ぼくとがま…

生きものについて、ぼちぼち。

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サワガニを撮影した小河川で、サワガニの子どもでも
いないかなと思い、うろうろしていました。

流路に沿ってに歩いて行ったところ、小さな橋の下に淀みが
あったので、仔ガニが溜まってたりしないかなと思いながら
橋をくぐってみたところ、なんだか妙な視線を感じます。

あ、ヘビ。

イメージ 1


この顔見覚えがあるな。目の前側にある窪みってピット器官
(赤外線を感知する器官。暗い夜に恒温動物を見つけるのに
役立ちます)ですよね。あっそうだニホンマムシだ。

しばらく観察していると、ずっとライトで照らしたせいか、
ぼくの体温に反応したのか分かりませんが、こっちを向き
ました。

イメージ 2


飛び掛ってきたりしないよな。
と思った矢先、噛み付いてはこなかったものの、ぼてっと
落ちてきました。

イメージ 3


目測では35〜40cmほどの個体です。
シマヘビやアオダイショウなど本土でよく見るナミヘビ科の
成蛇と比べれば随分と小さく、幼蛇と見紛うばかりですが、
本種はもともと小柄なヘビで、成長しても60cmほど。70cmを
超える個体にはなかなかお目にかかれません。
また、本種の尾は幼い頃には黄色味を帯びているのですが、
画像の個体はそうではありません。
ちょっと小柄ですが、もう子どもではありませんね。一人前
(一蛇前?)のマムシです。

いやいや斑紋が綺麗だなと思っていると、こっちに向かって
来ました。

イメージ 4


かなり怒っているのか、逃げたい方向がぼくのいる方なのか。
とぐろを巻いて威嚇していないからそんなに怒ってはいない
はず、大丈夫だいじょうぶさ…と思いながらも、念のために
ぼくも相手に合わせて後ずさります。

イメージ 5


相手も結構速い速い。
蛇行のお手本のような這いかたです。滑りやすい不整地では、
二足歩行よりもずっと走破性良好です。

イメージ 6


よく見るといい顔をしていますね。


今回はちょっと臨場感に留意して書いてみました。


ニホンマムシはいわずと知れた毒蛇です。
ブレビリシンとか言う成分のせいで血が止まらなくなり、
各種プロテアーゼやホスホリパーゼで体細胞が破壊される、
いわゆる血液毒。
噛まれた部位が広範に腫れ、かなりの痛みだそうです。
危険動物ですので、近づかない方が無難ですね。
ぼくが言っても説得力がないかもしれませんが…。

死亡例もあり、致死率は0.5%程度とのことですが、これは
血清療法が確立しているからでしょう。
噛まれたまま放置するわけにはいかないですからね。


それから、以前紹介したアオダイショウの幼蛇(若齢個体)と比べてみてください。
なんとなく意匠が似ていると思いませんか。
アオダイショウの幼蛇は、危険なマムシに擬態して天敵から
身を守っているとも考えられています。
さて、この擬態が有効なレベルかどうか、あなたの目には
どう映ります?



オマケ。

イメージ 7


本来の目的だったサワガニの仔もいましたよ。
親の腹部から離れたばかりでしょうか。
甲幅は6mmほど。色素もまだ未発達で、俗に言うカニミソの
部分が黄色く透けて見えています。

閉じる コメント(6)

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ピット器官を持つマムシは、食べられない大きい人間に、熱を感知しただけで追っかけても飛びつくのですか。それとも危険な距離や威嚇すると攻撃してくるのですか。

2007/9/23(日) 午前 8:43 [ hakkakesuposuka ]

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明らかに捕食できない大きさの恒温動物に対しては、防衛手段と
しての威嚇&攻撃でしょうね。

2007/9/23(日) 午前 9:23 [ ずく無し88 ]

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昔、山登りをよくやっていた頃、マムシは登山者の列の2人目を襲うとか、逃げる時は上り坂に向かって逃げろとか言われましたけど、本当なんでしょうか?
2人目を襲うというのは熱感知が鈍感なので一人目では反応しないと言うことらしいんですけど、何だかウソっぽいです。
下り坂ではマムシは飛び跳ねてやってくるので、こっちは本当みたいですね。
あれで毒がなかったらかわいいんですけど、毒蛇はやっぱ、緊張しますよね。

2007/9/27(木) 午前 6:15 [ fuminori62 ]

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う〜ん。ほんと、臨場感あふれる写真と文ですねぇ。
またまた沢山勉強になりました。

2007/9/27(木) 午後 6:48 708

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返事が送れてすみません。
>fuminori62さん
よくそういわれますね。
一人目で感付いて(怒って?)、二人目で噛み付いて、3人目が通る頃には
逃げているとか。ほんとでしょうかね。
まだ身近にマムシに噛まれた人がいないので、よくわかりません…。

学生の頃、よく先輩や同期と釣りに行ってやぶ漕ぎをしたときは、
1.先頭の先輩が蜂の巣を蹴っ飛ばす
2.二番手のぼくが、怒ったハチに総攻撃を受ける
3.後続の同期はぼくの状況を見て、迂回する
といった状況が実際にありましたが…。

2007/10/3(水) 午前 0:51 [ ずく無し88 ]

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>borabora708さん
どうもありがとうございます。
後ずさりしながらこけそうになりながら撮ったかいがありました。

2007/10/3(水) 午前 0:52 [ ずく無し88 ]


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