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我が家の裏で虫を探していると、甲虫っぽい羽音が 耳に入りました。 何だろうと思って見回すと、やはり甲虫。 動向を見守っていたところと、家の壁にぶつかって 墜落しました。 さて、何が飛んでいたのだろうと思って駆け寄って 見ると。 どうやらセンチコガネのようです。 夕暮れ時にフラッシュを使って撮影したので、画像の ような色合いになっていますが、自然光の下では赤紫 がかった(地域差や個体差があり、青紫がかるものや 緑色っぽいものもいます)金属光沢を見せていました。 きれいな甲虫です。体のつくりも、がっしりして力強い。 なかなかカッコいいですね。 センチコガネはいわゆる糞虫です。獣糞などを糧として 生きています。小動物の死体に集まっているところを 見ることもあります。 糞に卵を産み、幼虫は糞を食べて育ちます。 糞虫と呼ばれる所以です。 ただ、糞虫と聞いてよくイメージするフンコロガシの ような糞団子は作らず、糞塊の下に潜り込み卵を置いて くるようです。 成虫は産卵や食事の際に糞をかき分ける必要があるからか、 脚力がとても強いです。 特に、とげとげのついた頑丈な前肢は強力で、手で握って 持っていると、指の間をこじ開けようとします。 軽く握った状態でいると、すんなり逃げられてしまいます。 ちなみにこの種名の由来は、その生態を表したもの。 「センチ」は「セッチン(=雪隠、便所の意)」がなまった 言葉で、糞を利用する様子から名付けられたそうです。 便所の婉曲語が用いられていてよかったのかもしれない。 コエダメコガネとかいう命名がされていれば、また印象が 違ったのではないか。 でも、同じ食糞性コガネムシにはマグソコガネっていう ダイレクトなネーミングをされた奴がいるな。 ベンジョコオロギ(カマドウマの俗称)というネーミングに 近いところもあるなぁ。 そんなことを思いながら観察してると、パッと羽を開いて どこかに飛んで行きました。 飛翔の瞬間を写したかったのですが、フライングで下の ような中途半端な状態しか撮れませんでした。 ちょっと残念。
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