あずみ

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今日は『あずみ』

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わたしは実はあずみを劇場で観ていない。
血が「ドバアッーーーーー」と出る映画が苦手だから。

知ってる俳優さんがバタバタ死んでいくのがキライだから。

だから、観なかった。
作品の言わんとするところとか、
どんなに秀逸作品でも、話題の映画とかいわれてもダメだった。

しかしである。
you tube の「あずみ」の動画を見て、泣いた。いや、号泣した。

     『これが運命だ』

この短いセリフに「なち」のあずみに対する思いや、
悲しい運命や背負っってしまった重い使命感を、
あの表情、間合い、セリフ、佇まい、存在そのもので
小栗旬は「なち」の全てを物語ってみせた。

はじめは「あずみ」という映画のよさが理解できなかった。
しかし、小栗旬のあのシーンを見ただけで、
「あずみ」のテーマをも理解できた。
そしてその悲しさも。

わずかな出番だったが、あのシーンは「あずみ」のこれから歩んでいく、
過酷な運命を物語り、「あずみ」のこころのベースになるもので、
斬られながら「強くなったな」と語り、形見を渡すシーンはあまりに悲しい。
愛し合う者同士でさえ、殺し合わなければならない。
使命のため、その運命を否が応でも受け止めさせられた瞬間でもあった。。

斬られた瞬間の小栗旬の表情がまたいい。
斬られたという事実と、「あずみ」を斬らずに済んだという安堵感と、
愛する者との別れを、泣いているようで、笑っているようで、実に切ない。

この映画を見て、「小栗旬はただ者ではない」ことを確信した瞬間だった。

時間に余裕があり、思う存分泣ける、そんな状況の時しかこの映画は見れない。
相当やばいことになるからだ。
しかし、小栗旬のすごさを再確認したいとき、
私は必ずこの「あずみ」を見ることにしている。
そんな役者「小栗旬」に会える映画、と私は思っている。

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