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山に食べ物がないから、人里に鳥獣が下りてきて、農業被害を出す。
鳥獣を山に釘付けにするには、食料に困らないような、豊かな森作りをすればよい。
確かに一理ある。
でも落とし穴がある。
豊かな森作りをして、鳥獣の餌資源が増えると、おそらくそれに追随して鳥獣も増える。
環境収容力いっぱいに増えようとするのが生物である。
産めよ増えよ地に充ちよ、を地で行くわけ。
あんまり、自主規制というのは期待できない。
せっかく豊かな森作りをして環境収容力を上げても、鳥獣はそれに合わせて増加する。
そして環境収容力に追いつき、あるいは反動がついて追い越したときには、ふたたび
人里に下りてくる可能性がある。
そうなったとき、絶対数は、以前よりも増えているわけだ。対策は今よりも大変だろう。
だから、豊かな森作りだけでは十分ではない。農業被害のことを考えたら特に。
豊かな森作りをして環境収容力を上げつつ、シカやイノシシを環境収容力の上限近く
まで増え放題にしないための方策もセットで必要。多分。
その方策というのは、手っ取り早く確実なのは、人による捕獲。
また、十分な議論は必要だが、上位捕食者の導入も可能性としては無くはない。
かもしれない。
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