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年頭の日経メディカルの特集からです。 本田先生の文章の抜粋です。 (前略) 2006年11月29日付の朝日新聞に掲載された「医師の偏り鮮明、配置基準の充足度全国調査」によれば 医師の数が医療法の配置基準を満たしている病院の割合について、厚生労働省は都道府県ごとのデータを初めて明らかにしています。 小見出しに「青森43% 岩手55%、大阪96%、東京94%」と書かれていましたが、これは常勤と非常勤を足した数です。大阪など都市部が高い一方で、東北や北海道の低さが際立ち、地域の偏在が顕著だとしています。また、常勤の医師で基準を満たす病院は全国の36%にとどまり、非常勤の医師頼りの現状が浮かび上がった、と報道されました。もちろん医師不足も地域差はあります。常勤医のみで配置基準の5割を超えるのは、滋賀、奈良、高知、熊本、沖縄だそうです。 私が日常診療の現場で感じていること、そして上に紹介したデータからは、なぜ行政側が「日本の医師数は今のままでやっていける、将来は増える」といえるのか、まして現場の医療関係者がいえるのか、不思議でたまりません。 今、あなたが勤務医だったとして、もし自分の子供から「医師になりたいけど、どう思う?」と相談されたら、どう答えますか?「自分のような勤務医にしたい」と思えるように労働環境を改善していかなければ、日本の医療は成り立たないのではないでしょうか。 私は決して自分の意見だけが正しいとは思っていません。もし今のままの医師数で日本の医療が成り立つ、何か妙案があれば、ぜひお聞かせいただきたいと思います。今年も皆さんのお知恵を拝借しながら、現場からの情報発信に努めますので、どうぞご意見をお寄せください。皆で日本の医療に誇りを持てるようにしていきましょう。今年もよろしくお願い申し上げます。 ここで妙案を言える人は、少ないようです。 私は、医師の数を増やすことに賛成です。 数だけ足りれば良いという時代は終わりにして欲しいです。 研究に専念する医師、臨床で頑張る医師、僻地医療で頑張る医師などなど、いくら医師がいても余ることなど無いと思います。 ただ、これからは、頑張る医師と頑張らない医師とでは差が生まれるということはあると思います。 頑張る医師が多くの報酬が得られれば良いのですが、一般の世界と同じようにこればっかりは何とも言えません。社会とはそんなもんです。運が良ければ儲かります・・・・。(今年もお金の話になってしまい申し訳ありません) 常勤医のみで配置基準の5割を超えるのは、滋賀、奈良、高知、熊本、沖縄だそうです。 他の県は解りませんが、高知県に関しては、数値と実際の違いについてちょっとコメントします。 高知県は全国でもトップの療養型病棟の多い県です。 ということは、医師数が少なくても施設基準が満たすことが出来るわけです。そうです、医師自体が少なくても良く、常勤医が少なくても良いのです、療養型は。また、非常勤の先生は殆ど医大からですので、田舎の病院には来てくれません。 常勤医を置いておかないと基準を満たすことが出来ないから常勤医が多いのです。(都会と比較してかなりの高額で雇います) 一般病棟にするためには、医師の数が更に足りません。病床数を抑えて効率の悪い経営しかできないので、療養型を選択していました。併設という形で。 これから、療養型を減らし、一般病棟にするには医師・看護師の争奪戦になるかもしれません。 また、常勤医の平均年齢がわかればもっと悲惨な状態が解るかもしれませんね。50歳を過ぎているかも?(田舎の場合ですよ、うちの先生は、68歳ですが、月に18〜20回の当直を熟してます、当直医が見つかりませんし、払うお金もありません。) 数字だけで判断する怖さをしらなければなりません。 本田先生は、実感として医師の不足を感じています。私も実感として医師の不足を感じます。また、数だけでは満足度とは無関係になりますしね。 よく歯科医師の過剰の状態(現在はそうらしい)を例に医師が過剰になれば、悲惨だと言う先生がおられますが、歯科医師の場合は単科ですし、当直を熟すなんて言うのは殆どないはず、殆どが開業医の話ですよね。医科でも、開業医は都会では過剰になりつつあるのかもしれません。また、特定の科においては今後その様になると思います。(この場合は、医師の技量ではなく、人気度で淘汰されるかも?) 別に統制をする必要はないと思います。過剰になれば、自然に淘汰されます。 これからは、地方の一般病棟が厚労省のねらい打ちになると考えられています。やっとの思いで療養型から一般病棟に変更したら今度は・・・、では、やる気が無くなりますよね。よく考えて移行しないといけません。 とにかく、少ない病院を更に減らそうとしていることに国民が気がつかないと、病気になっても入院はおろか、治療も受けられなくなるかもしれません。 削減することも大切ですが、高齢者が増えるこれからの期間は、税金等で乗り越えるように考えることも必要だと思います。 締め付けが厳しくなると、不正が(ちょっと言い過ぎかもしれませんが)横行する治療だってあり得ることですから。 未だに、不必要な検査・薬は多々ありますから・・・。この辺は、医師の道徳観に委ねられます。
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