ぼくとがま…

生きものについて、ぼちぼち。

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1


ヨツボシケシキスイがいましたよ。

言わずと知れた、樹液スポットの常連客。

漢字にすると、四星景色吸いと書いてしまいそうですが(実はぼくは小さい頃、
こういう解釈だと思っていました)これは間違い。

景色を吸うなんて詩的表現はなんだかカッコいい感じもしますが、そんな腹の
足しにならないものを吸う虫もいませんし、吸えそうにないものを吸って無く
してしまうような、超絶イリュージョンを見せる種ではありません。

ヨツボシ・ケシ・キスイというのが、正しい構成。

キスイとは木吸いもしくは樹吸いの意であるようで、木に集まって樹液を吸う
様子をあらわしたものとか。

で、ケシというのは芥子粒のこと。
小さいものを芥子粒のような○○と表現しますが、これは昆虫の命名においても
多用される比喩です。実際に芥子粒ほど小さいというわけではありません。

ということで、四つの紋を持った小さな木吸い虫の意で、ヨツボシケシキスイ。
うんうん、なるほどね。形態と生態が理解できる、いい種名ですね。


本種は大きくなっても13mm内外で、カブトムシやクワガタ、カナブンなど、樹液
スポットを占拠する甲虫に比べると、ずいぶん小さいです。
他の大きめの昆虫たちは、ヨツボシケシキスイくらいの大きさの昆虫をライバル
とはみなさないようで、樹液スポットから追い出そうとすることも滅多にない
ようです。

加えて、やや細長くて、扁平な体つきをしているので、樹液の滲み出ている孔の
微妙な隙間に身を納めたり、他の昆虫の足元に控えたりしていて、控え目かつ
したたかに樹液にありついています。

体の小ささを活かした、賢い生き様だと思いますね。


じっくりみると、結構発達した大顎があります。樹液の出ている部分をガジガジ
やって、樹液の分泌を促すのかな。それとも、クワガタのように、産卵する時に
使うのでしょうか(よく分かりません…)。

全身もカチっとしていて、塊感も高い。

そして何といっても、黒地に映える赤い紋。いいアクセントになってます。

全体をみると、ちょっとおしゃれなクワガタムシのといった感じかな。
うんうん、かっこいいじゃないか。


そうそう、本種も「黒地に赤い四つ紋」をもつ甲虫。ヒメオビオオキノコと同様、
この模様に何か特別な意味があるのか分かりませんが、異なる種群間で見られる
奇妙な一致には、何か理由があるような気がしてなりません。

閉じる コメント(2)

顔アイコン

似てますね。デザイナーが同じとしか思えません。
天敵の鳥や昆虫からの見え方だと、強そうに見える…等のカラクリがあるのでしょうか?

2008/7/22(火) 午後 11:46 [ amaguri313 ]

顔アイコン

何か理由があるんだと思うんですが、何がどういうふうに機能しているのか、皆目見当もつきません。
天敵に対する威嚇になるのか、個体間の識別に便利なのか・・・

2008/7/23(水) 午前 8:20 [ ずく無し88 ]


.
ずく無し88
ずく無し88
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事