犬の眼に、星。

「豚に真珠、馬の耳に念仏、蛙の面に小便、犬の眼に星」 辻潤著作集より

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今朝の骨董市での掘り出し物はこれ!寛永染付の型物向付ですが、初源御深井と言ってもいい感じですね。このタイプの型物の平向付は時折見かける典型的な美濃御深井ですが、あがりが青磁ではなく白磁寄りで染付に鉄絵もあるのが珍しい。描かれているのは何の植物なんでしょうか?器形は織部の向付にもあるヤツデの葉か、帆立貝、もしかしたら砂金袋の可能性もあり、いろいろと想像して愉しめそうです。御深井に近いものでこれだけ織部の残響を保ったものは初見です。初期伊万里のちょっと変わったものにも見えますね。いつもお世話になっている業者さんがわざわざ僕のためにとっておいてくれたのでほんと、感謝です。「伝世だけど、傷があるから陶片だよ」と、言うことでお値段も信じられないくらい安くてびっくり。こんなことがあると30センチくらい空中を歩いているような気持ちで、一日中ニヤニヤしてそうですね。

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裏側を見るとやっぱり美濃御深井ですよね。でも目跡が6個もあるのでぎゃ〜って大興奮しちゃいました。普通3個しかないのでこれだけたくさんの目跡があるのは余程慎重に作っていた証拠。技術がまだ安定していない初期の高級品だったんでしょうね。それにしても伝世の蔵錆まみれのウブい汚れ方です。薬品を使えば真っさらになるんですが400年近くかけてついた味も消えてしまうのでメラニンスポンジで見苦しく無い程度に洗います。

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こうやって並べると違いがわかりやすい。美濃御深井寄りの寛永染付、青磁あがりの盛期の美濃御深井、古九谷の白磁型物平向付。それでも、1630年代から1660年代とある程度同世代でもあるので似ているような感じもある。


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表だけ見ると寛永染付のようですが、裏を見ると御深井。
興味深いですね。

2016/9/3(土) 午後 11:48 [ hizu ] 返信する

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魚狗(カワセミ)様へ
貴重な品物を手に入れられたようですね。私は初めて見る物です。
染付が元々好きですので余計に惹かれるものがあります。
ナイスです。有難うございます。

2016/9/4(日) 午前 0:21 不あがり 返信する

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裏側からもオーラを感じました。ナイス!

2016/9/4(日) 午前 8:21 [ noki ] 返信する

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