ぼくとがま…

生きものについて、ぼちぼち。

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カタツムリの殻の下に何かいるなと思って覗き込んでみると・・・

殻頂部を食い破ってモソモソやっているようです。

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カタツムリを食っていますね。
1枚目の写真に、カタツムリの殻を内側からブラシでこすったような模様がありますが、
どうもコイツがつけたもの(歯型?)のようです。

殻の内部を覗き込んでみると、9割がた食べ終わっているようでしたので、ちょっと
失礼して、持ち上げてみました。

この虫の背面。

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そして腹面。カタツムリをたらふく食って、おなかがパンパンです。

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持ち上げても逃げることなく、貪欲にむさぼりついています。大した度胸だ。

仕方がないので、地面に戻して、食い終わるのを待ちます。

蚊に十何回と血を吸われ、だんだん待つのが嫌になってきたころあいで・・・


出てきました。結構すばやく歩きます。ああ、コイツは・・・

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先日マイマイカブリをご紹介したところですが、その幼虫と遭遇したわけですね。
黒い地にブルーメタリックが入って、いい感じの色彩。成虫と同じような配色ですね。


今回発見したのは、必ずしも殻口から進入するわけではなく、殻頂部を食い破って、
逆の方向から食うこともある、ということ。

↓殻の本体と、切り取られた殻頂部↓

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殻口の方から殻を齧って破る例は見たことがありましたが、こういう裏ワザがある
とは、思っても見ませんでした。ちょっと感動。


甲虫の幼虫というと、カブトムシやカミキリムシのような、白っぽくて柔らかく、
そして移動が緩慢なイモムシっぽい形を想像しがちです。
が、オサムシやシデムシの仲間などの幼虫は、三葉虫のオバケとでもいった感じの
形をしています。そして、移動能力も高く、かなり機敏に地表を徘徊します。

マイマイカブリの幼虫もそういった類のもの。セカセカと歩き回ります。
幼虫なのに、アグレッシブな奴です。捕まえると攻撃(エビ反りになって、尾端の
トゲと頭部の大アゴで、敵をチクチクしようとします)もしてきます。


しかし、この幼虫と成虫、確かに形は違うのですが、食性も行動もほとんど同じ
なんですよね。

マイマイカブリの成虫は飛べませんから、幼虫の時代から生活環境が一変すること
なく、地表を歩き回るだけですし、同じく陸生貝類を襲って食べる。

完全変態――蛹を経て、体のつくりを一から造り変えるという大チャレンジをする
のに、新しく得るものは甲羅のような鞘翅くらいかな。


チョウは葉を食べるイモムシから、蜜を吸い空を舞う蝶々に、カブトムシは腐植を
食べる地虫から、強固な装甲と飛行能力を持ち、樹液を啜る甲虫に。
トビケラは、ほの暗い水底でデトリタスを食べる生活から、空を舞う羽虫に大変身。
生活スタイルや食性が、見事に変化しています。

こういった種属を見慣れてしまうと、マイマイカブリよ、もっとがんばって自分を
変えてみようよ、と思ったりしてしまいます。

しかし、一貫して生活スタイルを変えないのは、それはそれで保険が利いていると
いうか、確実性の高い生き様のようにも思えます。

幼虫は這いながら、カタツムリを食らって成長する。成虫になる段階に至ったとして、
なお周辺にカタツムリのいる環境であるなら、成虫も同じくカタツムリを食えばよい。
這って歩いて生き延びられたのだから、この先も這って歩けばよい。
それで何の不足があろうか。

理屈は通ります。
というか、むしろかっこいい。渋い。さすがマイマイカブリ。



それにしても、羽化しても生活様式のかわらない本種は、果たして甲虫然とした
成虫になる必要があるのだろうか。

そういう疑問を抱いたその矢先、例の説が脳裏に浮かんでまいります。

「昆虫にとって、幼虫こそが日常の姿。成虫とは、繁殖のための勝負服である」

やはり完全変態をする甲虫である以上、勝負服を身にまとう運命にあるわけか。
しかしマイマイカブリよ、お前の勝負服は、日常の延長上にあるのだな。
ますますかっこいいではないか。

そういうわけの分からない妄想を抱いたまま、蚊に刺された跡を掻き毟りつつ、
家路に向かう休日のぼくなのでした。

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オスグロトモエがおりました。

樹液に来る虫と言えば、カブト、クワガタ、カナブンといった甲虫の類が思い
浮かびますが、実際に個体数や種数が多いのは、夜行性のガなのではないかと
思うことがよくあります。

というのも、カブトムシやクワガタムシを見つけに行こうと野外に出掛けても、
見つかったのはガのみということが多いからです。
無論、甲虫は誰かさんがお持ち帰りしてしまい、人間に人気の薄いガだけが
残っているという可能性もあるわけですが…。

で、今回もガがたくさんおり、そのうちの一頭が本種だったわけです。

本種はネムノキを食べて育つガの仲間。夜は樹液の染み出しているところでよく
見かけます。灯火に飛来することも多いですね。

その名の通り、翅に巴の御紋をあしらっています。
どうにか巴模様に見える…というような、しみったれたレベルではなく、まさに
巴模様、それ以外の何者であろうかというくらいの立派な巴です。

が、おそらく多くの生きものからは、目玉模様に見えるのでしょう。


鱗翅目の成虫の中には、目玉模様を有する種が多数います。

鳥は目玉模様を怖がるか、あるいは嫌う性質があるようで、これを応用した防鳥
用具も多数販売されています。完全ではないにせよ、一定の効果はあるようです。

鱗翅目の目玉模様も、同様の効果があるのでしょうね。
鳥が蛾を捕えようとしたところ、ギロギロ睨むような目玉模様と眼が合う。
鳥、たじろぐ。蛾、逃げおおせる。という感じで。

しかし、目玉模様なんて意に介さない鳥もいるような気が…。
どの程度有効に機能しているのか、調べてみたい気もします。

また、目玉模様というのは遠くからでも結構目立つもので、逆に天敵たちに
見つかりやすくなるんじゃないかという疑問も生じます。

目玉模様への抵抗感を克服した鳥類が増えれば、新たな淘汰が始まるのかな。


話が相変わらずあっちこっちに飛びますね。すみません。

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クロシデムシがいました。灯火に誘引されたようです。


シデムシと聞くと、ヒラタシデムシのような平べったい形状を想像しますが、
このようにボリュームのある体形の種もいます。

本種は日本最大のシデムシの仲間。
4cmほどある漆黒の大きくがっちりした体躯は、なかなかカッコいいものです。

しかし臭い。動物遺体を食べる種なので、体に腐肉がくっついていることも
ありますし、捕まえたり脅かしてみたりすると、腹の先からゴミ臭と言うか
腐臭と言うか、悪臭を帯びた黄土色の液体を出します。
口からも同様の液体が出ることがありますね。未消化物を出しているのかな。

天敵に攻撃された時、この悪臭は有効なのでしょうね。
自分が鳥か小型哺乳類になって、本種を口に入れたところを想像すると……

……うっ、吐き気が。

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