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はじめて出逢った、怖いオトコノコ。
不気味な美しい少年。
どこを見ているかわからない焦点のない目で何かを見てる。
やさしく無表情な美しい顔。
もてあましたような長い手足。
生きていながら、まるで死人のような生気のない横顔。
時に浮かべる残酷な笑み。
その時だけに見せる生気に満ちた表情。
恐ろしい。
怖いってこういうのだろうか。
淡々としていながら、こころで燃え上がる青い炎を感じさせる。
こんな表情も出来るんだ。
どうやってああなったか彼の心の闇は描ききれてなかったが、
私が捉えきれなかったのか、
しかし、何が彼をああさせたのか、
ラストがあまりにも美しく、悲しく、心を打つ。
父親の深い愛を彼はついに受け入れることは出来たのか。
死にたかったのだろうか。生きる意味はどこにあったのか。
自分で選ぶのでなく、恨まれながら殺して欲しかったのか。
不気味な美しい少年は
ただのだだっ子だったのか。
父を困らせたいだけだったのか。
感情を出せない、感情を処理できない子だったのか。
親としても、考えさせられる怖くて、悲しい映画だった。
少年が怖いくらい美しいだけに、さらに悲しさが、恐怖が増す映画だった。
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