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| 第86話 |
| ミルテの繁みの鶫 |
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| 鶫(つぐみ)がミルテ[★86−1]の繁みで餌を啄んでいた。 |
| そのミルテの実の甘さにすっかり魅かれてしまい、そこから飛び去るのを躊躇っていた。 |
| すると鳥刺(とりさし)[★86−2]がその場を去らないでいるその鶫を見付け、鳥黐(とりもち)で捕えたのであった。 |
| 鶫は殺される間際に言った。 |
| 「ああ、情けなや・・・命の糧の甘さの虜となった挙句、自分の命を奪われてしまうとは・・・」 |
| 贅沢で身を滅ぼすような救いのようのない人に、この話は当て嵌まる。 |
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| [★86−1]・・・・・樹木の一種でギンバイカ(銀梅花、銀盃花)の事。英語で「マートル(Myrtle)」、ドイツ語で「ミルテ(Myrte)」と言う。 |
| その名の通り、葉は「マートル」という名のハーブ(薬草、香料)になる。 |
| [★86−2]・・・・・鳥黐などを用いて鳥類を捕獲する行為。又はその事を職業とする者の事。 |
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| 第87話 |
| 金の卵を生む鵞鳥 |
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| ヘルメス神[★87−1]を崇拝する事ただならぬ程の男がいた。ヘルメスはその褒美として、男に金の鵞鳥(がちょう)を与えた。 |
| だが男は利益が少しずつしか現れないのをじれったく思った。そして鵞鳥の中身は丸ごと金だと思い込み、すぐさま殺してしまった。 |
| その結果、中身は肉しかなかった。男は期待を裏切られたばかりか、卵までも得られなかった。 |
| このように業突く張りは、しなしな今ある以上の物を欲しがり、今ある物も失ってしまうのだ。 |
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| [★87−1]・・・・・オリュンポス十二神の一柱。 |
| 狡知、策略、詐術に富む。富、幸運を司り、商人、旅人、泥棒などの守護神。 |
| その他あらゆる多面的な性格を持つ多才な神。 |
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| 第88話 |
| ヘルメスと彫刻家 |
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| ヘルメスは自分が人界でどれ程尊敬されているかを知りたがった。 |
| そこで人に姿を変えて、とある彫刻家の工房へ入って行った。 |
| ゼウス[★88−1]の像を見付けたヘルメスは、彫刻家に料金は幾らするのかを尋ねた。 |
| 安いのにおかしくなり、今度は別のヘラ[★88−3]の像のを尋ねた。 |
| そして自分の像も見付けた。自分は神々の使者であり、富と幸運を司る神であるから、さぞ高い値段が付けられているに違いなかろうと思った。そこで尋ねてみた。 |
| 「いや何、こちらの二体を買って下さるのなら、そいつはおまけで差し上げますよ。」 |
| 人からは物の数にも入れられぬ自惚れ屋にこそ、この話は当て嵌まる。 |
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| [★88−1]・・・・・ギリシア神話の最高神であり、オリュンポス十二神の一柱。全ての神々の王。 |
| [★88−2]・・・・・ギリシアの通貨の単位。1ドラクメで一家が2、3日は食べて行けたという。 |
| [★88−3]・・・・・オリュンポス十二神の一柱の女神。ゼウスの妹にして妻。結婚、母性、貞節を司る。 |
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| 第89話 |
| ヘルメスとテイレシアス |
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| ヘルメスはテイレシアス[★89−1]の予言能力が本物かどうかを試してみたくなった。 |
| そこでまずヘルメスは、テイレシアスの牛を畑から盗んだ。 |
| その上で人間に姿を変え、町へ現れてテイレシアスの家に客として訪れた。 |
| 自分の牛がなくなった事を知らされたテイレシアスは、ヘルメスを伴って郊外まで出掛けた。 |
| 盗難の真相を知る為に、鳥占いをするのが目的である。 |
| テイレシアスは何か鳥を目にしたら教えてくれるよう、ヘルメスに頼んだ。 |
| ヘルメスは最初、鷲が左から右へ飛び過ぎて行くのを見たので、それを知らせた。 |
| だがテイレシアスはそれは牛とは何の関係もない事だと言った。 |
| 次にヘルメスは烏(からす)が木に留まって、空を見上げたり地面を覗き込んだりしているのを見たので、それを知らせた。 |
| テイレシアスは言った。 |
| 「その烏は天と地に懸けて証言しているぞ。お前さんさえその気ならば、儂(わし)の牛がすぐにでも戻って来るとな。」 |
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| [★89−1]・・・・・ギリシア神話に登場する盲目の予言者。 |
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| 第90話 |
| 蝮と水蛇 |
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| 蝮(まむし)がいつもやって来ては、水を飲んでる泉があった。 |
| そこに住む水蛇は、蝮が自分の縄張りに満足せず、他人の縄張りにまで押し掛けて来て、荒らしてる事に怒り、その度ごとに邪魔をした。 |
| 争いは益々激しくなるばかりだったので、両者は決闘を提案した。 |
| すなわち決闘に勝った方が土も水も自分の物とする事に決めた。 |
| 決闘の日時も決まり、水蛇を憎む蛙たちが蝮の下までやって来て、蝮へ助太刀する事を約束して激励した。 |
| さて、いよいよ決闘当日が来て、戦いが始まると、蝮は水蛇を攻め立てたが、蛙たちは何もせずに、ただ大声で鳴いているだけであった。 |
| 勝負の結果は蝮が勝ったものの、協力を誓っておきながら、最後まで一切戦う事もなかった蛙たちを蝮は批難した。 |
| 「お前らは事前に共闘を約束したくせに、最後までちっとも助けてくれなかったばかりか、歌を歌っていただけじゃないか!」 |
| 「我々の加勢というのは手でするものではありませんよ。声だけでするものなのです。」 |
| 手を動かすのが必要な時に、言葉だけの援助など何の役にも立たないという事を、この話は説いている。 |
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86話、驕る平家は久しからず。
87話、成金を見るおもいです。
88話、ナルシストの末路。
89話、アタシには・・・・
90話、九条信者に捧げたい。
2017/8/3(木) 午後 7:54
おお!全話分へのコメント及びナイス☆、どうもありがとうございます!




ハハハハ!それぞれ的確な寸評ですね。
90話はどうしようもない窮状信者wを連想されましたか。
89話に対するその意味あり気な発言の含む所は、はてさて
2017/8/5(土) 午前 8:43
こんにちわ!
89話ですが盗人の論理として、バレなければ何しても構わない!と言う朝鮮人に読み解かせたい内容です。
すべてお見通し!悪事は必ずバレる!と言うことですかね。
私は日常生活を送るにあたって、小さなウソをついてその場から逃げ出す卑怯者です。
反省の意味から89話のコメが意味不になってしまいました・・・・
2017/8/5(土) 午前 10:24
ああ、そういう事でしたか・・・



程度の差こそあれ、誰でもそういう側面はあると思います。私だって聖人君子ではありませんから、小さな嘘ならついた事もあります。
ま、それでも支那人・朝鮮人レヴェルの事はさすがにした事はないですけどね。
2017/8/6(日) 午前 11:05
>うつせみさん


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本格的な内容に満ちていますね〜〜♪
今度訪問させていただきたく、
お気に入りに登録させて貰いました
2017/8/17(木) 午前 7:48
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先日の予告通り、上記の書き込みを削除致しました。
訪問者の皆様を相手に、なるたけこういう事はしたくないので本当に残念です。
次回からはちゃんと具体的な内容のある書き込みを御願い致します。
2017/8/26(土) 午後 9:06