ぼくとがま…

生きものについて、ぼちぼち。

過去の投稿月別表示

[ リスト | 詳細 ]

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]

イメージ 1

サワガニとニホンマムシを見た例の細流の淀みで、カマドウマsp.が
浮かんでいるのを見ました。

はあぁ、そういう時期だねぇ。
そう思いながら近づいてじっくり見ると、案の定ハリガネムシsp.が
体外へ出て行こうとしているところでした。

ハリガネムシ類は、おもにカマキリやバッタ(肉食する種)の仲間に
寄生する、いわゆる寄生虫です。
名前の由来は、体が針金のように見えることから。
径2mm、体長数十cmほど、出るところも引っ込むところもなく、これと
いった模様もありません。褐色の個体など、まさに錆びた針金です。

淡水中に産卵し、孵化した幼虫は水生昆虫に寄生。
宿主となった水生昆虫が羽化して陸上に出た後、肉食昆虫に捕食
されると、今度はその捕食者に寄生します。
ほかの寄生虫にも言えることですが、食物連鎖を巧みに利用して、
宿主を変えてゆくのですね。

大型肉食昆虫に寄生できた個体は、やがて成虫となります。
壮絶な生態を見せるのは成虫になってから。

なんとも不思議なことに、宿主は自然と水辺に向かってしまい、そこで
ハリガネムシは宿主の腹部を破って(上の画像はその最中のものですね)、
久々に水中に戻り、交尾・産卵をして、次世代に命を繋ぎます。

宿主が水辺に向かってしまうのは、寄生したのハリガネムシが宿主の
脳を操作し、水気のある場所に向かうように仕向けるからだと言われて
います。
脳を操作するというと、まるで意識を乗っ取ったように思えますが、
実際は特定の行動を誘発する物質を出しているだけのようです。
宿主としては、自意識はある(昆虫の意識がいかほどのものか分かり
ませんが)ものの、なぜか猛烈に水辺に行きたい衝動に駆られることに
なるのでしょうかね。
それとも、どうしても水を飲みたくなるのか。
上がった体温を下げたくなるとか。
…よく分かりません。

また、まだ生きている宿主から脱出する光景は、かなりの人が不快な
印象を受けるようです。確かにグロテスクです。映画「エイリアン」に
出てくる「チェストバスター」を彷彿とさせますね(見た目は違いますが)。

成虫になり、宿主の体外に出た個体は、再び寄生生活に戻ることはなく、
水中にいる成虫を素手で捕まえても、人間の体内に侵入することはまず
ありません。爪と皮膚の間から指の中に潜り込むという都市伝説もある
ようですが、その心配はないでしょう。

他の生物の脅威でもないようで、ハリガネムシ類をサワガニが捕食して
いる様子を見たこともあります。幼虫が生きたまま体内に侵入すれば、
サワガニにも寄生できましょうが、サワガニの口器で寸断された成虫は、
もはやそのサワガニの栄養となるほかないでしょう。


ハリガネムシ類は、生態や見た目から敬遠されがちな動物ですが、教材
としては面白いものだと思います。
野原で捕まえたキリギリスやハラビロカマキリからハリガネが出てくれば、
それはその個体が水辺の生物と接点を持った(捕食した)証拠になります。
食物連鎖や、水辺−野原といった場所的なつながりを中心とした生態系を
学ぶのにいいのではないかと。
かなりハリガネムシを買いかぶった発想ではありますが…。



さて、ハリガネムシの宿主として、カマキリ類が紹介されることが多く、
またおなかの膨れたカマキリを見て、ハリガネムシが寄生しているか
どうか当てるなんていう遊び?もあるようですが、実際にはカマキリ類
よりも、ヤブキリのような肉食の直翅目、それからカマドウマ類への
寄生を見ることが多いように思えます。
我が家の近所では、特にカマドウマ類が多いようです。
夜中に釣りをしていると、水辺で数頭以上のカマドウマが徘徊しつつ、
入水していく様を見ます。
そして浮かんだカマドウマを狙ったものと思しき、オオクチバスだか
ブルーギルだかのライズをよく見ます。

イメージ 1

そういえば昨日、また脱皮してました。

またしても、古い皮膚を脱いでいる現場には立ち会えず…

イメージ 1

ここ数日、がまさんが土に潜るそぶりを見せるようになりました。


朝晩の気温はだいぶ下がってきましたから、室内とはいえ
秋の訪れを文字通り肌で感じているのでしょうかね。

そろそろ大きめの衣装ケースと土を用意して、冬眠箱を準備
しておかないと。

一時期はやたら多動になっていましたが、ここ何日かは結構
落ち着いています。

「どこかに冬眠できる場所ないかな〜」
と、安眠できる場所を探して動き回ったものの、案外ケージの
中が快適だったのか(?)、
「もうここでもいいや〜」
という具合に開き直ってくれたのかな、と、勝手に想像してます。

イメージ 1

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/ef/cd/zukunashi88/folder/1759397/img_1759397_23670925_0?1192209369

淡褐色のかっこいいナナフシがいるなと思って近づいて見ると、
おや、翅があります。

こちらの画像の方が翅があるのが分かりやすいかな?

       
イメージ 2


一般的にナナフシというと、エダナナフシやトゲナナフシなどの
ように、翅の退化した種を想像しがちなのですが(下画像参照)、

イメージ 3


中には
「せっかく獲得した飛行用の器官を、みすみす手放すものか!」と、
翅を持ち続けている種類もいるわけです。

そのうちの1種が、このタイワントビナナフシです。
もっとも、体のサイズにしてはサイズの小さな翅なので、トンボや
ハエのようにぶんぶん飛び回る機動力こそありませんが、6本の脚で
せかせか歩くよりは効率的です。木の梢から梢へ移動するときなど、
わざわざ地上に降りなくても済みますからね。

国内分布は九州以南。地球温暖化のせいなのか、近年では本州での
目撃例もあるようですが、あまり目にする機会はないでしょう。
ウェブサイトや書籍によっては、結構珍しいと記されていることも
ありますが、九州に住んでいると、いるところにはたくさんいると
言う印象を受けます。

また、一般的に、ナナフシの仲間は卵を地上に産み落とす性質が
あるのですが、本種は木の葉に直接産み付けるそうです。
九州以南では常緑広葉樹林が発達しているので、健康な葉に卵を
産み付ければ、卵はずっと木の上に存置されます。
きっと幼虫も樹冠の中で育ち、成虫は樹冠を飛び回る…という、
基本的には殆ど地上に降りることは無い、樹上生活に特化した種
なのかなとも思うのですが、まったくもって推測の域を出ません。

それから、本種は臭いです。
刺激を与えると、植物の根のような、土臭いような青臭いような
臭気を出します。ナナフシが臭うなどと考えずに本種を捕まえて
みたときは、びっくりしてしまいました。
樹冠内で生活し、森林棲の鳥類に捕獲される機会が多いゆえの防御
手段なのかな…とも思いますが、これもよく分かりません。


翅といい卵の産み方といい、臭いといい、国産ナナフシ界の異端児?
でしょうか?

イメージ 1

オナガササキリです。

尾長と言いつつ尾が長く見えないのは、この個体がオスだからです。
メスは産卵管が長く、なるほど尾長だな、と思える意匠をしてます。
残念ながら、今回はメス個体には出会えませんでした。

草薮の中で、「ジりッ、ジリッ、ジリッ」と、テンポ良く鳴いています。
あまり流麗とはいえない、ノイジーで地味な鳴き声です。
クツワムシやエンマコオロギ、マツムシなどが鳴いている場所では
なかなか本種が鳴いているのに気づかないこともあります。
ぼくの耳のスペックが悪いからかもしれませんが…。

画像の個体も、鳴き声を頼りに探したわけではなく、ススキの葉の
上にいたところを偶然見つけ、撮影したものです。

眼の位置が高く、口器まで距離があるので、鼻の下が伸びたような、
間抜けのような憎めないような顔つきをしています。
オオスズメバチのような怖い顔を見た後で本種の顔を見ると、妙に
癒されます。

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]


.
ずく無し88
ずく無し88
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

過去の記事一覧

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事