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ストーリー:ベルリンのグランド・ホテル。
そこは毎日虚栄心に満ちた人々が宿泊し、遊び、働き、訪れては去っていく場所。
隣人の素顔はお互いに知らず、必要以上に関わり合いを持たない。
踊りと人気に翳りが見え始め、自殺を考えるロシア人バレリーナ。
放蕩の挙句、金策に窮し、ホテル泥棒に落ちぶれた男爵。
経営不振を他社との合併で立て直そうとする会社社長。
美しいが野心家で実利主義の速記者。
死の宣告を受け、最期の人生を謳歌しに来た老会社員。
5人の人間模様を中心に、ホテルは万華鏡のように人生が転回していく様を映し出す。
感想:たまたまのある日、ベルリンの一流ホテルに集まったいろんな人々の人生模様を描いてみせる。
高名な悩めるプリマ、お金に困っている男爵、死を宣告されているしがない労働者。
美しい秘書、危なくなっている会社の社長、それにホテルの従業員も。
話は男爵を中心に回っているように思えるが、彼は思わぬ最後となる。
「グランドホテル、人々が訪れては去っていくところ」
その限られた舞台で生と死、喜びや悲しみ、怒りや希望、人間の欲望や高潔さ、
と様々なドラマが凝縮されている。
印象的なのは死を宣告されて絶望の淵にいたライオネル・バリモアが、
秘書のJ・クロフォードと希望を持って旅立つ姿と、
男爵の困窮してもぎりぎり踏みとどまり人間の気高さを失わない生き方。
多くの登場人物をきっちり描いて、
彼らのそれぞれに考えさせられるドラマがあるのが素晴らしい。
ここでもガルボは美しく魅力的。
キャッチコピー:不明
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