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え〜、今回の記事は昨日akegiさんから頂戴しましたコメント
“ミッドセンチュリーの椅子のほとんど多くが当初コンセプトと違い全然安価じゃない”
をキーワードとしてお借りいたしました。毎度どうもっ!
さてさて、“安価じゃないミッドセンチュリーの椅子”の代表と言えば、椅子好きの方の多くはこの
1脚を思い浮かべるのではないでしょうか?
チャールズ&レイ・イームズのラ・シェーズは、1948年に開催されたMoMAのローコスト家具
コンペに出品する為にデザインされた物・・・でしたが・・・
いくら何でもこんな複雑な形状の椅子を27ドル(当時の見積もり金額)で製作できる訳は無いっ!
という訳で、翌年のコンペ入賞作の展示会では特別枠での展示となりました。そりゃそうだ!?
さてさて、生前レイ・イームズが一番気に入っていた椅子としても知られるこのチェア
実はその独特なデザインが生み出す、ある意味とてもユニークな座り心地を楽しめる椅子でもあります。
ラシェーズはグラマラスなボディ全体が単一の素材で、腰掛けられる場所は全て座面となります。
複雑にうねるその形状は、腰掛けた際に必ずどこか一部が奇跡のようにぴったりとフィットし、また
どこか一部は全く合わずに不快に感じる、という2つの異なる感触を同時に生み出します。
ちょっと長い時間座ってみると面白いですよ。基本的に快適度は高いのに、どう座ってもどこか一部に
必ずちょっぴり違和感を感じるのです!?
どこかに全く違和感の無い自分だけの座り方がありそうで、でもどうやっても駄目なのかもしれなくて?
そんなラ・シェーズの本性は人をその気にさせて惑わせる悪女か?はたまた試練を与える天使なのか?
な〜んて事を色々と考えさせる1脚なのです〜♪(笑)
ちなみに最近、企業のリフレッシュスペースは、座り心地の異なる数種類の椅子を置く事が流行中。
座り心地の違いによる体への刺激は意外と大きいらしく、気分転換にも効果的との事です。
それならいっその事、ラ・シェーズのような“常に快適と不快を意識させる椅子”を置いておけば、
脳の中まで活性化して良い発想が生まれるかも・・・(笑)
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