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こんばんは。
近くの池の縁をうろうろしていると、ウシガエルがたくさんいましたよ。
上が、たぶん今年上陸した仔ガエル、下が3年目くらいでしょうか?成熟
した個体です。
水辺に何匹も並んで、餌が通りかかるのを待っていました。
いわずと知れた外来種でありまして。1917年に国内に持ち込まれて以降、
日本各地に広がり、暖地の止水域の代表的な生物となるに至りました。
食用ガエルとして、また理科教材の解剖用カエルとしても有名です。
とにかくでかくて悪食。無尾目の中では、圧倒的な繁殖力を誇ります。
トノサマガエルやダルマガエル、ツチガエルなど、他のアカガエル科を
押しのけ、優占種となっているところも多いようです。
ルアーフィッシングをしているときに、ウシガエルが引っかかることが
あります。本当に、動くものであれば何にでも飛び掛ります。
とりあえず口に入れて、もし食べられたら儲けモノ、というふうに考えて
いるとしか思えません。
ずっと以前に、野生化したウシガエルの解剖をしたことがあったのですが、
ワーム(やわらかい樹脂製のルアー)がおなかから出てきた個体も実際に
ありました。
ウシガエル養殖場などでは、給餌コストの低減や栄養状態の管理のために
配合飼料などを用いることがあるそうです。
普通、カエルの成体というのは生きた虫などを食べるので、養殖をしよう
とすると餌代がかなりかかってしまうのですが、ウシガエルはその辺が
無頓着でして、口に入る大きさに飼料を形成し、傾斜をつけたブリキの
波板の上に転がしたり、水面に投げ入れたりすると、それに飛びつくとか。
まったく、無神経で豪快なカエルですね。
ウチのがまさんも、最近はそんな感じになってきてますが・・・。
本種の命名は、その鳴き声に由来します。
グオッグオッという低い鳴き声は、まるで牛のようですから、至極妥当な
命名です。
この鳴き声、低い周波数が含まれるものですから、静かで開けた場所で
あれば、数百mはおろか、1km程度先からも聞こえるそうです。
体が大きければ声もでかい、と言うわけです。
そんなふうに幅を利かせている本種は、在来生物と競合し、ときには直接
捕食したりして、在来の生物・生態系へ悪影響を与える可能性が高いと
いうわけで、平成18年に特定外来生物に指定され、無許可で飼育したり、
他地域へ移入させることが禁じられました。
既に各地で蔓延してはいますが、これ以上人為による分布拡大をさせないと
言う観点から見れば、妥当な措置だと思います。
最近は、ツボカビのキャリアとしても注目されてますしね。
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