人生論・状況論への招待

映画鑑賞、心象風景・時代風景への視点

映像化された「語りもの」の逸品が、奇跡的な「復讐・再会譚」として炸裂する

1  「盗賊の群れが津波のように荒し回らぬ夜はない」 網野善彦(中世日本史を専攻する歴史学者)が提唱した「荘園公領制」という重要な概念がある。 貴族や寺社、豪族などの私有地である荘園の広がりによって、律令国家の理想である「公地公民制」(全ての土地と人民が天皇に帰属するとした制度で、大化の改新によって始まったとされる)が崩壊し、繰り返し荘園整理令が出されても、平安末期になると、荘園と公領の区別すら困難になる。 漸(ようや)く、厳格な荘園整理令が遂行された結果、荘園と公領の区別が明瞭な土地制度が成立することによって、荘園と公領を基盤とした重層的な土地支配構造が確立する。 これが「荘園公領制」である。 しかすべて表示すべて表示

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