ぼくとがま…

生きものについて、ぼちぼち。

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顔の部分だけ赤みが強くなっていて、酔っ払いのオヤジの
ように見えたので・・・。

百十八回目(ホタルガ)

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近所の公衆便所の壁にホタルガがいました。
図らずも白バック写真になってしまいましたが、あまり映りは良くないですね。

ホタルガという種名は、そのままずばりホタルのような蛾、という意味。
ただし、発光するからではなく、赤/黒のツートンカラーがホタルに似ている
からです。

蛾にしては綺麗な(個人的には、どんな蛾も綺麗、かっこいい、渋いと高評価
してるんですが)意匠をしています。黒に白線というシンプルな構図に、頭部の
赤いアクセント。なかなかやりますね。
マントを羽織った赤い仮面の怪人の後姿、これがぼくの本種に対するファースト
インプレッションです。


ヒサカキのようなツバキ科木本、マサキのようなニシキギ科木本を食草とする
ので、害虫扱いされることもしばしばです。逆に、マサキやヒサカキを生垣に
仕立てたりして、防虫策をとらなければ、そこは本種にとってのビオトープと
して機能することになりますね。

我が家の庭にもマサキがあって、防虫対策なんかぜんぜんとらずに、ホタルガの
飛来と繁殖を待っているのですが、なかなか見ることがありません。

害虫とみなしているときは勘弁して欲しいほど増えるのに、観察対象として
見たいときには一向に来ない。えてして世の中うまく行かないものです。

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うずくまって微動だにしません。

寝てますね。きっと。

今まで嫌がっていたシェルターに積極的に入るところを見ると、
やはり冬眠場所を探しているのかもしれませんね。

カエルの冬眠は、「今日からしばらく寝ます」というものでは
なく、気温が下がってくると安全な場所を探してうずくまり、
またちょっと陽気がよくなると起きてきたりと、結構いい加減
(気温等に依存)なものです。

もっとも、活動限界ギリギリの気温まで野外で活動していては、
野原の真ん中で動けなくなったりして、カラスにつつかれたり
ネコにパンチされたり、身に危険が及ぶわけでして、下降気味の
気温の変動には結構よく反応し、事前に安全な場所までたどり
つこうとしているようです。

最近の我が家は、昼過ぎから日陰気味になり、夕刻にはだいぶ
涼しくなっているので、その気温の変化を察知しているのか、
ぼくが仕事から帰ると画像のような状態になっていることが
増えてきました。

帰宅後しばらくすると、PCの排気やぼくの体温で若干部屋の温度が
上がるのか、のそのそと動いてみたりすることもあります。

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オオフタオビドロバチが翅鱗目と思しき幼虫を狩っています。
イモムシが抵抗しているのか、ドロバチに落ち着きがないのか
わかりませんが、あちらこちらとブンブン飛び回ってなかなか
写真を撮らせてくれません。

本種はスズメバチやミツバチのような社会を作ることはなく、
ゆえに一般に「ハチの巣」といわれる形の巣を作りません。
積んである細身の竹類など、枯れた中空の植物の茎に営巣して
いるところを見ます。カミキリムシ等の穿孔した跡や、電柱の
足場用ねじ穴などを流用していることも。
自分で穴を掘削することはしないようです。

ドロバチという名は、読んだそのまま「泥蜂」の意。
狩ってきたイモムシは自身ではなく我が子のための餌です。
仮死状態にした獲物を巣の中に押し込み、卵を産みつけ、そして
入口を泥で塞いでしまいます。だから「泥蜂」なのですね。
で、大きくて黄色の帯が2つあるように見えると。

チューブ上の巣穴を使って、泥製の蓋で入口をふさいでおけば、
我が子を狙う天敵や、我が子の餌を掠め取ろうとする不貞の輩を
退けることもできるでしょう。風雨の吹き込みもなさそうです。
よくできてます。

母親の作った揺り篭とでも呼べば耳当たりはよいのでしょうが、
教材などで見る巣の縦断面を見る限り、思い浮かんで来るのは
窮屈なカプセルホテルですね。
(参考)
http://www.omnh.net/ns_read/0309/0309.html
http://ss.ffpri.affrc.go.jp/labs/seibut/bamboohymeno/nest.html#antfla

子はなにもせずに、ただ食って寝ての毎日を送っているようで、
まさに親のすね齧り、太平楽この上ないドラ息子です。
親の顔も知らず、残された遺産で食いつないでいるわけです。

それでも、羽化後は一人(虫)前の親になり、せっせと巣を作り、
子どものための餌を狩りに奔走します。
親の立場に立ってはじめて母親の恩を知り、涙を流し、生まれて
くるわが子を思い営巣に勤しむ・・・のかどうかはよく分かり
ませんが(絶対に違うのでしょうが)。

親は卵を産みっぱなし、幼虫は自立して摂餌というドライな
親子関係と比べると、ちょっと人間臭く思えてしまいます。

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セイタカアワダチソウが開花しました。

国内でももっとも有名な部類に入る外来生物でしょう。
河原や法面、空き地等のほとんどを本種が覆ってしまうことも
しばしばあります。
皆さんのお住まいの地域でも、同じような光景をご覧になれる
のではないでしょうか。

本種は北米生まれのキク科の多年草で、ゆうに2m以上の草丈に
なり、秋に黄色い花を咲かせます。
花は綺麗といえば綺麗で、生け花等で用いたりすることもある
ようです。
外来種なんてどこ吹く風、と関心をお持ちでない方の庭や農地
では、わざわざ本種のみを綺麗に刈り残している所を見たことも
あります。

風に運ばれ広がる種子は、25℃で8割を超える高い発芽率を示し、
そこらじゅうからたくさんの実生が生長してきます。根からは
化学物質(cis-DME:シス-ジヒドロシルマカリエルエステル)を
分泌し、他の植物の生育に影響を与え(=アレロパシー)、背丈の
高い植物体による被陰効果も加わって、他の植物はだんだんと
衰退してゆきます。
そうやって、草地の優占種へとのし上がるわけです。

日本では、撹乱地ではススキが優先することが多いです(撹乱が
強すぎると、シバやチガヤになったりしますが)。
風衝が強く、大型の木本が生育できない場所でも、ススキが幅を
利かせることもあります。
ゆえに、ススキがあることを前提とした生きものも生息・生育
しています。

ススキを食草とする昆虫はたくさんいますし、そういう昆虫を
捕食する捕食者もいます。
高茎イネ科草本を利用して営巣する動物もいます。カヤネズミや
カバキコマチグモなんかが思い出されますね。
ススキに直接頼る植物はあまりいませんが、ナンバンギセルと
いうススキ寄生の植物がいます。

セイタカアワダチソウが大繁茂し、もしススキを追いやって
しまうと、ススキを頼りに生きてきた生きものは共倒れして
しまうかも知れません。
移動力があれば、死にはしないでしょうが、他の土地へ引っ越す
くらいはするでしょう。
そして、特にススキに頼らなくてもよい種に置き換わってゆき、
いつの間にか、以前とは異なった生態系が出来上がっている、
なんていうことになりかねません。

セイタカアワダチソウは、長期間群落を形成すると、自身が
分泌する化学物質に中てられ、自滅することが知られています。
だからそのうち、もとのススキ等在来種の繁茂する草地に戻る
可能性はあります。
しかし、一度退けられたススキに依存する生きものが再び戻って
来るのかどうか、よく分かりません。
場合によっては、動物相が以前とは異なっていたりするのかも
知れませんね。

そのようにに考えると、保全生態学の立場からすれば、かなり
厄介な代物です。

もちろん、絶対悪というわけではなく、見方を変えれば画像の
ように吸蜜昆虫の餌場や、それらを狙う捕食者の餌場としては
機能しますし、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ(下の
画像)のように本種に依存して生きている種もいますから、その
生育がメリットにつながる生きものが多少なりともいることは
事実です。
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しかしその代償が、在来の草地性の生きものの衰退ということ
になれば、なかなか看過できません。

日本中に蔓延していますし、何を今更という気もしないでは無い
ですが、何とかしたく思うのも事実です。
ぼくは日本の生きものが好きですからね。


ちなみに、花言葉は「生命力」であったり、または「警戒・要注意」
とするものもあると聞きました。
何とも皮肉な・・・と思うのはぼくだけでしょうか。

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