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| 第56話 |
| 女魔法使い |
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| 魔法使いの女が神の怒りを解く呪文や御祓いを売りとして、またそれがよく効き目があるという事で、この女は相当に稼いでいた。 |
| だが人々はこの女を、宗教の改革を目論んでいるとして告発した。裁判の結果、女は有罪判決を受け、死刑を宣告された。 |
| 女が裁判所から引き出されている所を見た者が、女に向かって言った。 |
| 「おい、お前さんは神の怒りをも遠ざけられると公言しているくせに、どうして人間の説得が出来なかったんだ?」 |
| 大それた事を約束しておきながら、普通の事が出来ずにボロを出す詐欺師にこそ、この話は当て嵌まる。 |
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| 第57話 |
| 老婆と医者 |
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| 目を患った老婆が、治ったら礼金を払う約束をして医者を呼んだ。 |
| やって来た医者は、薬を塗りながら、老婆が目を瞑る度に、家具を一つずつくすねて行った。 |
| 家具をすっかり盗み終えた所で治療も終えたので、約束の報酬を求めた。 |
| だが老婆は払えないと言い出したので、医者は老婆を役人の下まで突き出した。 |
| 老婆の申し開きは、確かに目を治してくれたら報酬を払うと約束したが、治療を受けて却って前よりも酷くなったから払えない、というものだった。 |
| 「だって前は家にある家具が全て見えてたのに、今じゃ何一つ見えなくなったからさ。」 |
| このように悪人は欲深さのあまり、うっかり馬脚を現すのである。 |
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| 第58話 |
| 女と雌鶏 |
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| 未亡人が毎日卵を産んでくれる鶏を飼っていた。 |
| 未亡人はもっと餌を与えれば、日に二度も卵を産んでくれるだろうと考えた。 |
| そこで実際に実行してみたら、鶏はぶくぶく肥え太り、日に一度も卵を産まなくなってしまった。 |
| 多くの人は貪欲のあまり、余分な物まで欲しがり、現に手にしてる物まで失ってしまうという事を、この話は説いている。 |
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| 第59話 |
| 鼬と鑢 |
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| 鼬(いたち)が鍛冶屋の工房に入り込んで、そこにあった鑢(やすり)を舐めまくった。 |
| 舌が強(したた)かに擦れて、血が流れ出したが、鉄を削り取っていると思い込んで喜んでいた。 |
| そうした結果、鼬はとうとう舌をなくしてしまった。 |
| この話は徒に争いを好んで、我が身を傷付ける者にこそ当て嵌まる。 |
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| 第60話 |
| 老人と死神 |
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| ある時、老人が薪を伐り出して、担ぎながら長い道程を歩いていた。 |
| やがてほとほと疲れ果て、担いだ荷をお下ろして、老人は死神に呼び掛けた。 |
| 死神が現れ、何故自分を呼んだのかを尋ねると、老人は答えた。 |
| 人間である限り、例え不幸であっても生き続けたいと思うという事を、この話は説いている。 |
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56.57は、どこかの政治屋さんそのままですね!
国際政治を学ぶより、イソップのほうが格段に勉強になります。
ナイス!
2016/6/23(木) 午前 8:31
ペテン的な手口や、セコいコソ泥ぶりが、つい最近まで都知事を務めていたどこぞのトンスル禿を彷彿とさせますかww
2016/6/23(木) 午後 1:46