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突然ではありますが、俺研レポゥトです。
通常であれば「ザク学」の続きを掲載する予定なのですが、とある人物からレポゥトの依頼を受け、番外編として数回に渡って「ザク学」と平行して書くことにしました。

で、番外編のテーマは・・・

宇宙世紀兵器の型式の持つ意味と規則性

です。

ガンダムやってると、普段何気なく出てくるモビルスーツの型式。有名なところで行けば、ザクの「MS-06」やガンダムの「RX-78」ってアレです。
ちょいと軍事関連の知識をかじっていればなんてことない話なんですが、その意味と規則性を知る人は思ったよりも多くない。この手のものはマニアックが故に資料も豊富というほどでもない。
でも知っているとモビルスーツ同士の繋がりも意外な形で見えてきてなかなか楽しいです。その上、オリジナルMSをデザインやプラモ製作する際も、設定に深みを持たせ、説明に説得力を増すことが出来るので、知っている人もそうでない人も知って損ナシ!(←無理矢理w)
過去30年間に定説となっている内容や我が研究所が提唱する独自の解釈などを交えて紐解いていきたいと考えております。


型式とは・・・

航空機・自動車・機械などで、特定の構造や外形などによって分類される型の事。
ガンダム世界においては各所属陣営において制式採用される際に与えられる一定の規則性を以て定められた呼称。工業製品(兵器)を分類、存在の明確化を端的に示した物といえる。
型式の規則性は各陣営の組織形態によって変化するので、年代で変化したり重複したりします。今回からは1年戦争前からグリプス戦役前のU.C.0075〜0084あたりまでの年代で登場する型式から順次、ご紹介していきます。

今回は連邦軍編です。

連邦軍といえば、なにより「RX」ナンバーが有名ですが、本来は試作・実験機などに与えられるナンバーなので、本来、あまり表だってはいけないモデルです。そして系統も規則性も薄いので、解りづらい部分があります。
そこで今回は量産機であるジムをメインに取り上げていきます。
まずは基本的な法則からご紹介していきます。

イメージ 1

図を見てもらえればある程度お分かり頂けるかと思います。
最初に付けられる「R」は地球連邦軍所属、または連邦軍の採用された事を意味します。試作機、量産機に関わらず連邦軍に所属するMSほぼ全てに与えられています。
その後の「GM」は諸説ありますが、「Gundam Mass produce type(ガンダム量産型)」の最有力であり、当研究所もそれを支持します。
「79」は基礎設計年度、つまりU.C.0079年に基礎設計されたということになります。
基礎設計から改良や局地戦仕様などを施した場合、基礎設計年度の後に個別の記号(あるいは番号)を与えることで差別化していきます。

主な派生呼称
RGM-79A 「ジム」(最初期型という意味で最初のアルファベットが与えられたと考えられる)
RGM-79C 「ジム改」(E型と同系統フレームを使用した改良型、戦後の戦略を視野に入れた機能が盛り込まれている「C」はCustamaizedの可能性アリ)
RGM-79D 「ジム寒冷地仕様」(初期型をベースにG型の機能を盛り込んだ極寒冷地専用の局地戦仕様)
RGM-79E 「ジム先行量産型」(最初にRX-78の稼働データをいち早く獲得し、試験的に配備されたルナ2製のジム。「E」はEarly modelまたは未使用の若いアルファベットを登録した可能性もある。表記には「[E]」とされる場合もある。判断基準は多数あるが、オデッサ作戦以前に生産されたジムは先行量産扱いされている可能性が高い)
RGM-79F 「デザートジム」/「陸戦用ジム」(基本的には装甲と防塵・廃熱処理を強化、地上戦闘に特化した仕様で型式こそ同じだが、アフリカ戦線用のデザートジムとヨーロッパ戦線用の陸戦用ジムがあり外観も武装も大きく異なる。「F」はFull armerと思われる)
RGM-79FP 「ジムストライカー」(C型をベースにF型用に開発されたリアクティブアーマーを装備し、重量増に伴う推力が強化された対MS近接格闘戦用重装仕様)
RGM-79G 「ジムコマンド陸戦仕様」(空間戦闘に比重が置かれた後期生産型の陸戦仕様「G」は未使用の若いアルファベットを取った模様)
RGM-79GS 「ジムコマンド宇宙仕様」(G型と同型だが空間戦闘用の追加スラスターと武装が強化されている。「S」はSpace used)
RGM-79[G]「陸戦型ジム(先行量産型)」(E型と同様の設計を持った地上専用機、RX-79[G]をベースにしているので、汎用型のジムとは外観に大きく差がある「[G]」はGround modelと思われる)
RGM-79N 「ジムカスタム」(一年戦争後に開発された熟練パイロット向けの高機動汎用型、初期のジムと比較してほぼ新設計に近い「N」はNT-1base modelが有力)
RGM-79L 「ジム・ライトアーマー」(初期型設計段階で企画されていた熟練パイロット仕様。極限まで装甲を削り、機動性を高めた一撃離脱攻撃を得意とした仕様「L」はLight armer)
RGM-79Q 「ジムクゥエル」(ジムカスタムをベースに開発された次世代機、「Q」はQuel「鎮圧」の意)
RGM-79R 「ジムII」(RGM-79の近代化改装を施した機体。「R」はRefine modelと思われる。U.C.0085以降はRGM-179の型式を与えられている)
RGM-79S「ジムスパルタン」(1年戦争後、ゲリラ化した地上のジオン軍残党の掃討を主任務とした野戦仕様。RGM-79SPをベースとしたとされている「S」はSpartan)
RGM-79SC「ジムスナイパーカスタム」(RGM-79L同様、熟練パイロット向けの高性能型。パイロットの戦闘スタイルに合わせた数種の仕様が存在するが、高出力ジェネレータと高性能光学センサーを駆使した長距離ビーム狙撃を得意とした「SC」はSniper Custam)
RGM-79SP「ジムスナイパーII」(RGM-79GSをベースに光学センサー強化した狙撃戦に特化した機体。一年戦争時に生産されたジム派生機の中で最高性能を誇る。「SP」はSniPerから来ていると思われ、「S」ナンバーはスパルタンとは別で企画が存在したと思われる)
RGM-79T「ジムトレーナー」(パイロット育成用の教習機。センサー部のバイザー強化と開放型の複座式コクピットが特徴「T」はTrainer)
:

次にジム系であっても「RGM」でないジムのご紹介。
汎用量産機として開発された「RGM-79」。しかし、そのなかにあって基礎設計を大きく変更しなければ実現不可能な派生モデルもいくつか存在する。

RGCナンバーの「ジムキャノン」とRAGナンバーの「アクアジム」です。


イメージ 2

RGC-80「ジムキャノン」はジムの派生機としては有名でポピュラーな部類かと思われがちですが、じつはジムの基礎設計を大きく変更することで完成した特殊機です。
実はRX-77「ガンキャノン」に近いと言われるほどジムの設計、及びパーツ共有率が低いと言われており、技術的な問題点が多くコストも高いため、生産された機体総数が極端に少ない。それが原因で後方支援機の不足が生じ、ボールの生産数が多かったという説もあります。
一方、RAG-79「アクアジム」は「水中」という極めて特殊な環境なので、耐水・耐水圧処理や推進機能の違いでジムキャノン以上にパーツ共有率が低く、ほぼ新規設計に近い機体といえます。
汎用型であるRGM-79「ジム」をベースとしながらも、仕様に対応させるがために汎用型の設計から大きく逸脱したのがこの2機種である。連邦軍組織としては便宜上「ジム」でなければといけない事情があり、強引ながらもこのような棲み分けがされたと考えられます。
この手の機体は、その特殊性のせいで更なる派生・進化はあまり見込まれないが、ジムキャノンもアクアジムも改良・再設計が行われている
RGC-83「ジムキャノンII」(RGM-79Nと同時並行で開発された中距離支援機。FA-78NT-1のデータが使用されておりN型同様、RGC-80とはほぼ別物の機体設計を持つ。おかげで高価な機体となり、生産数は極めて少数)
RAG-79G1「ガンダイバー」(アクアジムをベースに指揮官、または熟練パイロット用に主に通信機能と武装を強化した機体。)

これら以外にも派生・改修機が多く存在するが、存在が定かでない物も多いため今回は割愛した。しかし必ずしも機体形状や機能の違いだけで型式が分けられると言うわけでもない。例えばパワードジムのように既存の機体に実験用部品を装備して形状が大きく変更されているにも関わらず、型式上は「RGM-79」と変更されていない。変更はおろか「C型」ベースであるはずの機体「C」の表記すらも外されている。無粋な話をすれば、制作側が型式をつけ忘れたというのがホントの所だろうが、それでは面白くないので、世界観に沿った推察をすると、実験機というのはリスクが大きく、次世代機開発(この場合、GP計画)の秘匿性と情報漏洩防止のために敢えて型式を与えず書類上、通常戦力のジムとしたのではないだろうか?それを証拠にトリントン基地を襲撃したデラーズフリートの迎撃にパワードジムは通常戦力として参加している。
このように必ずしも形状や機能の違いだけ型式が与えられるとは限らず、組織の都合で機体の扱いが変わるところも不思議なところであり、趣深いものです。本当は制作側の事情なのでしょうが「後付け設定」が日常茶飯事に行われているガンダム世界においては、こうした考え方も十分説得力を持つと思います。

次回は最初に少し触れましたが連邦軍の試作機群「RX」ナンバーをご紹介。
チャオ!( ̄ー ̄)/

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ふたつのザク2


ジオン・ズム・ダイクンの死後、ザビ家独裁による「公国制」に移行したサイド3は、自治権獲得から地球連邦からの完全独立を目指し、武力衝突をも視野に入れた政治体制へと激化していく。
地球連邦との圧倒的な戦力差を覆すべく、電子機器の無力化が実証されたミノフスキー粒子に着目。ミノフスキー粒子散布下での対艦用機動兵器として開発されたのがモビルスーツ「ザク」である。
U.C.0073年、制式に「MS-05 ザク1」が配備され、秘密裏にその実働データ収集と改良が施されていき、76年には、ザク1の問題点をほぼ全て克服し、より実践的に進化した「MS-06 ザク2」が配備され順次、機種転換が行われることとなる。
ここまでがザク2に至るまでの大まかな経緯です。ここまでは初期のレポゥトでもご紹介した事がありました。

ここからが本題です。

0076年の段階で配備されたザク2は初期型の「A型」と呼ばれる仕様です。
A型はザク1の問題点こそ克服しているもののインフラ面も含めた細かな問題点は山積してました。必勝が義務づけられてジオンにとって、来るべき開戦に向けて更なるデータ収集と性能向上が施されることは言うまでもないと思います。そこで誕生したのが、A型に装甲強化を施し対艦・対コロニーへの核攻撃を想定した「C型」。A型で収集された実働・製造・整備に至るあらゆるデータを考慮し、より安定した生産と運用を主眼に置き、トータルバランスを向上させた「F型」をロールアウトします。

C型は一年戦争初戦で戦果を挙げますが、南極条約締結により核攻撃が禁止された為、重装甲が不要となったのでF型への改装、または廃棄されていき姿を消します。
F型は宇宙での空間戦闘を主眼にしつつ、コロニー内外、月面の低重力、地球上の1G下、あらゆる活動領域をノンオプションで投入でき、整備性も含めた高い汎用性が特徴の機体であると言える。以降、ジオンの新型MSがF型と何らかの関係性を持つことになる。

ジオン独立戦争は当初は南極条約締結で完遂する予定で、地球降下作戦はあくまで保険的意味合いが強かった。しかしグラナダでは製造過程のF型から宇宙用装備と推進剤を組み込まない地球降下作戦用とおぼしき機体を少数生産し、地球降下部隊に配備された。これが「J型」の雛形であったと見るべきだろう。
結局、南極条約は当初の予定と大幅に違った内容となり、地球降下作戦が現実のモノとなったのだが、グラナダの司令官がキシリア・ザビ大佐(当時)であることを考慮すると、仮に南極条約が予定通りに締結されたとしても地球降下作戦は実施されていたのではないかと思われる。

やや話はそれたが、まずはF型とJ型との比較してみる。簡単に言えば全領域で活動可能な「汎用型」のF型と、地球環境のみに特化した「地上型」のJ型。基本コンポーネンツはほぼ同一で、ジェネレータ出力も同じであるが主に違いが3つあり、第一の違いは「ジェネレータの冷却方法」である。

F型の宇宙用触媒による冷却方式

イメージ 1
F型の主要領域である宇宙空間ではあらゆる行動に運動エネルギーを必要とする。故にロケット噴射による推進、制動やAMBAC&アポジモーターによる姿勢制御が不可欠である。強大な運動エネルギーを発生させるジェネレータの発熱量も膨大である。宇宙空間での廃熱は風や水と使った冷却方式が使用できないため、宇宙専用の冷却剤を使用し、ジャネレータの発熱を強制的に冷却・排出しなければならない。推進剤も冷却剤も多量に必要とし、更にそれを機体に内装しなければならない。
無重量状態の宇宙では、機体バランスが取られていれば重量の問題ないといえるが、1Gという環境においては機体バランスの上に、可能な限り軽量であることが有用性の高い兵器としては絶対条件になる。

J型の空冷式冷却方式

イメージ 2
地上には重力があるため移動手段は基本的に脚部での歩行・走行で行われる。緊急時のジャンプ以外は推進機能を基本的に必要ない。つまり姿勢制御用アポジモーターを始めとする宇宙用機材と推進剤を最小限にスポイルでき、軽量化できると言えるだろう。そしてパワーウェイトレシオをF型と同仕様にするならば、この軽量化により空冷廃熱方式でも運用できるレベルまでジェネレータの負荷が抑えられ、冷却剤も不要になるので、更に軽量化が可能となる。
純粋な軽量化とエネルギー効率を重力下仕様特化させる事により、脚部への負担が大幅に軽減され、余剰スペースには必要に応じた機材の装備を可能としたことで、予想以上に多用している地球環境に適応した局地戦用MSのベース機として機能する事が可能であったと推察される。

第二の違いは外観はほぼ同じでも、役割に大きな違いが存在した脚部である。

推進器を始め、あらゆる機能を有するF型脚部

イメージ 3
宇宙空間な運動エネルギーにより推進と姿勢制御が必要なのは前述したと思う。背部と脚部のメインスラスターで推進するのだが、特に脚部には推進ロケットの機能とは別に、各部に姿勢制御用のアポジモーターとANBAC効果を生むための慣性運動機能や推進剤のプロペラント、更には歩行機能など、多くの機能が複雑に混在する特殊な部位といえる。

歩行器としての機能に限定されたJ型脚部

イメージ 4
複合機能を有するF型に対し、重力下で不要な機能を捨て、そこにできた余剰スペースに脚部を保護するショックアブソーバーを装着し、歩く・走るといった歩行機能に限定することで、歩行機能を格段に向上させ、重力下で最も重要な軽量化と走破性を獲得したといえる。

第三に関節・内装器機類への防塵処理

MSと兵器である前に精密機械である。各関節を始めとした可動部分や補記類を保護するための処理の違いである。F型は標準的な防塵処理が施されているが、ジオン開発部が予想していた以上に地球環境は精密機械に苛酷であり、大気中の水分や埃、気象環境による影響が危惧された。そこでJ型には空冷方式のジェネレータと平行して、高性能の防塵フィルターと関節各部への防塵処理強化が施され、低深度であれば水中戦すらも可能とまでされた。

ふたつの標準

「J型」が本格的に生産されるのはキャリフォルニアベース制圧後、無傷で手に入れた製造区画をMS生産用に改修した後であり、本基地で生産されたザク2は全てJ型であったと言われている。当初は足場の悪い湿地帯や軽度の寒冷地に優先的に配備されたが製造・改修が進むにつれ、一部を除き地上配備のザク2はほぼJ型に更新される。しかし砂漠、熱帯、極寒地といった局地環境はJ型でも対応し切れず、現場兵士の要望に応える形で本格的な局地戦仕様への開発が行われるようになる。局地戦用MSの開発には、J型がベースとして使われた当然のことであり、このことが地上用に特化したはずのJ型がF型に次ぐ標準機としての地位を獲得したことになる。
一方で、それまで標準機とされたF型は地上用MSの標準機をJ型に任せた事により、宇宙戦に特化した仕様への道を辿ることになる。

だいぶ思いつきで始まった俺研レポゥト「ザク学」。
おかげで自分の首を絞めている事にいまさら後悔しているわけで・・・次回は更に強く首を絞めることになりそうですが、なんとかこじつけて(?)いきますのでよろしくお願いします。
長々と読んでいただきお疲れさまでした。
なんだか巷では「ザクフェスタ」などという素晴らしい企画で賑わっておるようで・・・。




なんか私も絡みたくなってきちゃうじゃないですか!!


とはいえ、コンペ系にエントリーしても完成しないですっぽかした経験のある私としては、なかなかエントリーする甲斐性などあるわけもなく・・・でもなんとなく盛り上げたいという気持ちだけはあったりして・・・(オマエは子供か!)

先日、よそじさんの記事に「ザクのF型、S型、J型の違いが分かりません」なんて話も出ていたので、よそじさんを始め、そういったガンダマーたちの道標となるべく我が研究所の総力を挙げて

「俺研レポゥト新章」を立ち上げます!


まぁぶっちゃけ思いつきなんで短期的モノになると思いますが私自身、コレまで30年近く無駄に溜め込んだガンダム知識の再確認と、そしてなにより「ザクフェス」の成功祈願の意味を込め、ささやかながら勝手に後方支援させていただきます!(ホントに勝手だ・・・)

題して、

ザクフェス非公認企画!

俺研レポゥト「ザク学」!


です。

「MS解体新書」でザクの系譜について書いたことがありましたが、今回はその拡大版だと思っていただければ良いかと思います。
↓↓↓当時の記事はコチラ↓↓↓↓
http://blogs.yahoo.co.jp/zgmfx56sforceimpulse/50914331.html

今回は目次代わりと思ってコレを見ていただきたいです。






イメージ 1

この30年間、ザクはあらゆる後付け設定とそれによる解釈の変更で、現在、その考え方のあり方は膨大で、ガンダマー10人居れば10通りあると言って良いほど氾濫している状況です。そういった要素や細かい現地改修を受けた特殊仕様などを含めると恐ろしく難解な系譜図になるので、この系譜図では型式番号を与えられたモノに少しだけ不確定要素を盛り込んだものです。
意外とシンプルですので、今後数回に渡ってこれらの機体の違いを図解やイラストなどで解説をしていく予定です。(出来るかな・・・?)

ザクフェスの主催陣の方々、生温かい目で見守っていただければ幸いですw
俺的ガンダム研究所も早いモノでもう丸三年が過ぎてしまいました。
不定期ではあるがMSの話題を中心に展開してきた「俺研レポゥト」は番外編も含めて17回お送りしてきましたが、レポゥト開始当時よりずっと取り上げるかどうか悩んだいるテーマがありました。それは・・・

ニュータイプです・・・

「ニュータイプ」と言えば宇宙世紀、否、ガンダム世界の根幹をなす重要なファクターのひとつであり、これを語るにはありとあらゆる学問に精通し、且つ膨大なまでの知識を必要とします。
当然、私のような者にそれほどの力があろうはずもなく、ただただ呆然と立ち尽くすのみであります。
これまでなんとか避け続けてきましたが、ガンダム世界の兵器をテーマに話題を進めれば進めるほど「ニュータイプ」という言葉を避けることは出来ず、いよいよ以て逃げられない状況になってきました。
MSの系譜を語る上でも必須であることから今回から2〜3回に渡り、行き過ぎない程度にレポゥトしていきたいと思います。
コレまで以上に誤解を恐れず、誠意と愛情を以てレポゥトしていきたい所存であることを読者諸兄に申し上げておきたい。(←大げさ)

第16回のテーマ!

サイコミュ


コレを読む諸兄方々はどのように捉えておられるだろうか?ニュータイプの持つ鋭敏な脳波でコントロールする小型兵器端末、あるいはMS補助機構の事とされるのが一般的だろう。
では具体的にサイコミュとはいったんあんなのであろうか?
「サイコ・コミュニケーション」の略であるから、「サイコ」は心理や精神に関わる事を表し「コミュニケーション」は、社会生活の中で人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合い、主に言語・文字・身振りなどを媒介として行う事を意味する。
つまり「サイコミュ」とは、言葉や文字などの物理的な伝達を行わず、発信者の意志を脳波や思念によって受信者の意識に直接送り込み、意識を相互で共有することである。
かつてジオン・ズム・ダイクンが提唱し、その後の宇宙世紀世界に多大な影響を及ぼすことになった「ニュータイプ論」と酷似している部分があるが、実際サイコミュの起源は「医療」とされるのが通説である。

増えすぎた人口を宇宙に移民させることから始まった宇宙開発。しかし宇宙は人間の生活環境としては劣悪であり、カルシウムの欠落や宇宙放射線による人体への影響が深刻であった。そうした宇宙での生活や、事故や災害などで障害を負った患者のための医療研究が盛んに進められた。
その中で、義手や義足、車椅子などの補助器具が必要な患者や、言語障害を持つ患者の意志を読み取ることが出来れば、補助器具の発達を含めたより的確な医療を提供できるのではないかという発想から精神伝達医療の研究が進められる。
しかし皮肉なことに、宇宙開発技術の発達は宇宙服やコロニーなどの性能を飛躍的に発展させ、人体への悪影響は低下したことにより、精神伝達医療の研究は衰退していってしまう。

U.C.0050年代を過ぎると宇宙開発もひと段落し、地球居住者と宇宙移民者との間に軋轢から始まったジオン共和国の設立。ジオン・ズム・ダイクン病死以降のザビ家の独裁体制、ジオン公国の建国。ミノフスキー粒子の発見、それを利用した新兵器の開発。これまでレポゥトで度々紹介してきたので詳しい流れは割愛するが、MSの開発の裏で密かに注目されていたのが衰退したはずの精神伝達医療の技術。
ミノフスキー粒子散布下ではあらゆる電波を攪乱する特性を持ちますが、人の脳波はミノフスキー粒子の影響を受けることなく正確な情報(意志)の発信が可能なことからその有用性が認められ、ミノフスキー粒子散布下運用が可能な兵器としてサイコミュはMS同様、開発が進められることになる。
しかしその開発はMS以上に困難を極めた。人の脳波を感知するセンサーの開発が困難だったことである。センサーの感度が低く、大型だった為、実用的な性能を得る為に当時研究中だったMAへの搭載しか選択肢がなかった。
さらに問題だったのが発信者であるパイロットである。サイコミュのシステムそのものはまだまだ発展途上であり、パイロットにはサイコミュのセンサーを反応させるだけの強い脳波・思念を要求した。
それこそジオン・ズム・ダイクンの提唱した「ニュータイプ」と呼ばれる新人類に酷似した存在。だが、このニュータイプたりうる人材の確保が最も困難で、秘密裏に戦災孤児などを収容し、薬物を投与して脳波発信強化を図る研究が行われたといわれている。

まずはこんな所でしょうか?
次回は本題として「サイコミュ兵器の系譜」をお送りする・・・予定。
その1の続きです。

アナハイムガンダム「νガンダム」

UC.0090年代に入るとアクシズの残存勢力と合流したシャア・アズナブルが難民コロニー「スィートウォーター」を占拠、ネオジオンを再興し、本格的な地球寒冷化作戦を展開する。連邦軍外郭部隊「ロンドベル」は新型量産機のジェガンといえど、サイコミュ搭載機を要するニュータイプ部隊が本格的に投入された場合、対処しきれないとの観点から、アムロ・レイとMSZ-006の簡易型として再設計された「RGZ-91」を投入するも、実際サイコミュ兵器の前では戦力不足を払拭することができなかった。そこでアムロ・レイはAE社と共同でサイコミュ搭載型の専用機の開発に乗り出す。
サイコミュ部分には最新技術が惜しげなく投入される一方で、MS本体はこれまでAE社で開発された多数のガンダムタイプのデータを基に最大公約数的な性能を割り出し、武装やパーツ類も出来るだけ既製品を採用して開発・運用コストを可能な限り抑えた。
当初アムロ・レイ専用機として企画されていたが、その基本性能の高さから連邦軍から「RX-93」の型式番号が与えられ、次世代型試作機としての正式採用された。そのことで連邦軍から潤沢な開発予算を得ることにより開発期間の短縮に大いに貢献した。
結果、短期間で信頼性の高い、高性能MSが完成するに至る。その後、「RX-93」で得られたサイコミュ系技術は機体追従性を極限まで高めた「RX-0」へと受け継がれ、基礎技術は「RX-104/RX-104FF」「RX-105」やその他の少数量産機に応用されたが、U.C.0100頃、MSは「機能の肥大化」を引き起こしており、運用面での大きな支障を来たしていた。このことが原因で「MSの小型化」を提唱する動きが活発化するのである。

「F計画」から始まる小型ガンダム

U.C.0100年以降、MS開発は「小型化」がそのメインテーマとして進行し、その中でも多数のガンダムが誕生する。このころ「ガンダム」という名は神格化しており、「ニュータイプ」と共に一つの言葉としての機能しか持っていなかった。
とはいえ技術的な系統は色濃く残っており、AE社に変わってMS開発主幹を務めていた海軍戦略研究所「サナリィ」はRX-93・RX-0で採用されたサイコフレーム技術を応用・発展させた「MCA構造」を採用した小型MSの開発に成功した。「F90II」「F91」「F90Y」「F97/XM-01X1/X2/X3」などが相当する。これらの小型高性能MSは小型・高性能・多機能を有しており、それらの機能を一部取り入れた「RGM-119」「RGM-122」が連邦軍の制式量産化され、更に時代を下るとザンスカール帝国製MSの基礎技術としてその有用性を大いに示した。
AE社でもF90の派生量産機「F71」の外注生産で得た技術とサナリィから非合法で入手した技術により「RXF-91/RXF-91A」「AFX-9000/RX-99」を開発するものの、U.C.0120後期になるとMSの需要は急速に衰え、MS技術の多方面分野への拡散を引き起こす。それはMS開発・建造の一般化・小規模化と同義であり、AE社でなくともMS開発が可能であることを示している。この時代、既にMS開発のイニシアティブを失っていたAE社はMS開発の表舞台から姿を消していくことになる。
U.C.0150年代にはザンスカール帝国の反抗組織「リガミリティア」がその手法を用い、小規模ながら短期間で高性能なMS群を完成させている。高い生産性を背景に分離合体機能を有効に利用したゲリラ戦闘を得意とする「LM312V04」や、国際規格部品を多用し調達力を高めた簡易量産機「LM111E02」。LM312V04をベースにMSサイズまで小型化したミノフスキードライブを搭載した超高性能機「LM314V21」などが登場する。しかしこの時代になると「ガンダム」は高性能試作機というよりも、最前線でその性能をアピールし少ない味方を鼓舞する「勝利のシンボル」という色合いが強く、U.C.0100以前の「ガンダム」とはその存在意義は大きく異なる。

宇宙世紀のガンダムに共通すること

本来、後の量産型MSの礎として存在する「ガンダム」。だがそれとは裏腹に試作機としては異常とも言える状況でその評価を獲得している。ほぼ素人といっても良いパイロットに操られ、彼らの成長と共に紛争の渦中にその身を置くことでその評価が成立している極めて異色の存在でもある。
試作機として高性能ながらも日の目を見ることのない物語の役割としての建前と、物語の紆余曲折からその高性能を見せつけ物語を盛り上げなければいけない作品としての本音。「即自かつ対自」お互いに反発しながら相乗効果を生み出し、互いを認識することでガンダムと物語をより奥深く演出し合う。この「論理・非論理性」がガンダム共通の「本質」であり「魅力」と言えるのではないでしょうか?

あとがき

以前から思っていたことがあります。それはU.C.0100を境に「ガンダム」の持つ意味合いが違うことが、作品の人気に顕著に現れていることです。その意味合いこそ前述の「シンボル」としての存在かどうかではないでしょうか?もちろんU.C.0100以前のガンダムもシンボリックな存在ではあるのですが、そこに人・組織・技術といったガンダムそのものを取り巻く環境や状況などが色濃く反映されている所により多くの魅力が詰まっているのではないかと考えます。
では「U.C.0100以降のガンダム達にはそれがないのか?」
決してそんなことはなく「商品アピールをしたい」という制作側の思惑が「ガンダム」のシンボリックな部分が作品上で強く出過ぎてしまい、その裏にある魅力的な部分が視聴者の手の届きにくい奥深くまで隠れてしまった。それが悪循環となり、表面的な手法としての「ガンダムの氾濫」が横行し、結果的に視聴者離れを引き起こしてしまっている。
「玩具の薄利多売」「作品の制作ペースの加速」というデフレ時代の負の遺産を抱えた制作側に原因があるのは明らかですが、常に新しい物を要求してしまう大量消費主義の我々視聴者にも多少問題があるのではないかと個人的には思います。
ガンダムも30年以上の歴史を持つ一大メディアに成長しさらに大きくなっているのですから、作る側も見る側も気概をもって「量よりも質」の論理に切り替えてじっくり向き合っていくのも良いのではないでしょうか?ガンダムの更なる繁栄の為に・・・

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