ぼくとがま…

生きものについて、ぼちぼち。

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我が家の近くに放置されているスギの丸太の上に、変形菌の子実体が
形成されていました。

ムラサキホコリsp.ですね。肉眼で見る限り、サビムラサキホコリ
だと思われますが、きちんと同定していないのでよく分かりません。

先日七十九回目でモジホコリsp.をご紹介したところですが、
すごく大まかに言ってしまえば、本種もその仲間です。

七十九回目の写真は、生活体(餌をとったり移動したり個体サイズを
大きくしたりする、生活のベースになる形態)から、子実体(繁殖の
ために、胞子を作ってばら撒くための形態)への過渡期であったよう
ですが、今回のは完全な子実体です。

イソギンチャクのような妙な形です。

しかし粘菌というのは不思議なもので、キノコやカビは生活体である
菌糸を維持しつつ子実体を形成するのが普通ですが、粘菌は生活体を
全て子実体に作り変えてしまいます。

顕花植物に置き換えれば、前者が根や茎、葉を残しつつ花を咲かせ、
実をつけるのに対し、後者は根も茎も葉も全部花に作り変えてしまい、
(枯れた葉や茎さえ残さない)繁殖器官だけが「でんっ」とそこにある
だけになってしまうという、アクロバティックな生活スタイルです。

胞子を飛ばした後は、そこに粘菌が生活していたのかどうかも分から
ないくらい、綺麗さっぱり、忽然と姿を消してしまいます。

やっぱり変な、興味深い生きものです。

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