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シキミの花が咲きました。黄緑色を帯びた白い花です。 分布は中部以南、西日本の山林では比較的よく目にする 常緑の中高木です。 また、有名な有毒植物でもあります。 全体に毒がありますが、果皮が一番高濃度だとか。 アニサチンという成分を含み、これが強力な毒になります。 マウスの半数致死量は1mg/kgとのこと。ちなみにサスペンス ドラマなどでよく出てくる青酸カリのマウス半数致死量は、 8.5mg/kg。動物の種類によって毒への耐性は異なりますから 一概には言えませんが、猛毒と呼ばれる類に仲間入りする ことはまず明らかでしょう。 間違っても食べたりしないことです。 実際中毒事件も起きているようですしね。 種名もこの毒性に由来するものだと言われます。 食べたら中毒することから、かつては悪しき実(アシキミ)と 呼ばれ、いつの間にかあたまの「ア」が省略されたとか。 結構有名なお話です。 省略するんなら「ア」じゃなくて、「キ」の方じゃない? と思ったりしますが(そうすれば悪し実ということで、意味が 通りやすいし)、言葉の省略は発音しやすい方に流れていく ものでしょうから、文句を言っても仕方がないですね。 さて、植物が毒を持つのは、他の動物に食べられないように するための、いわば防御のシステムだと考えられています。 個体の維持のために、葉や茎、根を食べられないよう毒を。 繁殖を成功させるために、実を食べられないよう毒を。 と、そういういう理由を思いつきます。 枝葉や根を食べられるのは、植物にとってはデメリットに しかならないので、毒を持たせることは頷けます。 では、実はどうでしょう。 植物の中には、動物に食べてもらうことで種子の散布に 成功する種もたくさんいます(例えば、クワやサクラ等は 果実を鳥に食べてもらって、糞と一緒に種子をあちこちに 落としてもらう)。それを狙ってるのに毒をもたせるという ことは本末転倒のような。 逆に、風に乗せて種子を広範囲に飛ばしたいのに、または 親株の近くにばら撒きたいのに、どこかわからない所で 鳥の糞の中にまとめられては困る、という場合は有毒化も メリットになりますね。 シキミはこちらの生き方を選んでるのかな。 でも、シキミの実をついばんでいる小鳥を見かけることも あるような。 うーん……。
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とっても立派なブログですね。
参考にさせて頂きますね。
また、お伺いしま〜す。
2008/4/17(木) 午前 7:00 [ 山本かおり@元アナウンサー ]