ぼくとがま…

生きものについて、ぼちぼち。

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最近がまさんがよく動きます。
冬眠適地を探しているのかもしれません。最近朝晩は涼しく
なりましたからね。

で、ご覧のように垂直登攀を試みたりもしています。
今のところ成功していませんが…。

百七回目(ミゾソバ)

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近所の池のほとりに、ミゾソバが生えています。

ミゾソバといえば、あっちこっちの湿生地でよく繁茂している
タデ科の草本です。
溝に生えているソバの様な草、というのが本種名の由来だそうで、
実際その通りなので、唸ってしまいます。
葉の形を牛の顔に見立て、ウシノヒタイと呼ばれることも。

ソバと名が付いていますが、これは食物としての蕎麦ではなくて、
おそらく草本植物としてのソバのことで、植物体の雰囲気が似て
いるということでしょうね。

もちろん、好んで食べようというものではありません。
かつては救荒植物として利用されることもあり、実を集めて食した
そうなのですが、今は山菜として扱われることもなく、雑草扱いを
されています。
モノは試しで食べてみようと思ったこともありますが、食べた気に
なれる程の量の実を集める労力を考えると、なかなか手が出ません。


本種は一年草で、発芽したその年には花を咲かせて、実を結んで
枯れてしまいます。典型的な先駆種です。

親株がその年に枯れるのであれば、冬の厳しい時季を生き抜いたり、
翌年の春に芽吹くための栄養を蓄える必要はないので、得られる
物質とエネルギーを種子生産により多く費やすことができます。
そしてたくさんの種子を自身の近辺や新天地に供給します。

種子というのは丈夫なもので、乾燥や低温など植物の生育に不適な
環境下でも比較的大丈夫なもの。
ちょっと語弊はありますが、親よりも不適環境に耐性のある種子に
望みを託し、ばら撒きにばら撒いて、他植物が生えていないような
生育適地に到達できれば儲けもの、そこから再び拡大再生産を開始!
といった感じですかね。

このライフサイクルは水辺ではかなり有効らしく、しばらく晴天が
続いて汀線が大きく後退した場所などに、実生がいっせいに顔を
出し、一面がミゾソバ群落になるという例も見たことがあります。

それは、学生時代によく通った釣場でのことだったですが、葉や
茎にある微小なトゲがズボンのすそに絡むわ、しっかりした地盤の
所も軟弱な泥濘地も区別なく繁茂し、地表を被覆してくれるため、
うっかり泥濘地まで足を入れて、膝下まで泥に埋まってしまうわ、
釣り糸はよく絡まるわ、それでイライラして魚が釣れなくなるわ、
散々な目にあいました。
ミゾソバが悪いわけではないのですがね…。


花は意外とかわいいもので、淡いピンク色の小さな花(正確には、
ピンク色の部分は花弁ではなく、萼ですが)が、球状にかたまって
咲きます。
写真うつりもなかなかよろしいです。

ミゾソバの繁茂地は、明るい開放地である場合も多く(特に水際に
進出した場合や農地に生えた場合)、また多数の花が密集して咲き
ますから、訪花昆虫の格好の餌場となることもしばしばです。

トップの写真を撮った場所でも、イチモンジセセリやシマハナアブ、
ニホンミツバチなどが飛び回っていました。

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釣りに行くときは相性が悪いけど、写真を撮りに行くときは、多少
相性がよくなるようです。
サワガニを撮影した小河川で、サワガニの子どもでも
いないかなと思い、うろうろしていました。

流路に沿ってに歩いて行ったところ、小さな橋の下に淀みが
あったので、仔ガニが溜まってたりしないかなと思いながら
橋をくぐってみたところ、なんだか妙な視線を感じます。

あ、ヘビ。

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この顔見覚えがあるな。目の前側にある窪みってピット器官
(赤外線を感知する器官。暗い夜に恒温動物を見つけるのに
役立ちます)ですよね。あっそうだニホンマムシだ。

しばらく観察していると、ずっとライトで照らしたせいか、
ぼくの体温に反応したのか分かりませんが、こっちを向き
ました。

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飛び掛ってきたりしないよな。
と思った矢先、噛み付いてはこなかったものの、ぼてっと
落ちてきました。

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目測では35〜40cmほどの個体です。
シマヘビやアオダイショウなど本土でよく見るナミヘビ科の
成蛇と比べれば随分と小さく、幼蛇と見紛うばかりですが、
本種はもともと小柄なヘビで、成長しても60cmほど。70cmを
超える個体にはなかなかお目にかかれません。
また、本種の尾は幼い頃には黄色味を帯びているのですが、
画像の個体はそうではありません。
ちょっと小柄ですが、もう子どもではありませんね。一人前
(一蛇前?)のマムシです。

いやいや斑紋が綺麗だなと思っていると、こっちに向かって
来ました。

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かなり怒っているのか、逃げたい方向がぼくのいる方なのか。
とぐろを巻いて威嚇していないからそんなに怒ってはいない
はず、大丈夫だいじょうぶさ…と思いながらも、念のために
ぼくも相手に合わせて後ずさります。

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相手も結構速い速い。
蛇行のお手本のような這いかたです。滑りやすい不整地では、
二足歩行よりもずっと走破性良好です。

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よく見るといい顔をしていますね。


今回はちょっと臨場感に留意して書いてみました。


ニホンマムシはいわずと知れた毒蛇です。
ブレビリシンとか言う成分のせいで血が止まらなくなり、
各種プロテアーゼやホスホリパーゼで体細胞が破壊される、
いわゆる血液毒。
噛まれた部位が広範に腫れ、かなりの痛みだそうです。
危険動物ですので、近づかない方が無難ですね。
ぼくが言っても説得力がないかもしれませんが…。

死亡例もあり、致死率は0.5%程度とのことですが、これは
血清療法が確立しているからでしょう。
噛まれたまま放置するわけにはいかないですからね。


それから、以前紹介したアオダイショウの幼蛇(若齢個体)と比べてみてください。
なんとなく意匠が似ていると思いませんか。
アオダイショウの幼蛇は、危険なマムシに擬態して天敵から
身を守っているとも考えられています。
さて、この擬態が有効なレベルかどうか、あなたの目には
どう映ります?



オマケ。

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本来の目的だったサワガニの仔もいましたよ。
親の腹部から離れたばかりでしょうか。
甲幅は6mmほど。色素もまだ未発達で、俗に言うカニミソの
部分が黄色く透けて見えています。

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