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独創的な気遣いが客を喜ばせるということですね。 タクシーの80円、たかが80円ですが、されど80円なんですよね。 日経新聞 2012.3.22 100メートルごとに20円加算 タクシー競争新時代 「追加料金は20円ずつ上がります」。高知県南国市の吉本交通は昨年9月、約400メートル走るごとに80円加算していたタクシー運賃を、約100メートルで20円に改めた。走行距離と料金区分を細かくしたことで「実際に乗った距離を支払う仕組みに近づく。わかりやすく納得できる」(利用者の女性)。現在、南国市を走るタクシーのほとんどがこの運賃体系を採用する。 吉本交通(高知県南国市)は追加運賃20円のタクシーを運行する きっかけは「降りる直前に80円も上がった」という苦情。国の認可には約半年を要したが「細かく加算するだけで値引きにあたらない」として認められた。吉本亀社長は「高知市から約10キロメートル離れた南国市に帰る際に、電話で呼び出す人も増えた」と話す。 ■TDRへ1万円 利用者の運賃への不満は古くて新しい問題だ。タクシー運賃は国の認可制。初乗り運賃は東京23区なら原則、680〜710円と決められている。その幅はわずか5%程度。それより低く申請すれば採算性などを厳しく問われるため、事実上難しい。実際、都内のタクシー会社は初乗り710円が大半。自由な価格競争がゆがめられている。 そんな中で、新たなサービス競争が加速している。長野市内から東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)まで1人片道1万円。中央タクシー(長野市)は路線バスのように複数の乗客が相乗りするタクシーを運行。運賃は長野新幹線を使うより2割程度高いが、自宅まで送迎してくれるうえ「開園から閉園までゆっくり遊べる」と利用者が増えている。 子供の学習塾への送迎、高齢者や妊産婦の通院……。鉄道やバスなどの公共交通機関ではすくい上げることができない需要を、タクシーがくみとる動きも目立ってきた。全国子育てタクシー協会(京都市)によると、乗務員が保育の実習などを受けた「子育てタクシー」を運行する法人は120社を超え、岐阜県など補助金で導入を後押しする自治体も出てきた。 タクシー最大の需要地、東京。5月22日の東京スカイツリー(東京・墨田)の開業を控え「東京観光」需要の増加が期待される。この動きを逃すまいと、タクシー各社はニューヨークやロンドンを走るタクシーのように、観光に精通したドライバーの育成にも乗り出す。 ■1世帯で年6657円 国土交通省によると、タクシー1台あたりの1日の売上高は2万6266円(2011年3月末)。ここ数年は減少傾向が続いていたが、減車や新しいサービスによる需要開拓で前年比プラスに転じた。東京交通圏(東京23区、武蔵野市、三鷹市)では今年1月の売上高が前年同月比5.2%増の4万1640円。東日本大震災直後の3〜4月を除けば、前年比を上回る月が続く。大阪でも改善傾向にある。 一方、景気は先行き不透明感が強く、消費者の節約志向も根強い。総務省の「家計調査」では11年の1世帯あたりのタクシー利用料は6657円。02年の8201円から18%減少した。タクシー離れは着実に進んでいる。 独創的なサービスで利用者を増やせれば、1日の売り上げに応じた歩合制が中心の乗務員の収入も上がる。知恵と工夫で需要をつくる試みが、タクシーの新時代をひらく。 |

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