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顔の部分だけ赤みが強くなっていて、酔っ払いのオヤジの |
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2007年10月08日
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近所の公衆便所の壁にホタルガがいました。 |
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うずくまって微動だにしません。 |
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オオフタオビドロバチが翅鱗目と思しき幼虫を狩っています。 |
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セイタカアワダチソウが開花しました。 国内でももっとも有名な部類に入る外来生物でしょう。 河原や法面、空き地等のほとんどを本種が覆ってしまうことも しばしばあります。 皆さんのお住まいの地域でも、同じような光景をご覧になれる のではないでしょうか。 本種は北米生まれのキク科の多年草で、ゆうに2m以上の草丈に なり、秋に黄色い花を咲かせます。 花は綺麗といえば綺麗で、生け花等で用いたりすることもある ようです。 外来種なんてどこ吹く風、と関心をお持ちでない方の庭や農地 では、わざわざ本種のみを綺麗に刈り残している所を見たことも あります。 風に運ばれ広がる種子は、25℃で8割を超える高い発芽率を示し、 そこらじゅうからたくさんの実生が生長してきます。根からは 化学物質(cis-DME:シス-ジヒドロシルマカリエルエステル)を 分泌し、他の植物の生育に影響を与え(=アレロパシー)、背丈の 高い植物体による被陰効果も加わって、他の植物はだんだんと 衰退してゆきます。 そうやって、草地の優占種へとのし上がるわけです。 日本では、撹乱地ではススキが優先することが多いです(撹乱が 強すぎると、シバやチガヤになったりしますが)。 風衝が強く、大型の木本が生育できない場所でも、ススキが幅を 利かせることもあります。 ゆえに、ススキがあることを前提とした生きものも生息・生育 しています。 ススキを食草とする昆虫はたくさんいますし、そういう昆虫を 捕食する捕食者もいます。 高茎イネ科草本を利用して営巣する動物もいます。カヤネズミや カバキコマチグモなんかが思い出されますね。 ススキに直接頼る植物はあまりいませんが、ナンバンギセルと いうススキ寄生の植物がいます。 セイタカアワダチソウが大繁茂し、もしススキを追いやって しまうと、ススキを頼りに生きてきた生きものは共倒れして しまうかも知れません。 移動力があれば、死にはしないでしょうが、他の土地へ引っ越す くらいはするでしょう。 そして、特にススキに頼らなくてもよい種に置き換わってゆき、 いつの間にか、以前とは異なった生態系が出来上がっている、 なんていうことになりかねません。 セイタカアワダチソウは、長期間群落を形成すると、自身が 分泌する化学物質に中てられ、自滅することが知られています。 だからそのうち、もとのススキ等在来種の繁茂する草地に戻る 可能性はあります。 しかし、一度退けられたススキに依存する生きものが再び戻って 来るのかどうか、よく分かりません。 場合によっては、動物相が以前とは異なっていたりするのかも 知れませんね。 そのようにに考えると、保全生態学の立場からすれば、かなり 厄介な代物です。 もちろん、絶対悪というわけではなく、見方を変えれば画像の ように吸蜜昆虫の餌場や、それらを狙う捕食者の餌場としては 機能しますし、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ(下の 画像)のように本種に依存して生きている種もいますから、その 生育がメリットにつながる生きものが多少なりともいることは 事実です。 しかしその代償が、在来の草地性の生きものの衰退ということ になれば、なかなか看過できません。 日本中に蔓延していますし、何を今更という気もしないでは無い ですが、何とかしたく思うのも事実です。 ぼくは日本の生きものが好きですからね。 ちなみに、花言葉は「生命力」であったり、または「警戒・要注意」
とするものもあると聞きました。 何とも皮肉な・・・と思うのはぼくだけでしょうか。 |
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