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タマキビがいましたよ。
全国の海岸でおなじみ。
海水の中に入らず、ひたすら潮間帯よりも上、満潮時にも水に漬からない、波しぶきがかかる程度の場所にいる。
そんな場所で、岩肌に付着している藻類などを食べて、つつましく生きている、殻幅1cmくらいの丸っこい、可愛らしい小さな巻貝。
海水中に落とすと、あわてたように水上に出ようとする。
それが面白くて、大量に獲ってはタイドプールに投げ込んでいた不届きな少年が、僕を含め何名かいたはずだ。
コップに少し海水を汲み、そこにタマキビを入れておくと、みんなコップの縁あたりにのぼっていく。そういう夏休みの自由研究的な実験は有名。
長期間にわたってそれをやると、どうも潮の満ち引きを感知しているような行動をすることがわかるらしい、というのも有名な話。
僕は長期間の観察に耐えられなかったので、そこんところはわからない。
食べるとまあまあ美味しいが、なんせ小さな貝なので、あまり食べた気がしない。
磯の岩の割れ目などで、ひしめき合っている様子を愛でるくらいがちょうどよい付き合い方な気がする。 |
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