人生論・状況論への招待

映画鑑賞、心象風景・時代風景への視点

道理を超えた矛盾と齟齬を描き切った、「掟」と「掟」の衝突の物語

1  文革の被害少年と加害少年が、手を握り合って立ち上げた記念碑的映像 映画 「黄色い大地」は、 私にとって「さらば、わが愛 / 覇王別姫」と並んで、陳凱歌( チェン・カイコー )監督 の秀作の中で、心が震えるような感銘を覚えた作品である。 これほどの作品を構築する才能を持つ映画作家が、同じ時代に生き、今なお、目映(まばゆ)いほど、鮮度の高い映像を精力的に世に放っていること  ――  それ自体が、目を見張る驚異だった。 そのメッセージの深みに届かないだろう、 当該 (とうがい)国家の厳しい検閲を突き抜け、のちに、同じ映画監督に昇りつめていく名カメラマン(チャン・イーモウ)の撮影技術の完璧な援護を受け、やがて、「第五世代」と呼ばれるようになるチェン・カイコー監督すべて表示すべて表示

その他の最新記事

すべて表示

記事がありません。



.


みんなの更新記事