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あちこちでオオブタクサの花序が目立つ季節です。 オオブタクサも有名な帰化生物です。 大きな葉が3裂ないし5裂しており、クワの葉に似ていること から、クワモドキとの別称も持っています。 個人的には、あまりクワの葉には似ていないような気がする のですが…。 北米原産のキク科植物で、戦後に国内に移入したと言われて います。積極的に導入したものではなく、栽培種の種子などに 混入したものが各地に広がっていったもののようです。 分布は全国的で、河川敷や路傍、休耕地などで生育している 様子を見ることができます。 管理の悪い花壇から、あふれんばかりに伸び放題に伸びている という悲しい光景も稀に目にします。こんな感じで↓ 個体は大型になり、かつ繁殖力も旺盛なので、各地で厄介者 扱いされている感があります。 理由は、在来植物の生育を脅かす可能性があること、どんどん 生えてきて雑草管理が難しくなること、そして本種が花粉を 風に乗せて散布する風媒花で、本種が原因で花粉症になる人も 多いこと等。 また本種は、環境省の「要注意外来生物」に指定され、また IUCNからは「日本の侵略的外来種ワースト100」に指定されて います。悪名とどろく、といったところでしょうか? と、そんな理由で、各地で駆除が行なわれていたりもします。 外来生物の駆除を実施するときに、意外にも障害となるのが 「綺麗・可愛いのに」という感情的なところであったりします。 綺麗な花を咲かせる外来種を急進的に駆除すると、きれいな お花畑だったのにねぇ、何で刈り取っちゃったのかねぇ、と、 後々非難されることもあります。 かわいらしい外来動物を捕獲して、かつ屠殺すると、なんて むごい事をするんだ、可哀想と思わないのか、と、非難轟々で あったりします。 (駆除をしている方も、別に外来生物が憎たらしいからではなく 在来生物の保全のためにやむなくやっているわけで、こういう 批判は結構へこむんですよね…) ところが、あまり見た目のよろしくない、不気味な生きものの 駆除については、あまり批判を受けないようです。 生きものの評価に関しては、いまだに綺麗・可愛い→正義・必要、 不気味・怖い→悪・不要という、人間の感情から来る観念が幅を きかせているように思えます。この観念の犠牲となって、不当に 虐げられた生きものもたくさん居ることでしょう。 いい加減、感情ではなく理性によって自然界を見るべきだと思う のですが(←人の受け売りですが)、なかなか難しいです。 こういうことを人前で話すと、ちょっと変わった人ねぇ、気持ち 悪い物は気持ち悪いんだから…と、近所のおばさん方に陰口を 言われてたりしそうです。 まあ、気持ちはわからなくも無いですがね…。 それはさておき。 綺麗じゃない事に加え、人間への被害があることが理解されれば、 駆除に対してはかなり協力的になります。 なので、オオブタクサの駆除というのは、後腐れもないですし、 むしろ喜ばれ、褒められます。 種子がむやみに飛散しないように結実期を避けたり、花粉飛散を 抑止するために開花前に行なったりするとより好ましいです。 各種団体や学生のボランティア活動としてもお勧めです。
みなさまもいかがですか。 |
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