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勤務医の疲弊、患者にも原因
2月27日9時48分配信 医療介護情報CBニュース 厚労省は「安心と希望の医療確保ビジョン」会議を開き、 医師不足が深刻な産科・小児科・救急医療などの現場で 先進的な取り組みをしている医師から意見を聴いた。 「雨が降ったからという理由で救急車を呼ばないでほしい」 「患者の暴言で仕事への誇りがズタズタにされる」――。 厚生労働省の審議会で、産科・小児科・救急の医師が共通して挙げたのは勤務医の疲弊で、 その原因の1つに「クレーマー患者」や「暴力患者」などの存在を挙げた。 西川京子厚生労働副大臣は「医療の分野では国民の意識が育っていない。 すべて受け入れる側が悪いというのではなく、 一緒に医療を構築するという方向性を持たないと不毛の議論になっていく」と感想を述べた。 (新井裕充) 厚労省は2月25日、「安心と希望の医療確保ビジョン」会議を開き、 産科・小児科・救急の現場で先進的な取り組みをしている医師から意見を聴いた。 この会議は、長期的な視点に立って日本の医療の問題点を考えようと、 舛添要一厚生労働大臣が中心となって1月7日に設置された。 4回目を迎えたこの日のテーマは、医師不足が深刻な産科・小児科・救急医療などの現状把握。 各分野の医師が現在の問題点や今後の課題などについて意見を述べた。 東京都立府中病院・産婦人科部長の桑江千鶴子氏(東京医科歯科大産婦人科臨床教授)は 「産婦人科臨床現場の3つの問題」として、 (1)劣悪な労働環境と待遇、(2)医療事故と訴訟への恐怖、 (3)医療者への暴言・暴力(モンスターペイシャント)の存在――を挙げた。 桑江氏は「大野病院事件で産婦人科の医師が逮捕されて以来、 ビクビクする状況で萎縮医療になっている」と述べ、 過酷な労働環境に追い討ちをかける訴訟リスクや患者の暴力などが 医師のモチベーションを下げていると指摘した。 「優しい気持ちでなんとかしてあげたいと思っても仕事に対する誇りをズタズタにされ、 若い医師は疲弊している」 桑江氏はこのように述べ、早急に解決することが難しい大きな問題であるとした。 続いて、愛知県岡崎市の花田こどもクリニック院長の花田直樹氏は 「現在の小児医療の問題点」として、 (1)不当な報酬の低さとフリーアクセスによる患者数の多さ、 (2)小児科勤務医の減少、(3)乳幼児医療無料化に伴う救急外来のコンビニ化、 (4)訴訟リスクとクレーマーの存在――を挙げた。 花田氏は「コンビニ感覚で救急車が利用されるが、コンビニ診療さえ難しい状況だ。 しかし、司法判断は救急外来にも最高級の医療レベルを要求している。 無理して対応しても刑事事件の対象になり得ることを医師は学習している」と述べ、 産婦人科の医師が逮捕された福島県立大野病院事件の影響で入局する医師が減少し、 現場では「無理に救急を受け入れない」という萎縮医療が生じているとした。 花田氏はまた、医師らに言いがかりを付ける「クレーマー患者」の存在が 萎縮医療に拍車を掛けているとした。 「過熱する医療事故の報道で、不信に満ちた攻撃的な言動が目立ち、 現場のやる気をさらに萎えさせている。今までは医師の使命感でカバーしてきたが、 現状では医療安全上も自分の健康上も無理がある」 ■ 救急患者の増加と国民の意識 疲弊した勤務医をさらに追い詰める「クレーマー患者」と訴訟リスク。 その背景には救急患者の増加がある。 日本医科大学付属病院・高度救命救急センター部長の山本保博氏は、 救急患者が増えている一方で救急医療機関が減少していることを指摘。 「救急医療の現状、課題」として、(1)救急医療施設の負担の増大(救急患者の増加など)、 (2)資源の圧倒的な不足(救急医不足など)、(3)救急医の士気の低下――を挙げた。 山本氏は救急車の出動件数(2005年)のうち搬送されていない約9%について、 「救急車が到着しても現場に患者がいない」と指摘。 その主な理由として、▽119番した後の辞退、▽いたずら、▽酔っぱらい――を挙げた。 その上で、119番通報した患者を重症度や緊急度などによって分類する 「トリアージ」の必要性に触れた。 「アンダートリアージ(過小評価)をどう考えるかという問題がある。 『ちょっと胸がつかえる感じがする』という患者のうち1万人に1人ぐらいは心筋梗塞の場合がある。 このような患者を自宅に戻してしまった場合の問題がある。 しかし、これからはトリアージをしていかなければ、“たらい回し”はどんどん増える」 この日、舛添厚労相が欠席したため、西川京子副大臣が次のように感想を述べた。 「安全で安心な食物にコストがかかるという意識は国民の間に育ってきたが、 医療の分野では国民の意識が育っていない。今日はマスコミの方もいるようだが、 すべて受け入れる側が悪いという指摘の仕方ではなく、 一緒に医療を構築するという方向性を持たないと不毛の議論になっていく。 今、これを厚生労働省が一番先にやっていかなければならない」 安全で安心な食物にコストがかかるという意識は国民の間に育ってきたが、医療の分野では国民の意識が育っていない先日、水には金を払えるが、医療には金を払えない日本人 という日経メディカルの記事をご紹介しました。 その記事からです。 日本の医療従事者は、自分たちが提供している医療サービスの価値説明を怠ってきたように思う。 サービスの価値が十分に理解されていないが故に、 サービスが妥当であるにもかかわらず、患者や家族に訴えられる。 サービスの価値が低く見積もられているがために、 患者が不必要に救急外来を受診したりするのではないだろうか。 海外で医療サービスを受けたことがある日本人は、日本の医療がいかに安価で、 ハイレベルのものを提供してきたかを実感する。そして、 他ならぬ厚生労働省にも安全、安心な医療にはコストがかかるという認識はありません。あくまでも、毎年2,200億円の医療費削減を続けながら何を言う!自らの所業を反省もせず、『国民の意識が育っていない』などと言う資格は 『厚生労働副大臣』には無いと思います。 また、この記事は、 『勤務医の疲弊、患者にも原因』という題名ですが、 「産婦人科臨床現場の3つの問題」 (1)劣悪な労働環境と待遇、
(2)医療事故と訴訟への恐怖 (3)医療者への暴言・暴力(モンスターペイシャント)の存在 「現在の小児医療の問題点」 (1)不当な報酬の低さとフリーアクセスによる患者数の多さ、 (2)小児科勤務医の減少、 (3)乳幼児医療無料化に伴う救急外来のコンビニ化、 (4)訴訟リスクとクレーマーの存在 「救急医療の現状、課題」 (1)救急医療施設の負担の増大(救急患者の増加など)、
であり、モンスターペイシャントやクレーマーは一つの理由にしか過ぎず、(2)資源の圧倒的な不足(救急医不足など) (3)救急医の士気の低下 主な問題点は、劣悪な労働環境と待遇、訴訟リスクなのです。あと、マスコミに言いたいのは、過熱する医療事故の報道で、不信に満ちた攻撃的な言動が目立ち、現場のやる気をさらに萎えさせている。ということです。
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転載
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私も毎日の様に見る「たらい回し」「受入拒否」という言葉には悪意を感じていました。 私が勉強させて頂いている「ある内科医の嘆息」というブログより転載させて頂きました。 実際に救急救命センターで密着取材をしたテレビを見たことがありますが、医師の判断の所まではふれず、消化不良の感じがしていましたが、下記の文章は素人でもかなり解る説明だと思います。 是非、ゆっくり読んで見て下さい。 少しは医療従事者の気持ちが分かると思います。 「受入拒否」と「受入ができない(引き受けが困難)」というのは物理的な結果は同じでも、内容は全然違うのです。 ご理解下さい。 以前から、医療側を非難する記事の中でマスコミに頻繁に使われている「受け入れ拒否」という言葉。どうにも異和感があった。違う言い方ではないのか?言葉は本質を伝えているのか?疑問を持っていた。 あるMLで、この件について言及したあるドクターが実に的確な指摘をしてくれていたので紹介したい。 それに加えて「姫路の吐血の患者の報道の件」についても、マスコミの批判がどうにも不条理に思えていたのだが、それについても溜飲の下がる思いのコメントを残してくれていた。 下記は、各報道機関に送った文章だそうだ。感服した。紹介したい。 「姫路の吐血の患者の報道の件で」 兵庫県姫路市で吐血して救急搬送された男性が、18病院に断られ、搬送後に亡くなった件について、その報道をみて思うところがあり、この文章をいくつかの報道機関に送付しています。貴紙に当てはまらないこともあるかもしれませんがよろしくお願いします。 私は消化器内科(内視鏡・肝臓)の専門医です。報道された状況からみて、受け入れができる病院がかなり限られると思いました。吐血と言えば通常は胃潰瘍を考えますが、肝臓の病気がある人(この場合は肝硬変を想定します)であれば、普通は「食道静脈瘤破裂」を疑います。静脈瘤破裂は出血量がとても多く、更に肝硬変では血小板が少なく凝固因子が減っているために出血は止まりにくく、急激に悪化します。輸血は赤血球だけでなく新鮮凍結血漿も必要となり、止血が成功した後も出血性ショックによる肝不全を引き起こし、数日内に亡くなる方も多く重篤です。再出血も多く胃潰瘍と比べて難しく専門医以外では対応不可でしょう。 つまり、少なくとも吐血している以上は最低限内視鏡ができないと引き受けられないばかりか、既往歴から食道静脈瘤が疑われ、経験のある内視鏡医でないとそうそう引き受けることは困難だったと思われます。またそれなりの施設で設備が整い(輸血やICUなど)、その医師の手が空いていた必要もあります。 当然引き受けられる施設が近くに見つからないこともあるでしょう。この状態がいいわけがありませんが、こういうことは構造的にあり得ることだと思います。 今回は搬送に時間がかかったことを問題として報道されていると思いますが、多くの報道で、どうしても断った16病院を責めるようなニュアンスがあるように思えてなりません。本来はその背景にある問題点を考察すべきです。しかし断った理由を簡潔にあげた報道もあるものの、掘り下げた記事はありません。 そもそも、当直の医師は本来は入院患者の急変に備えて泊まっているだけであり、救急外来を担当する目的ではありません。だからこそ前日働き翌日も連続して働くことが労働基準法上許されます。これらの当直の医師は、「医師の応召義務」につけ込まれて夜間の救急患者を診療せざるを得ない状況に追い込まれ寝ずに診療にあたることになるのですが、更に今回のような専門外の医師には非常に酷な件でさえ受け入れを打診されます。 今回の件で、実際に(当直ではなく)夜間の救急を引き受けるのに十分な体制をとっていた病院はいくつあったのでしょうか。その中で、全ての病院があらゆる疾患に対して対応できるよう医師を配置しておくことは現実的には不可能だと思いますが、静脈瘤破裂が疑われる患者を引き受け可能であった病院はどこでしょうか。その担当すべき医師が怠慢で断ったのでしょうか?(それとも、静脈瘤破裂が疑われるにも関わらず専門外の医師が引き受けて、なすすべなく死亡診断書を書くべきでしたでしょうか) 日本の医療体制は、夜間の医療を前提とした人員配置がされていません。そうした夜間医療の貧困の中で30時間以上の連続勤務となっても、当直医は奮闘して命のインフラを支えています。しかしその構造的な不備故に起こる結果まで心ない記事で濡れ衣を着せられています。 当直医がその場その場で頑張ってなんとかするのではなく、システムとして救急患者に対応できるように整備しないと、根本的な解決になりませんし、安心してその地域に暮らせないと思います。今回の一件はそのように促すことができる一例だと思います。現場のつるし上げが目的ではないと信じたいですが、大本営発表のような同じような記事ばかりでがっかりしています。 更にいえば、一部の報道機関では「受け入れ拒否」という間違った言葉で報道しています。診療が不可能であることと、拒否であることは意味が大きく違います。少なくとも受け止め方は全く違います。一般の方と医療関係者は敵対する間柄ではありませんが、こうしたマスコミによって対立軸へ誘導されています。診療できるのに拒否したというのであれば対立も生じますが、対応が不可能という構造的問題をあぶり出した記事であったのであれば、市民と医療機関が協力してこの難題を改善していく方向へ発展的に議論をすすめることができます。 マスコミにはこうした事例を挙げた上で、論点を整理していただき、是非医療と社会との架け橋になっていただきたいです。それが報道の本来の使命ではないでしょうか。 (蛇足ですが、ディスニーランドは週末になると入場制限になることがありますが、「○万人を入園拒否!」と報道したらいかがでしょうか?) 勤務医は疲弊しています。僕自身も30時間以上寝ずに働かされる事に耐えられず、急性期病院を去りました。あの悪条件を耐えるには、せめて患者さんとの関係は、最近の報道で差し向けられたような疑いあう関係ではなく、いたわり合い、共に病気と闘う同志でありたかったと思います。 蛇足ですが、この患者さんは肝疾患を患って3年前まで通院していたようですが、もし肝硬変の患者であって3年間受診せずに放っておいたとしたら、それが亡くなった原因だと思います。肝硬変患者が定期的に食道静脈瘤の検査をすることは常識です。静脈瘤があれば対応可能な病院へ紹介され通院加療していたことでしょうし、緊急時の対処法は検討されていたはずです。 今回の件で救急の不備を改善する話は結構ですが、本来救命救急というのは患者のわがまままで救えるような夢のシステムではありません。当然かかりつけがない急な病気もありますし、たとえ不摂生の患者さんであっても対処します。しかし医療システムが危機的状況の中で、市民の側の協力なくして運営できるわけがありません。まして、そこで奮闘する医師たちが、そうした非協力的な方々故にリスクが高い状態の当然の帰結(疾病による死)の責を負うのは気の毒です(たとえたまたま受け入れまでに手間取ったとしても)。 本題とは関係ない話で、反感を買う意見かと思いますが、物事の一面だけしかとりあげない記事をみることが多く、付け加えさせていただきました。 |

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千葉県富津市在住の金子亮祐君(10歳、小学5年生)は、『川崎病後急性心筋梗塞による重症心不全』という病状で入院治療中です。
「りょうすけ君を救う会」HPより抜粋平成18年5月に9歳で川崎病を発症し、同12月に後遺症により心筋梗塞を起こしました。カテーテル施術により開通したものの心筋のダメージが広範囲におよんだ為、心機能が弱まった状態が続き、君津中央病院、その後千葉大学医学部付属病院にて強心剤の点滴等による内科的治療をしてきました。しかし、平成19年3月に心不全の症状が悪化した為、東京大学医学部付属病院に搬送され補助人工心臓を装着しました。装着後も心機能の改善は見られず、残された道は心臓移植しかありません。しかし、国内では15歳未満の臓器提供が認められておらず、また、補助人工心臓を装着している間に感染や血栓の発生などの恐れもあり、早期の移植を実現するには海外での移植手術に頼るしかない状況です。 病院の先生方のご尽力により、米国のUCLA病院で受け入れていただけることになりましたが、海外では保険が使えないため、渡航費用・心臓移植手術費用・滞在治療費等で約1億2800万円という膨大な費用がかかります。そこで私たちは、亮祐君の命を助けるために『りょうすけ君を救う会』を結成し、募金活動をすることに致しました。「早く学校に行きたい、野球がやりたい」という亮祐君の願いを叶えるため一日も早く米国での心臓移植が受けられますよう、皆様の温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。 ホームページはこちら「りょうすけ君を救う会」 一人でも多くの方々に「りょうすけ君」のことを知ってもらい 渡航移植の実現に向けてご協力をいただきたく、ブログを開設しました。 どうか、野球を愛する皆様、そしてヤフーブログを利用する皆様の 温かく力強いご支援を心よりお願い申し上げます!! ※転載は、記事右下の「転載」ボタンからお願いします .
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1年前の今日、福島県県立大野病院産婦人科K医師不当逮捕事件が発生しました。
この件に関していつも勉強させてもらっている下記ブログで、一年企画が持ち上がっております。 是非下記ブログを見ていただき、賛同される方は下記ブログにコメントいただきたく思います。 新小児科医のつぶやき http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070218 ある産婦人科医のひとりごと あれから一年 http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2007/02/post_c309.html
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今や全国規模で進行している産科の医療崩壊。
地方だけかと思っていたら大都市大阪でも同じような出来事が起きている。 http://www.oakclinic-group.com/info.html このホームページには、様々な問題により産科のみを中止したある医療機関の想いが凝縮されている。よくぞここまで言ってくれた、と胸がすく想いである。 厚生労働省はこれに対しどの様に対応するのだろうか、マスコミはこの事実を取り上げるのだろうか、まさか無視を決め込むつもりだろうか。 現場でなければ分からない様々なことがあるのに…。机上だけで論じている官僚どもには、現場の疲弊や、焦燥感、そして本当に困っているであろう人々の声は届かないのだろうな。 厚労省の官僚はその役割を果たしていない。大本営と同じだな。 厚労省発表とはもはや戦前の大本営発表と同義だな…嘘っぱち、ってこと。 そして最終的に国民を不幸に陥れる、と言うところも大本営と同じですな。 マスコミは戦前のマスコミと基本的には同じだな、大政翼賛的。批判勢力としても機能していない。 ダメだ、こりゃぁ…。(T^T)。 愚痴になってしまう…。
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