ぼくとがま…

生きものについて、ぼちぼち。

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クツワムシが脱皮していました。
幼虫時には、さすがに成虫から感じる迫力、インパクトはありませんが、
いかにも大きく成長しそうな翅など、その片鱗は感じられますね。

しっかし、見事にぶら下がってますねぇ。
頭に血がのぼったりしないんでしょうか。

ぶら下がらずに、普通に地面や葉っぱの上に腹ばいになって、脱皮できは
しないものかとよく思います。
本種に限らず、キリギリスの仲間やカマキリ、ナナフシ等もぶら下がり型の
脱皮を行うことが多いようで、いつも気になっています。

ぶら下がり脱皮のメリットってなんでしょうね。
重力が自分の体を適度に引っ張ってくれて、脱皮が楽なんでしょうか。
体の各部に無理な力をかけずに、硬化を待つことができるのでしょうかね。
外敵に見つかりにくい…かどうかはよく分からないですね。

デメリットってなんでしょう。
風が吹いたらぶらぶら揺れて、落っこちるかも知れないってことくらい?

うーん、種ごとの脱皮の体勢について調べてみるのも面白そうだなぁ。

二百九回目(クマゼミ)

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クマゼミが羽化していましたよ。

熊のように黒くて大きいから、熊蝉。
あるいは、西日本に分布の中心をおくから、九州をイメージして、球磨蝉。
どっちでしょうね。「熊」の方が説得力があるでしょうか。

日本の本土においては最大になるセミで、全長60〜70mmほどになります。
体が大きいだけあって、鳴き声もなかなか喧しいものです。
大きな声でシャーシャーシャーシャーと鳴きますが、これを聞くと体感温度が
2℃ほど上がるような気がします。ぼくの頭の中では、アブラゼミの鳴き声に
並ぶ猛暑の象徴になっているようです。


どうやら本種は、分布を北進させているようですね。
地球温暖化の流れに乗じているのか、どこかの個体群が寒さに馴化したのか。
どちらでしょう。前者かな。

この写真を撮ったのは、山間部のちょっと標高の高い場所なのですが、かつては
そんなにクマゼミを見ることがなかったのだそうです。
ところが今日では、ばっちり定着して、羽化の様子さえ見せてくれます。
島原半島の沿岸部から、だんだんと中心部=高標高地に分布を広げているのは
確実なのかもしれません。うーむ。


成虫は黒い体躯に透明な翅をもっていますが、羽化直後は他のセミたちと同様、
白色と淡い青緑色を基調とした、何とも美しい色彩。
もしこのまま空を飛んでいたのであれば、人々の評価もまた違っただろうにと
ふと思ってしまいます。

しかし、生きものの色彩は人の目を楽しませるためにあるのではないんです。
そう、昆虫たちは、自分の色彩が人間にどう評価されているかなんて、知った
こっちゃありません。
地味な色で捕食者の観察眼をやり過ごすのも、派手な目玉模様で威嚇するのも、
ベイツ型擬態で厄介者になりすますのも、言わば生き延びるための工夫。

そこに人間の美的価値観を当てはめて、綺麗だとか汚いだとかいう評価を下す
のは、まったくもって見当違いもいいところです。

昼行性のクマゼミとしては、人にどれだけ褒められようとも、天敵に見つかり
やすい白っぽい体のなんてものは、願い下げでしょう。


しかしながら、そういうふうに理解しつつも、やはり綺麗と思うものは綺麗と
思ってしまうんだから仕方がない。

この辺のアンビバレンツは、なかなか解消しそうにないですねぇ。
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エゾカタビロオサムシがいましたよ。

赤銅色の綺麗なオサムシですね。

エゾと聞くと北方に棲む種に思えますが、本種は全国的に分布しています。
なんでエゾなんだろう。はじめに東北あたりで見つかったからでしょうか。

カタビロというのは、肩が広いという意味。鞘翅の元の方の幅が広くて、
肩幅が広く(頭部を顔に、前胸部を首に見立てれば、鞘翅の基部あたりが
肩ということになります)見えるところからでしょう。

本種はオサムシの仲間にしては珍しく、飛ぶことができます。飛ぶための
丈夫な後翅とそれを動かす筋肉を格納する都合、肩幅が広くなっている
ようです。

灯火の下にたくさん集まるのも、やはり飛んでいるうちに光に誘われて
しまったからなのでしょう。

しかしながら、なかなか飛んでいるところを見かけません。
逃げる際に飛ぶだろうと期待し、突っついたり行く手を遮ったりしても、
高い機動力を有する6本の脚でセカセカと走って逃げてしまいます。

一度きちんと、本種が飛び立つところを見てみたいです。


本種もオサムシらしく肉食で、灯火の下では弱った昆虫や、車に轢かれて
死んでしまった昆虫などを食べているようでしたが、調べてみると本来は
蛾の幼虫を好んで捕食するようです。

ただ、たまには植物質のものも摂るようです。
灯火の下で誰かが仕掛けたバナナトラップ(たぶん)が破けていて、地表に
発酵した果肉がこぼれ落ちていたところ、本種がやってきて一舐め二舐め
していたところを先日見ました。

その時の写真はこちら。既に逃走体勢に入っていますが…。
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そういえば、灯火の近く以外では、なかなか見かけないように思います。
他のオサムシ類のように、林床を徘徊しているところや、石の下や落ち葉の
中に潜んでいるところを見かけることもないような。

地表で見かけない、蛾の幼虫を好む、飛ぶ、灯火に集まるとくれば、きっと
本種は夜行性かつ樹上性の昆虫なのでしょう。

本来の生き様を観察するには、夜中に木に登らなくてはいけないのかな。
これは難儀だなぁ。
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ウシガエルのオタマジャクシがうようよいます。
上陸しかけの個体もうようよいます。

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つい最近まで、親ガエルがモーモー鳴いていたと思ったら、もう繁殖活動を
終えていたようです。
今でも夜中に1個体か2個体の鳴き声を聞きますが、あぶれてしまったオスが
鳴き続けているのでしょうか。

ウシガエルの幼生は、他種と比べてかなり大きいです。
親があんだけ大きければ、仔の大きさもさもありなんといったところ。
全長10cmを超えることはざらで、15cm程度になるものもいます。

尾を吸収して仔ガエルになったときには、すでに4〜5cmはあり、アマガエルや
ツチガエルの成熟個体と比べても遜色ない図体です。

しかし、この池では他のカエルをあんまり見ないな。
ウシガエルに駆逐されつつあるのかな。

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フタオビホソナガクチキムシがいましたよ。

フタオビオオキノコやヤマナメクジのよく集まる倒木の上に、妙な模様の
コメツキムシがいるなぁと思って近づいてみると、どうやらコメツキムシ
ではありません。細長い体形は似ていますけど、頭部・前胸部のあたりが
しっくり来ません。

じゃあ何の仲間なんだろうと思い、家に帰っておもむろに図鑑をめくって
みると、ナガクチキムシ科の甲虫、フタオビホソナガクチキムシでした。

そういえば、前にもコメツキだかタマムシだか分からない、細長い甲虫を
見つけて、調べてみればナガクチキムシの類だったっていうことがあった
なぁ。当時からあんまり成長してないですね…。


フタオビというのは、鞘翅にある赤い紋が、2本の帯状の模様に見える
ところから名付けられたのでしょう。で、細長く、朽木に集まる虫だと
いうことで、フタオビホソナガクチキムシ。わかりやすいなぁ。

フタオビオオキノコほど多くは見かけませんが、あっちこっちに転がって
いる伐倒木を見て回ると、ちらほら見かけます。
普段見なかっただけで、意識的に探せば見つかる種なんでしょうね。


そういえば、こいつも「黒地に赤い四つ紋」系の甲虫ですね。

やはり、この模様を持った昆虫に共通する何かがあるのだろうか。

うーむ、分からない。
もっといろんな昆虫を見てみないと…。

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