ぼくとがま…

生きものについて、ぼちぼち。

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目の前にドサっと何か落ちてきました。


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木の枝にしては音が柔らかいと思ったら、ニホンマムシでした。ああ怖かった。

以前見た個体より全長も長く、径も太く、攻撃性も強いようで、たまたま蹴っ飛ばした
小石があたったら、ビョンと飛び掛るそぶりを見せました。ああ怖かった。

それでもしつこく写真を撮っていたら、下の写真の状況の直後に、飛び掛られました。

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こちらまでは届きませんでしたが、肝を冷やしました。

ああ怖かった。


というか、危険生物を見たら近づいていく癖を治してはどうだ、自分よ。
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ルリタテハがいましたよ。

ご覧のとおり、濃い紺色の地に明るい瑠璃色のラインが鮮やかな種です。

蝶といえば、花から花へ蜜を吸ってまわりそうなものですが、樹液によく
集まる種もいます。
タテハチョウの仲間は、昼間の樹液スポットの常連客だったりします。

樹液は、昆虫たちにとってはかなり人気の高い食物です。アリのような
社会性昆虫や、ハエのような小型の昆虫ならまだしも、ある程度大形の
昆虫になると、同種間・異種間での場所の奪い合いが頻繁に見られます。

普段は下の写真のように、翅を閉じて樹液を吸っていることも多いですが、
(閉じっぱなしではなく、数秒ないし十数秒に一度スッと開いて、またすぐ
閉じるという動作をしたりもします)邪魔が入ったときなどは勢いよく翅を
広げて、相手を脅かします。

翅を広げている方の写真は、オオスズメバチの横やりに耐えかねて、威嚇
しているところなんです。

翅を閉じているところ↓
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攻撃力に乏しい本種ですが、大面積の翅が素早く動くとそれなりに威嚇の
効果があるようで、オオスズメバチも一瞬たじろいでいました。
(このオオスズメバチは女王になる個体と思われ、自己の保身もちゃんと
考えないといけない立場で、多少臆病だったのかも…)

うん、まあ、何にせよ、ハッタリが大事な時もあるよな。

翅の表は派手ですが、裏面は褐色地の複雑な模様で、これがまた樹皮によく
なじむんですよね。十分な擬態の効果が発揮できるでしょう。
樹液によく集まることと、この樹皮に似た翅の裏側には、関連がありそう
ですね。


そういえばタテハチョウの仲間は、翅の表側は派手な色彩で、裏側は地味な
保護色になっている種が多いですね。
裏側で世を忍び、表側でアピール。うまく使い分けてるなぁ。

そうか、表と裏を使い分け、必要に応じハッタリを効かせる、それがお前の
処世術なのかい?

ああ、それではまるで、ぼくと同(以下略

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どこかに虫がいないか、蛙がいないかとキョロキョロしながら山道を歩いていたら、
唐突にずっこけました。足元がお留守になっているんだから、仕方がありません。
よくあることです。いや違うな。いつものことです。

ずっこけたぼくの目の前には、シシガシラの小さな株がありました。

これも何かのご縁、よく見ればまあカッコいいじゃないかと思い、写真を撮って
帰ってきました。転んでもただでは起きないのですよ。


シシガシラは全国的に分布するシダの仲間。山に入ればそこらじゅうで目にします。
大抵の場合、林床にへばりつくようにして、放射状に葉を広げています。その様子が
獅子の鬣に見立てられ、獅子頭(シシガシラ)と呼ばれることになったのだそうです。

株の中心部から垂直に伸びている葉は、胞子葉と呼ばれる器官です。
シダの仲間は、種子ではなく胞子で繁殖を行います。一部(と言ってもたくさんある
のですが)のシダは、光合成をして、エネルギーや栄養を生産する栄養葉(普通の葉)
とは別に、胞子を作って散布する為の専用の葉を持っています。これが胞子葉です。

新しく出た芽が赤く色づくという現象は、いろんな植物で見られます。
シダの仲間でも、そういう種がいます。シシガシラが今期の繁殖のために新しく作り
出した、展葉間もない胞子葉は、ご覧のとおり赤く色づいています。


それにしてもこの胞子葉、見事にまっすぐ出ていますね。ばっちり垂直が出ている
ような感じがします。加えてこの色と形。うむ、かっこいいじゃないか。

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