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Zip&Candyの日々

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それでも憚らず

ダサイ髪型にするが好きです。疲れて帰って鏡を見たときに情けなくて笑ってしまうからです。30歳にもなってキキララのような髪型になっているのはそんな理由。

同じような理由で、身の周りのものにはヘンテコリンな名前をつけるようにしています。そのうち違和感を覚えなくなって、そのヘンテコリンな名前を自然と口にするようになっている自分に阿呆を感じ、笑えるからです。

たとえば僕の作業部屋の入口には、『ZipMotors』という架空の工場の表札が貼られております。自分の部屋を「工場」とし。さらに名前をつけるとは、成人として芸人としてなかなか厳しいものがありますが、ここで大事なのは体裁ではなく、自分の気持ちを上げ続けるということです。方程式に乗せて淡々とモノを作れるわけではありませんので、アイデアを生んでくれたり、長時間の作業を縁の下で支えてくれる「テンション」というやつが非常に重要となってくるわけです。

ただ、「テンションが大事」と分かっていても、人ですから疲れるときもあります。そんなとき部屋の入口に貼られた工場の表札を目にすると、「バカだなあ。なにがZipMotorsだ」と突っ込んで少し気持ちがラクになるわけです。

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ちなみにこの『ZipMotors』は僕が描く絵本の中で存在している工場であります。物語には直接関わってきませんが、その世界の中で確かに存在していて、たくさんの製品を生み出しております。もちろん今回の『Zip&Candy』の中にも、そして現在制作中の次回作の中にもチラリとホラ。

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『ZipMotors』とはいったいどんな工場なのでしょうか? その正体が明かされるのはずっとずっと先。もっとも、そのときまで僕が絵本を描いていればの話ですが‥。

絵本の中のなんともヘンテコリンな固有名詞すらも現実の世界に持ち込んで、身の周りにたくさん仕掛け、それに触れることで毎日を少し楽しくしています。自分をヘンな名前で囲んでしまうわけです。

その代表例が『日本列島ドンガラガッシャン大作戦』であります。

数年前の会議室。ホワイトボードに『日本列島ドンガラガッシャン大作戦』と書きましたところ、スタッフ一同「これは何だ?」とザワめきだします。「これは楽しい作品をいっぱい作って皆をドキドキワクワクさせて、日本列島をドンガラガッシャンとひっくり返す企画のことです!」と趣旨説明をさせていただくと、スタッフさんからは「もっと恥ずかしくないネーミングはないのか?」と反対意見が上がりましたが、「恥ずかしいネーミングじゃなきゃ意味がない」と一喝。

そんなこんなでスタートした日本列島ドンガラガッシャン大作戦。その第1弾は絵本『Dr.インクの星空キネマ』。第2弾は小説『グッドコマーシャル』、第3弾はDVD『西野亮廣独演会』として順調にリリースされていったわけでありますが、その間、誰一人として「日本列島ドンガラガッシャン大作戦」という名前を口にしません。自分の気持ちにとても正直なスタッフさん達です。「NO」と言える日本人です。

そんなある日、新宿をプラプラと歩いておりましたら紀伊國屋さんの入り口にデカデカと『日本列島ドンガラガッシャン大作戦』の文字。見れば、日本列島がスッテンコロリンひっくり返っている絵が描かれ、その説明が事細かに書かれているではありませんか。紀伊國屋の店員さんが個人の意志で作ってくださったそうな。

そして、一歩離れたところから冷静に見れて初めて気がついたのですが、『日本列島ドンガラガッシャン大作戦』は東京の真ん中で完全に空回りしておりました。あの日の会議室のスタッフさんの反応はとても正しかったのです。

もちろん僕はそのポップを時間をかけて作ってくださった紀伊國屋の店員さんを強く抱きしめたくてしかたありません。毎日をフザようとする阿呆が好きで好きででたまらないのです。お礼とお詫びの手紙を一筆書いて、お渡しした次第であります。

そんなこんなで新宿紀伊國屋さんを事故に遭わせてしまった以上、僕もあとには引けません。今回の『Zip&Candy』も『日本列島ドンガラガッシャン大作戦第4弾』と銘打っていこうかと。皆様の地元の本屋さんで、もしも『日本列島ドンガラガッシャン大作戦』の文字を目撃されましたら、僕にお手紙、もしくは山口トンボのツイッターにでも一報下さいまし。大人として、直接お詫び申し上げなければなりませんので。

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※写真は『日本列島ドンガラガッシャン大作戦第1弾』の一枚。僕の好きなページです。

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『Zip&Candy  ロボットたちのクリスマス

絵と文 にしのあきひろ

11月11日発売 

定価【1500+税】 幻冬舎

《刊行記念サイン会のお知らせ》

★TOKYO

日時:11月11日(木)19:00〜(要・整理券)

場所:ルミネtheよしもと 劇場前ロビー(新宿区新宿3−38−2 ルミネ新宿店2[7F])

お問い合わせ番号 03−5320−1815

※限定200名とさせていただきます。200冊限定となりますので、お一人様1冊までのご購入となります。あらかじめご了承ください。

参加方法:サイン会当日よしもとテレビ通り新宿店にて『Zip&Candy ロボットたちのクリスマス』(税込1575円)をご購入頂いた方に整理券をお配りいたします。販売は10:30〜となります。

★OSAKA

日時:11月17日(水)19:00〜(要・整理券)

場所:STNDARD BOOKSTORE (大阪市中央区西心斎橋2−2−12 クリスタグランドビル)

お問い合わせ番号 06−6484−2239

参加方法:STANDARD BOOKSTOREにて『Zip&Candy ロボットたちのクリスマス』(税込1575円)をご購入・ご予約頂いた方に整理券をお配りいたします。お電話、ご来店での予約受付中です。

『第46回 西野亮廣独演会 福島公演』

日時:2010年11月28日(日) 19:00開場/19:30開演

場所:AOZ多目的ホール 福島市曽根田町11−8 MAXふくしま4階

入場無料(先着200名様)

※当日18:00よりMAXふくしま3階「USランド」前にて入場整理券を配布いたします。



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