ぼくとがま…

生きものについて、ぼちぼち。

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フクラスズメがいましたよ。

フクラスズメと言う名ですが、当然ながら鳥のスズメの仲間ではありませんし、
スズメガの仲間でもありません。
もふもふした厚ぼったい風体が、毛を逆立ててふっくらした雀に似ているから
つけられた名だという話もあります。なんか適当だなぁ。

イラクサ科の植物を食べて育ちます。イラクサやカラムシ、アカソ等は、結構
色んなところに生えています。
ゆえに、フクラスズメもあっちこっちで見られます。


ぼくは、フクラスズメを野外で見たことよりも、屋内で見たことの方が多い
ような気がします。
小、中、高、大学と、校舎内で干からびていたり、窓際でバタバタ飛んでたり
といった光景をよく見たからです。

他種に比べて光走性が強いのか、校舎の近くにイラクサ科植物が多かったのか、
はたまた個体数が多かったのか分かりませんが、校舎内で見かける蛾の10頭に
1頭は本種だったような…。


まあまあ、それはさておき。

たまに、「蛾(成虫)って何食ってんの?」と聞かれることがあります。
蝶であれば、花の蜜や樹液とすぐに連想できそうですが、蛾が食事をしている
ところを見る機会というのは、あまり無いのかもしれません。

しかし、そもそも蝶と蛾との間には、大した隔たりは無いんですよね。
決定的な体の構造の違いもないし、生活環も同じようなもの。
分類上はどちらも「鱗翅目」としてひとくくりにされますし。

ってことで、蝶も蛾も、大まかには同じようなものを食べています。
蛾の仲間の多くも、花の蜜を吸ったり、樹液を吸ったりしています。

本種も例に漏れず、ストローのような口吻を伸ばして、樹液を吸っています。

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よく、他人の食っているものは旨そうに見えると言われますが、本種のような
樹液を啜っている虫たちを見ていると、樹液がおいしそうに感じられます。
学生の頃、指につけて舐めてみたことがありましたが、若干の甘みと酸味と
苦みと発酵臭の集合体といった感じで、大しておいしくもなかったのですが。

樹種や時期、発酵の進み具合なんかで味も変わってくるのでしょうか。
今度、もう一度試してみようかな。

でもなぁ、樹液の中ってハエの幼虫が蠢いていたりするんだよなぁ。
勇気がいるなぁ。

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アヤヘリハネナガウンカがいました。

虹色の光沢を放つ翅に、桃色がかった翅脈、紫がかった斑紋が配置されていて、
なんとも綺麗なウンカ。ウンカと言えど小さな虫けらと思う勿れ、この美しさ
には息をのみます。

アヤヘリというのはどんな意味なんでしょうか。「ヘリ」は「縁」のことかな。
「アヤ」は「綾」か、「彩」か、はたまた「絢」か。
ネットで調べてみると、翅の後縁が波打っている様子から「綾縁」としたとの
こと。しかしこの美しさには、彩や絢の字を充ててやりたいですねぇ。

体長は5mm、開長は25mmほど。調べてみると、本州、四国、九州の山地に分布
する種で、結構稀な昆虫のようです。クヌギ等のナラ科植物の多い広葉樹林に
いるという情報もありますが、詳しい生態はよく分からないのだとか。


ぼくは今回、初めて本種を見ました。
いろんな生きものを見つけながら野外を徘徊するぼくですが、今まで意識的に
ウンカの仲間を探そうとしたことはなかったですね。

写真の個体も、肩コリを緩和しようと首のストレッチをしたところ、たまたま
目線の先にいたもの。

しかしこの偶然の出会いは、ぼくのウンカ方面への興味に少々火をつけたかも
知れません。
調べてみれば、ウンカの仲間も、面白い姿形や生態を持っています。

ウンカと言えど小さな虫けらと思う勿れ、自分に言い聞かせないといけなかった
ですね…。

うーん。ウンカ探しに行ってみるか。

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