが、なんとなく買ってみました。

60年安保は言葉だけでしか知りません。


家電製品は見覚えがありますね。

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昭和30年代の我が家にはテープ・レコーダーや電気ポットはなかったなぁ。

葛飾の下町で棟割り長屋に住み、鼻水垂らして駆け回っていた頃です。

文化的なんて事とは程遠い生活をしておりました。


あるページの片隅にこの年の新製品が紹介されておりました。

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私、ハイライトと同じ年だったんですね(^^;

20本入り70円とあります。

私が煙草を吸い始めた頃、10本入りショート・ホープが50円でした。

ハイライトは80円程度だったと思います。結構煙草の値段は安定していたんですね。



事件の記事もあります。

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時の社会党党首、浅沼稲次郎氏刺殺事件の決定的瞬間で、この写真を撮ったニュース記者の長尾靖氏は

翌年のピューリッツァー賞を取っているそうです。

教科書か何かで見た記憶があります。安保が生んだ事件ですね。


これはYouTubeに一部始終がアップされておりました。

衝撃ニュースですね。心臓の弱い方はご覧にならない方がよろしいかと…。



こんな若造は現代ではもう現れないんでしょうね。

それにしても政治の世界は今も昔も…。

坊ちゃんの時代

やっと忘年会の波が引きつつあります。納会も含めてあと3回ほどです。

100年に一度の不況と言われ、製造業の契約社員の方などは大変なことになってるのに、いい気なもんです。

何だか申し訳ないような気持ちになってきます。

日本はどこへ向かっているんでしょうねぇ。

などと考えていたら、先月本棚を片付けた時に出てきた本を思い出しました。



何度か書きましたが、マンガはほとんど読みません。

でもまたマンガのご紹介です。

関川夏央原作、谷口ジロー作画 「坊ちゃんの時代 ― 凛冽たり近代、なお生彩あり明治人 」

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写真は文庫版です。単行本でも持っていますが、保存版にしようと思い、仕舞い込んであります。



登場人物は夏目漱石を中心に実在した明治の文学者達やその周りの人々です。

冒頭から酩酊した漱石がビア・ホールで大暴れするという話で驚かされます。

酒乱気味だったそうです。

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もちろん名無しの‘猫’も登場します。

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その他にも森鴎外と「舞姫」のモデルになったドイツ人女性との恋愛、

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本当は無責任な放蕩者で、親友である金田一京助を困らせ続けた石川啄木、

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その他にも二葉亭四迷、徳富蘆花、島崎藤村、与謝野晶子、小泉八雲などの作家達。

伊藤博文を中国のハルビン駅で射殺したとされる安重根、平塚らいてうと森田草平の心中未遂事件、

「姿三四郎」のモデルとなった講道館四天王の一人西郷四郎、ご幼少の頃の東条英機、

天皇暗殺計画を立てたと言われる幸徳秋水など当時のニュースな人達。

それらの人達が出会い、絡み合い、どのように文明開化を過ごしていたのかを明かにして行きます。



見てきたかのような詳細な描写とストーリーで時間を忘れてさせてくれます。



実話半分、創作半分といったところだとは思いますが、

西洋文化を急激に吸収しながら日本古来の精神性を保とうとする明治人達の生き方は、

同じ日本人として誇りにしていいのではないかとさえ思えて来ます。


明治期の文学作品は、単調で、尚かつ難しいという印象があったのですが、

コレを読んでからは、ポツポツと読むようになりました。



もう普通の本屋には置いてないかもしれません。

古本屋などで安価に入手できるようでしたらお勧めの作品です。

放送禁止歌

今日は読み終わった本を散らかし放題にしてあったので片付けておりました。

本棚を整理していたら、こんな本が出てきました。


森達也著 「放送禁止歌」 知恵の森文庫
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1999年11月6日の深夜に放送されたフジテレビの「『放送禁止歌』

〜歌っているのは誰?規制しているのは誰?〜」

という番組でいろいろ取材して得た情報をまとめた本だそうです。


番組は観ていないのですが、企画立案時からの話も載せていてなかなか興味深い内容です。

「放送禁止歌」をどうやって放送するんだ?と相手にしてくれないテレビ局がある中、フジテレビはさすがですね。

深夜放送とは言え、企画を通した編成局長は、「やるなら中途半端ではなく、徹底的にやるように」

と言ったそうです。



今まで“放送禁止”というのは、ほとんどが自主規制という認識はありましたが、

改めて理由を突きつけられると判然としないものが残ってしまいます。

使ってはいけない差別用語、四文字言葉、体制批判、そして部落差別。

デーブ・スペクターとの日米規制比較。


取り上げた曲67曲。そのうち歌詞掲載が20曲です。結構、知っている曲が多いです。

中には、「えっ、これが?」というのも入っていますね。

ニール・ヤングの「オハイオ」やCCRの「雨を見たかい?」も取り上げています。



実際にテレビで観たことがあるのですが、北野タケシの生番組で田舎のオジサンに「ご職業は?」

とインタビューをしたら、「×姓だ」とあっけらかんと答えてしまいました(伏せ字には漢数字が入ります)。

スタジオはちょっとしたパニック状態でしたが、タケシが「本人が言う分にはいいだろ」と収めてしまいました。

その程度のことだと思います。


差別用語なんて無くしたって差別は無くならないし、かえってそのことを強く意識させられるような気がします。


いろいろと詳しい内容をここに書いても暗くて深刻なブログになりそうなので、音楽で締めます。

文庫版冒頭に歌詞を掲載している岡林信康の「手紙」です。

番組のエンディングに使われたようです。

         
岡林信康「手紙」

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