カオルコのジキジキな日々

いつかあなたとバックギャモンを

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「ピエロ」で優勝

蒲田のバー「ピエロ」の第4回バックギャモン大会に出たら、優勝してしまった。
かなり本気で狙っていたけど、実際優勝したらすごく嬉しいもんだ。
私の名前が書かれたリボンがトロフィーにつけられ、歴代のチャンプの横に私の写真が飾られる事になる。
終わってからもマスターの大澤さんと対戦して、勝ったのでお店の飲み物や食べ物を随分おごっていただいた。近くのバー「ふくろう」のかっこいいバーテンダー井上さんにも勝ったのでまたおごってもらった。
さざえの壺焼がおいしかったので2個も食べてしまった。

ゲームの途中でルールを確認したい状況が出てきて、電話でよく知っている人に聞いてみた。
こんなに長年バックギャモンをやっていて、確信が持てない場面が出て来るなんて、夢にも思わなかった。
結果、私の有利になるように動かしていいという事になったが、何だか納得できない。
今度詳しい人に会った時に、もう一度確認してみよう。

マスターの大澤さんは、バックギャモンの大会を1年に1回くらいのペースでやりたいそうだが
井上さんを始め熱心なプレイヤーの希望を聞いて、昨年は3回、今年に入って1回のペースで開催している。
私も協会では開催する側の人間だから、人集めや企画・運営の大変さは身を持って知っている。
大澤さんは、自分が一番ゲームしたいのに、運営側に回ってそれをぐっとこらえている。
終わってから私と対戦して、ボロ負けしておごらされては、踏んだり蹴ったりだったろう。
かなり悔しそうだった。
申し訳ないと思いながらも、手加減するなんて失礼極まりないので、全力でお手合せさせていただいた。

私自身、まず運営や普及にかける時間が、以前に比べてぐっと減っている。
東京では運営することが多いので、まず大会に出ることはない。
東京以外で開催される大阪・札幌などの大会、甲子園のJoe-Guy杯にも、行ける機会が減ってしまった。
まぁ、以前のバックギャモンへの入れ込みようは半端ではなかったので、それが異常だったとも言えるのだが。
ジキジキの仕事量は確かに以前よりは増えただろう。しかし一番大きなのは気持ちだ。
以前はジキジキよりもバックギャモンの方がはるかに面白かった。
今はジキジキの方が面白くなってしまったのだ。
仕事が面白いというのは、ずいぶんと恵まれている状況ではあるが。

でも今夜のように久しぶりに真剣にゲームすると、改めてバックギャモンの面白さを新鮮に感じることができる。
さらに優勝までさせていただいて。
「ピエロ」での大会は、スケジュールが合えばぜひ行きたいが、次回から参加は控えようと思う。
横でワイワイ騒ぎながら見ているのも面白いものだ。
この所ご無沙汰していた蒲田方面だが、また近いうちに「ピエロ」や「ふくろう」に行ってみよう。
「ふくろう」の井上さんは、本気でうまくなりたいと言っていたし。

替え歌と「ちくわぶ」

今日は江戸東京博物館の「えどはく寄席」に出演。「でこ弾き」の一番弟子の真理ちゃんが来てくれた。
彼女は指ではピアニカ弾けないくせに、おでこでは弾けるという和太鼓奏者だ。
えどはく寄席は毎回友達・知人が来てくれて嬉しい。展示物も面白いし600円という料金が誘いやすくて助かる。
終わってから彼女とゆっくり話せたのもよかった。

今日は初めての「時事替え歌」に挑戦した。
作ったのはマーマレードのマスター「円ジョイ」さん。
「酒と泪と男と女」の替え歌で「酒と中川と麻生とオバマ」
タイトルだけでも笑える。
昨夜マーマレードのライブに遊びに行って、円ジョイさんからいただいたこの替え歌を、どのように調理して出すかいろいろ考えていた。
きーちゃんが全部やると長いというので、かなり削ることにした。
以前は自分の意見が通らないと、「じゃあやらない」とすぐふてくされる私だったが、そういうところはかなり譲歩するようになった。
いいものを作ろうとするなら、意見をぶつけ合って最もいい形にしていくべきだ。
構成力に関しては、悔しいけど私よりきーちゃんが優れていると思うことが多いので、最近はなるべく耳を傾けるようにしている。
舞台で表現するのは私のほうが向いていると思うので、そこはこっちに任せてもらうとして、ネタ作りは彼の意見を尊重しておこう。

円ジョイさんの替え歌は、元の歌詞を取り入れながら、うまく変化させてまとめていてすごいと思う。
しかも作るのが早い。
先日お願いした「メモリー」も、「らっ」という間に、いや「あっ」という間に作ってくれた。
ただ、誰でも元の歌詞を知っていればいいのだが、あまり知られていない歌詞だと、その見事さが伝わらない場合がある。
私は「酒と泪と男と女」をカラオケで何度も歌ったことがあるし、いやというほど聞いたことがあるので、歌詞は丸暗記しているが
そんなに聞いたことがないきーちゃんにとって、元の歌詞をひねってある箇所の面白さは伝わらない。
それは替え歌を作るときの大きなポイントで、一般的にどのくらい知られているかを把握しておかないと、せっかくの替え歌が活かせない。

今回の「酒と中川とアソウとオバマ」は、昨夜からずっと考えていて、会場に向かう車の中や控え室でも検討を重ねた。
特に時事関連のものは、鮮度が命。今日やらないと、もうあまりやる機会がない。
だから集中して考えた。歌詞が覚えられるかと、きーちゃんは心配したが、集中すれば歌詞なんて何とかなるものだ。
歌詞が覚えられないからやらないなんて、そんなのプロフェッショナルとは言えない。

さて、2回目のステージでやってみたら、お客さんの反応がとてもよかった。
すごく盛り上がった拍手ではなく、もちろんおざなりの拍手でもなく「ほぉ」と関心した拍手だ。
円ジョイさんの替え歌には「麻生とオバマ」が登場するが、ジキジキの替え歌には二人とも出てこない。
私が歌い終わったら「あれ?題名に出てきた麻生とオバマ、出てこないじゃない」ときーちゃんが突っ込んで
私が「お客さん誰も覚えてないから大丈夫よ」と言う打ち合わせをしていたのに、きーちゃんがそれを忘れてしまった。
そのくらいお客さんの反応が嬉しかったのだ。
ステージを終えて控え室から出てきたら、お客さんに「麻生とオバマはいつ出てくるのかと思って聞いてたのよ」と言われてしまった。
おお、そうやってきちんと聞いて下さってるんだ、改めてネタは吟味して出していかねばと姿勢を正す思いだった。
それを真理ちゃんに言ったら、彼女は言われるまで全然気づかなかったと答えた。
もちろんこういうお客さんもいてもらわないと困る。

さて、昨夜マーマレードでは歌声喫茶を終えてから、ライブがあった。
そこに出ていた「ちくわぶ」というバンドに驚いた。ジャズが基本だが、ブルース、ジャグバンドとしてもいける。
基本は歌とギターの二人組みだが、昨夜は以前メンバーだったドラムが加わっていた。
「ちくわぶ」をぬけたので彼のことを「脱ちく」と呼ぶらしい。ドラムのソロが終わったなどに、きーちゃんと二人で「だっちく!だっちく!」と騒いだりした。
それが「ばっちぐー」にも聞こえるらしく、後半は「バッチグー」に変化したりしていたな。

ちくわぶの歌を担当するEmmaちゃんの声は、少し甘えたようなつやっぽい音色でとても魅力的。
感性が豊かだしその自由な歌いっぷりは、同じ歌を歌う者として嫉妬を感じるくらいすごい。
終わってからいろいろ話して、共通の知人が多い事にも驚いたが、彼女は彼女で以前ジキジキを観た時に衝撃を受けたらしく
まだジキジキを観ていない相方に「すごいんだから」としきりに力説していた。
あんなにいい演奏をする二人と競演なんてジキジキが食われるのでまっぴらごめんだが、いつか一緒にやろうね、という事になった。
そう、逃げていてはいけない。彼女のようなすばらしいアーチストに刺激を受けて、自分ももっと上を目指そう。

お笑い音楽祭

今日はぶっちゃあさんプロデュース「第2回お笑い音楽祭」に出演した。
ぶっちゃあさんはサンミュージック所属の大先輩、東洋館で初めてお会いした時に声をかけていただいた。だいぶ前この企画に誘って下さったが、やっとここにきて実現した。

出演者は好田タクトさんやだるま食堂さんと言ったお馴染みの芸人さんに加えて
最近TVでも何度か見ている若手の「朝倉・小松崎」やタップも踏める噺家「立川談慶」、
個性的な独り芝居の「オオタスセリ」
なかなか豪華なメンバーである。
会場は野方区民ホールで、250名ほど入る所に144名のお客さんだったそうだ。
見た感じは座席がいっぱいになっているように思えた。ぶっちゃあさんや他の出演者が、集客に尽力した結果がきちんと出ていたようだ。
ジキジキのお客さんも何人か見え、久しぶりに会えた人もいて嬉しかった。

私が以前ピアノを教えていた作家の竹本幹男さん。もう6〜7年は会ってないと思うが
ぶっちゃあさんとも古くからのお知り合いとの事で、今回いらして下さった。
ジキジキは基本ができているのだから、ちょっとしたヒントでもっと良くなるとか
2年後くらいに私にR-1に出ろとか、まあいろんな事を言っていただいた。

また私が「ジキジキ」の検索をしていて見つけた松本隆博さんが、本当にいらして下さったのにはびっくりした。
松本さんはご自分のブログで、ジキジキは自分の理想とするバンドだと書いていらした。
笑点やYouTubeなどでジキジキをご覧になったそうで、今回ナマで観るのは初めてとのこと。
終演後少しお話することができたが、名刺をいただいたので今度ゆっくりお会いして、いろいろ伺いたいと思う。
ご自分の信念に従って、いろいろ活動をされている方のようで、とても興味がある。

今夜は共演者やお客さんからいろいろアドバイスをもらったり刺激を受けたり
かなり実りの多い夜だった。
それにしてもぶっちゃあさんは、後輩への指導やら私たちへの気遣いやら、お客さんへの挨拶やら
本当に忙しくしてらした。
あんなにあちこちに気を配って、胃が痛くならないのだろうか。私にはとてもできないと思った。

旅の終わりに

2/16(月)〜18(水)愛知県幡豆(はず)郡のグリーンホテル三ヶ根に来ている。
近くには蒲郡・西浦といった温泉があり、名古屋圏の観光・温泉保養地だ。
ホテルは山の頂上にあり、見晴らしがすばらしい。
今日夕方に露天風呂に入ったら、うっすら茜色の夕焼け、そしてともり始めた街の灯が、それはそれは見事だった。

今回の仕事はグリーンホテル三ヶ根の「新春演芸会」。桂文生師匠とご一緒だ。
文生師匠は、芸暦46年の大先輩、昼・夜の食事がご一緒なので、いろいろ貴重なお話を伺うことができる。
今日はR-1の決勝を観たかったので、18:30に始まった夕食を早めに済ませて
19:00に部屋に戻ろうと思っていたが、師匠の話が面白くてそれどころではなかった。
この場でしか聞けない話も多いし、なにしろ現役の噺家の師匠とゆっくり話せる機会は貴重だ。
半世紀近く、この世界で生きておられるのだから、それはネタの宝庫なのだ。
ジキジキのステージにも適切なアドバイスをいただいた。

明日はその仕事も最終日で、夜には東京に帰る。
三日あればネタを作ったり、いろいろ作業もできるなんて思っていたが、あっという間だった。
今日は少しドライブして西浦温泉まで行ってみた。海がきれいでのどかな所だ。
明日二回目の公演が終われば、そのまま泊まらずに帰る。
あのごちゃごちゃした我が家に帰ると思うと、げんなりするなぁ。
少しずつでも部屋を片付けよう。探さなきゃいけないものもあるし。
旅から帰るといつもそう思うのだが、実現しないうちに次の旅が始まってしまうのだ。
困ったものだ、全く。

昨日は長野→滋賀大津→愛知県幡豆(はず)郡と移動したので、私もきーちゃんもちょっと疲れている。

・長野 松本山形村上大池コミュニティセンター
前日のM-WAVEがあまり納得の行く内容ではなかったので、まるでかたきをとるかのごとく、はじけた。
年配のお客さんが多かったが、みなさんすごく元気。笑いころげながら涙を拭くマドマアゼルも。
婦人部のみなさんの手作り漬物や、その日に打ったそばをご馳走になって、心から暖かくなる。
どんな豪華なレストランの食事券より、こういう割烹着を着たお母さん方の手作りの惣菜が嬉しかったりするのだ。
2年ほど前すぐ近くの神社で仕事していたのに、言われるまで気がつかなかった。
その時は地元の青年団の皆さんが、お祭りだから盛り上がってへべれけになっていた。詳しく書けないけど、面白かった事を思い出した。

・滋賀大津「どない屋」
長野からまっすぐ南下して愛知県に行けばいいのに、大回りして大津に行った。
どない屋での滞在時間は短かったしすごく疲れたけど、本当に行ってよかったと思った。
どない屋は「誰がカバやねんロックンロールショー」のメンバー、松浦円一郎(長男)恵(次男)の二人でやっている居酒屋で
当日は円一郎=円(えん)さんの還暦祝いライブだった。夕方4:00から夜の21:00でやるというのだから尋常ではない。
円(えん)さんは、私たちがどない屋に行くと、必ずおいしいものをさっと作って出してくれる。
愛想はないけど、ぼそっという一言に重みがあって、あったかかったりする。バンドではドラム担当。
次男のめぐさんは、いつもにこにこ笑いながら、閉店時間になってもなかなか帰ろうとしない客に「早く帰ってぇ」という役どころ。
バンドではベースを担当している。お正月にみんなと一緒に大須演芸場に駆けつけてくれた。

私たちが到着したのは、パーティも終盤に近づいた20:00過ぎだった。
扉を開けると、みんなびっくり。私たちは知らない人が多いけど、どない屋でジキジキはかなり有名なようだ。
すごい拍手で迎えられる。私はずっとトイレを我慢していたので、それどころではなかったのだが。
すでに佳境に入っていたが、そこからも店やバンドにゆかりのある皆さんの演奏でずっと大騒ぎだ。
途中でジキジキも呼ばれ、「コレステ・ロックンロール」と「でこ弾き」を披露。
いつもは厨房でひたすら鍋とフライパンを相手にしている円さんも、この日は最前列の中央でニコニコ座っている。
どない屋は、誰が客で誰が従業員かよくわからない。カウンターの中には、どうやら立ちたい人が入っていいようだ。
「誰が客やねん」の店である。

最後には、「誰がカバやねんロックンロールショー」の現メンバーが登場。たっぷり聴かせ、魅せてくれた。
ギター・ヴォーカルの家紋さんがすごい。私は当時の彼らを知らないが、きーちゃんは仲がよかったから、とてもなつかしかったようだ。
メンバーのほとんどが還暦前後という年齢で、今もかわらずこうして演奏を続けていられる事がすばらしい。
きーちゃんは、それをうらやましく思ったようだった。
家紋さんのパフォーマンスは、これまで映像でしか観たことがなかったが、ナマで観るとほんとうに面白かった。
アイディアが泉のように沸いて来るのだろうか、次から次へと変化球を投げまくられて、笑いっぱなしだった。

当時はいなかった「アモーレ猪熊」とこAKIRAちゃんの司会進行・ヴォーカルも見事だった。
彼女は他のメンバーの娘くらいの年だが、実に溶け込んでいるし、家紋さんとの「対決」で培われたパフォーマー魂は半端ではない。

誰がカバやねんロックンロールショーというバンドは、このどない屋という店をホ−ムグラウンドに、バリバリの現役で活動を続けている。
当時のメンバーは、その付き合いが30年以上になるだろう。円さんとめぐさんお二人には、きっとまた会いたくなる魅力があり
どない屋という店はまた行きたくなる店なのだろう。そこに集まる人は、馬鹿みたいにここが好きなのだろう。
だからジキジキだって、遠回りしても行ってしまうのだ。
最後に帰ろうとしたら、ビバさんが走ってきた。彼もこの店に魅せられた一人だ。
めぐさんが、私たちにお土産を持って帰ってもらいたいという伝言を届けに。
店に戻ると、めぐさんがあわてて昆布巻きをタッパーに詰めているところだった。
どない屋の昆布巻きは、すごくおいしい。味付け濃い目で体に悪いが、これを食べられるなら早死にしたって後悔なんかしない。
愛知県へ向かう夜中の高速道路で、きーちゃんとそんな話をしながら、疲れていても眠たい所じゃない二人だった。


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