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のどがカラカラに渇き、呼吸するたびに、煙が立つようにハーハーと微かに音を立てた。自動販売機の涼しげなライトが手招きしているかのように人を呼び寄せる。コインを入れれば、つかの間至福を手に入れるが、飲んだお茶がすかさず全部汗となって、服と肌をくっつかせ、余計汗を誘っている。
夜空が缶詰のような暗闇になって、まわりを包み込む。空気がよどんでいる。
そのよどみを打破するように、微かに風が吹いた。
一瞬、ちょうど頭上に、あたりまっ昼間のように明るく照らす閃光がひかり、と同時に白い雹のような雨粒が視野を遮る。「ドーン」と砲丸が当たったようなけたたましい雷が響き、轟音とともに地面が揺れる。
盆をひっくり返したかように降り注ぐ雨の筋が地面に、木に、人家の壁に、傘に、草に、田んぼに激しく敲きつけ、跳ね返って矢のように乱射している。もはや傘を持つ意味がなさない。
立て続けて稲妻が天地を照らして馳せる、雷がはらわたに響く。
目の前に真っ白な雨のすだれを掻き分けながら、私は懸命に自転車を漕いでいる。
天と地の境目がなくなり、東西南北の分別がつかない。天の川がどっと流れ落ち、人家の屋根から無数の滝がごうごう鳴り響く、地上の縦横無尽に無数な小川が激流し、下水道へと迸る。
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日常の一幕
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今日はある中検講座の最終授業だったので、3級の受講生たちは名残惜しんで、一緒にお茶に行くことになりまし
駅前の喫茶店、今日は軒並み閉店しました。おかしいなあと詮索した結果、今日は日本とオランダのサッカー観戦のため、今日のみ早く店じまいするということが分かりました。店長たちは、粋なことしますね。
文化放送ビルあたりで、Oさん(今回の受講生の紅一点)は耳が痛いと訴えました。このビルでは、若者しか聞こえない蚊の羽の音に近い高音域の不快音を発信し、ビル付近で騒ぐ若者退治しているのようです。一方で、この音中高年の方には、全く聞こえないというが、私は全く不快に感じないというのは、うれしいやら、悲しいやら、少々複雑な心境でした。
駅ビルでようやくレストランでお茶をすることができました。みんな記念写真を送りあいして、講座が無事終了し、来週の日曜の試験の健闘を祈って、お茶で乾杯しました。
kさんは2週間ほど欠席し、上海へ出張していました。仕事の合間、万博を見に行ったが、列の並ぶ余裕がなくて、メインパピリオンしか見てきませんでした。それでもみなにお土産を買って来てくれました。微笑むハイパオを見て、みなも嬉しいです。
Tさんはみなのメール登録とメッセージ作成に精を出して、ほとんど無口でしたが、彼は英語がなかなか上手でした。
Dさんはメンバーと違い、4級講座で受講していましたが、いつも最後学校に残り、自習していましたので、一緒に打ち上げ茶会に出席しました。
ケーキに紅茶、ゆったりしたひと時をともに楽しみ、やはりサッカーが気になり、来週の試験も控えているので、ひとまずみなと解散し、帰途に着きました。
日本のサッカーチームはオランダを相手に、よく戦いましたが、九仞(きゅうじん)の功を一簣(いっき)に欠いていました。シュートを何回もするものの、なかなかゴールを割ることができませんでした。後半は体力消耗していましたので、動きが鈍くなってしまいました。
結果は1−0で負けましたが、日本中観戦者がこの90分、一つになって、応援していました。
選手がヘッディングする時に迸る汗のしずくは、ダイヤのように輝く、その心は、ともに硬いイシ(意思/石)の結晶であると感じました。
攻めることは最大の防御になり、無心にチャレンジする人には、自ずと応援者が現れます。
来週の日曜日、受講生たちが中検に挑みます。健闘を祈ります。いい知らせを期待しています。
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家の近くにちょっとした裏山に竹やぶがあって、先月、市の派遣で業者が刈りにきた。
刈った竹をゴミ収集車無造作に突っ込み。圧縮してしまった。
「すみません、竹を少しもらえませんか?」
「どうぞ、どうぞ」業者は二つ返事で二本ほど分けてくれた、へへ、聞いてみるもんだね。
なぜ竹をもらうかと言うと、竹とんぼや笛を作るわけではなく、爆竹を作るわけでもない。
「竹筒飯」を作るためであった。
竹筒飯はもともと中国雲南省あたりの少数民族の狩人が山で食べる食事である。狩人は山に入るとき、少しでも身軽にしたいので、米(山藍稲という品種らしい)だけを持っていく。ご飯を作るとき、そこら中にある竹を切って、一節の底を残して、米と泉水を入れて、笹で栓をすれば、篝火(かがりび)に入れて焼く、竹筒の表面が焦げると、もう飯の出来上がりである。とてもおいしくて、体にもいい名物料理らしいだが、名前は聞いたことがあるだけて、いまだありついたことがなかった。せっかく新鮮な竹があるだから、試してみる価値大有りですね。
家で篝火を焚くわけにもいかないし、バーベキュー公園まで行くのもお苦である。試しにパソコンに「竹筒飯 做法」を打ち込み、検索してみると、わ〜、出るわ出るわ、パソコンって、すごい!!
トップのページを開いて、その中に書いた通りに、竹筒蒸し飯をつくろうと。
材料でまた挫折した。
広味香腸(広東風腸詰)、竹蓀(きぬがさ竹)、玉蘭片(生のメンマー)、生抽(中国たまり醤油)がない。
近所のスーパーにこんな品物、あるのほうがおかしい。
古人いわく「窮すれば通ず」。代用品を使おう。
広味香腸→ソーセージ+干しえび、竹蓀→乾瓢(かんぴょう)、玉蘭片→筍の水煮、生抽→濃い口醤油
まず、もち米を4時間水につける。その間、日曜大工のために買った電動ノコギリで竹筒を切り出す。端に出刃包丁を当てると、筒は簡単にまっ二つに割れた、まさに「破竹の勢い」だね。痛快爽快、ルンルン!
子供も大張り切り、いろいろ手伝ってくれた。
いろいろ混ぜ込んだ米を竹筒にに詰め、蓋をし、タコ糸で縛ったら、いざ、セイロウヘ。余った米を炊飯ジャーへ、綺麗に洗った竹の切れ端も入れて、炊く。
セイロウを立ち上る湯気とともに、竹の上品な香りが家中漂う。期待を膨らむばかりである。食指が動く、よだれが溢れる。
ホームページでは「とろ火で2時間蒸す」と書いてあるが、せがむ子供に根負けし、45分ほどで火を止めてしまった。
タコ糸を切る瞬間は厳かな気持ちになった。私は今、生まれて初めて竹筒飯とご対面になるんだと、
でも、でも、材料を勝手に変えたし、蒸す時間も足りないし、第一、水を入れてないのに、蓋をしては、水蒸気が入らないことに気づいた…もし失敗したら、どうしょう!
そんな心配をよそに、子供はスープンを持ち、構えていた。
ホームページの写真ほど
筒の分はあっという間になくなり、炊飯ジャーの炊き込みもたいひらげた。でも、やはり筒のほうがおいしかった。
筒を一回使うと、内側の薄い膜が剥がれてしまうので、またこの味を作り出したいなら、新鮮な竹を手に入れないと無理であろう。
来年、また業者が竹やぶを刈りにくるかな?待ち遠しい(笑)。
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湿った風に紫陽花が揺れる
四葉ーグローバーが八重に咲き誇り
幸運を呼ぶ花手毬が僕にエールを送る
虹色に変化を好む「東洋のバラ」に
のんびりする蝸牛が似合う
慌しい日々のリズムに
僕は自転車を押して歩く
水無月を彩る梅雨の雫を
可憐な花びらが受け流す
耳を澄ませば聞こえる
初夏の訪れる足音
ザーザー ザーザーと
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電車が人身事故でダイヤ乱れ、ホームに長蛇の列ができた。
下り電車はガラガラ、のぼりはギュウギュウ。
それでも、誰もが早く家に帰りたいから、我先に乗り込む。
私は下り電車に乗った。なぜなら、この電車はあど3つで終着駅に着き、折り返してくる。
家まで一時間ほど寿司詰めの車内で立ちっばなしは働き疲れた私には苦痛である。なら、終着駅に行って、座って帰るほうがいい。
「急がば回れ」と、古人もそう申した。
さあ、一眠りでもしよう。
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