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エゾカタビロオサムシがいましたよ。 赤銅色の綺麗なオサムシですね。 エゾと聞くと北方に棲む種に思えますが、本種は全国的に分布しています。 なんでエゾなんだろう。はじめに東北あたりで見つかったからでしょうか。 カタビロというのは、肩が広いという意味。鞘翅の元の方の幅が広くて、 肩幅が広く(頭部を顔に、前胸部を首に見立てれば、鞘翅の基部あたりが 肩ということになります)見えるところからでしょう。 本種はオサムシの仲間にしては珍しく、飛ぶことができます。飛ぶための 丈夫な後翅とそれを動かす筋肉を格納する都合、肩幅が広くなっている ようです。 灯火の下にたくさん集まるのも、やはり飛んでいるうちに光に誘われて しまったからなのでしょう。 しかしながら、なかなか飛んでいるところを見かけません。 逃げる際に飛ぶだろうと期待し、突っついたり行く手を遮ったりしても、 高い機動力を有する6本の脚でセカセカと走って逃げてしまいます。 一度きちんと、本種が飛び立つところを見てみたいです。 本種もオサムシらしく肉食で、灯火の下では弱った昆虫や、車に轢かれて 死んでしまった昆虫などを食べているようでしたが、調べてみると本来は 蛾の幼虫を好んで捕食するようです。 ただ、たまには植物質のものも摂るようです。 灯火の下で誰かが仕掛けたバナナトラップ(たぶん)が破けていて、地表に 発酵した果肉がこぼれ落ちていたところ、本種がやってきて一舐め二舐め していたところを先日見ました。 その時の写真はこちら。既に逃走体勢に入っていますが…。 そういえば、灯火の近く以外では、なかなか見かけないように思います。 他のオサムシ類のように、林床を徘徊しているところや、石の下や落ち葉の 中に潜んでいるところを見かけることもないような。 地表で見かけない、蛾の幼虫を好む、飛ぶ、灯火に集まるとくれば、きっと 本種は夜行性かつ樹上性の昆虫なのでしょう。 本来の生き様を観察するには、夜中に木に登らなくてはいけないのかな。
これは難儀だなぁ。 |
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2008年07月28日
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