ぼくとがま…

生きものについて、ぼちぼち。

昆虫

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索
イメージ 1


クロタマムシがいましたよ。

タマムシというと、金属光沢を持った赤や緑のラインが鮮やかな昆虫を思い浮かべ
ますが、タマムシの仲間全てがド派手な色というわけではありません。落ち着いた、
シックな感じの種も多いんです。

本種もそういう、地味目なタマムシの一種です。
全身は黒味の強い黄銅っぽい色で、金属光沢を持っています。個体や地域によっては
青みがかったり赤みがかったりするようですが、ぼくが見るのは、いつもこの個体の
ような色彩のものですね。九州ではこういうタイプがオーソドックスなんでしょうか。

体型は縦に長い紡錘形でやや厚め。タマムシっぽい体型です。地味さゆえに、一瞬
コメツキムシの仲間と見紛うことがありますが、じっくり見ればやはりタマムシ。

幼虫は衰弱した、あるいは枯れたマツ材を食べて育ちます。確かにこの近所では、
伐倒されたアカマツがそこら中に転がっていますから、ハビタットとしては好適な
地域なのかもしれません。野外ではそんなに何匹も見ることはない種ですが(樹木・
建材の害虫として扱われることも多いので、いるところには多数いるのでしょうが)
ぼくが見ないだけで、もっとたくさんいるのかも。

羽化直後の若い固体は体表面に灰白色の粉をまとうそうで、この個体も羽化したて、
今まさに材から出てきたところかと思いましたが、足元の木はマツではないですね。
サクラかな。どこかから飛んできて、一休みしているのでしょうか。
ずいぶん臆病な個体で、写真を撮っていると擬死のつもりか、脚を引っ込めて硬直
してしまいました。


さて、本種の特徴のひとつに、顔に赤橙色の模様が現れる(オスで顕著)、というのが
あります。次の写真をご覧ください。

イメージ 2


見事に顔だけ、派手です。化粧でもしているかのよう。

しかしこの顔、どこかで見たような――と考えてみると、なんとなくスズメバチの
顔に似ているような感じがします。

こちらは参考までに、オオスズメバチのお顔↓

イメージ 3

まさか、顔だけ擬態という新しいジャンルなのでしょうか。
羽化してマツ材の中から野外に出るときに、鳥類とひょっこり顔を合わしてしまう
こともあるでしょう。そんなときに出てくるのがハチの顔だったら、鳥はびっくり
しないだろうか。

いやいや、そんなことはないか。他人の空似かな。
イメージ 1


フクラスズメがいましたよ。

フクラスズメと言う名ですが、当然ながら鳥のスズメの仲間ではありませんし、
スズメガの仲間でもありません。
もふもふした厚ぼったい風体が、毛を逆立ててふっくらした雀に似ているから
つけられた名だという話もあります。なんか適当だなぁ。

イラクサ科の植物を食べて育ちます。イラクサやカラムシ、アカソ等は、結構
色んなところに生えています。
ゆえに、フクラスズメもあっちこっちで見られます。


ぼくは、フクラスズメを野外で見たことよりも、屋内で見たことの方が多い
ような気がします。
小、中、高、大学と、校舎内で干からびていたり、窓際でバタバタ飛んでたり
といった光景をよく見たからです。

他種に比べて光走性が強いのか、校舎の近くにイラクサ科植物が多かったのか、
はたまた個体数が多かったのか分かりませんが、校舎内で見かける蛾の10頭に
1頭は本種だったような…。


まあまあ、それはさておき。

たまに、「蛾(成虫)って何食ってんの?」と聞かれることがあります。
蝶であれば、花の蜜や樹液とすぐに連想できそうですが、蛾が食事をしている
ところを見る機会というのは、あまり無いのかもしれません。

しかし、そもそも蝶と蛾との間には、大した隔たりは無いんですよね。
決定的な体の構造の違いもないし、生活環も同じようなもの。
分類上はどちらも「鱗翅目」としてひとくくりにされますし。

ってことで、蝶も蛾も、大まかには同じようなものを食べています。
蛾の仲間の多くも、花の蜜を吸ったり、樹液を吸ったりしています。

本種も例に漏れず、ストローのような口吻を伸ばして、樹液を吸っています。

イメージ 2


よく、他人の食っているものは旨そうに見えると言われますが、本種のような
樹液を啜っている虫たちを見ていると、樹液がおいしそうに感じられます。
学生の頃、指につけて舐めてみたことがありましたが、若干の甘みと酸味と
苦みと発酵臭の集合体といった感じで、大しておいしくもなかったのですが。

樹種や時期、発酵の進み具合なんかで味も変わってくるのでしょうか。
今度、もう一度試してみようかな。

でもなぁ、樹液の中ってハエの幼虫が蠢いていたりするんだよなぁ。
勇気がいるなぁ。

イメージ 1

アヤヘリハネナガウンカがいました。

虹色の光沢を放つ翅に、桃色がかった翅脈、紫がかった斑紋が配置されていて、
なんとも綺麗なウンカ。ウンカと言えど小さな虫けらと思う勿れ、この美しさ
には息をのみます。

アヤヘリというのはどんな意味なんでしょうか。「ヘリ」は「縁」のことかな。
「アヤ」は「綾」か、「彩」か、はたまた「絢」か。
ネットで調べてみると、翅の後縁が波打っている様子から「綾縁」としたとの
こと。しかしこの美しさには、彩や絢の字を充ててやりたいですねぇ。

体長は5mm、開長は25mmほど。調べてみると、本州、四国、九州の山地に分布
する種で、結構稀な昆虫のようです。クヌギ等のナラ科植物の多い広葉樹林に
いるという情報もありますが、詳しい生態はよく分からないのだとか。


ぼくは今回、初めて本種を見ました。
いろんな生きものを見つけながら野外を徘徊するぼくですが、今まで意識的に
ウンカの仲間を探そうとしたことはなかったですね。

写真の個体も、肩コリを緩和しようと首のストレッチをしたところ、たまたま
目線の先にいたもの。

しかしこの偶然の出会いは、ぼくのウンカ方面への興味に少々火をつけたかも
知れません。
調べてみれば、ウンカの仲間も、面白い姿形や生態を持っています。

ウンカと言えど小さな虫けらと思う勿れ、自分に言い聞かせないといけなかった
ですね…。

うーん。ウンカ探しに行ってみるか。
イメージ 1


ヤマイモハムシがいましたよ。

6mmほどの小さな昆虫ですが、頭と胸部が赤く、鞘翅は青いという補色関係にある
配色で、かつ金属光沢というかエナメル様光沢というか、テカテカピカピカした
質感を持っている、なかなか綺麗なハムシです。

そういえばこの配色は、赤青鉛筆に似ていますね。完全な赤と青ではなく、朱色
がかった赤と、紺色がかった青というところもそっくりです。

その名の通り、本種はヤマノイモを食草としています。ただし食べるのはイモの
部分ではなく、葉っぱの方です。まあ、ハムシ(葉虫)ですからね。
たまに、ウチワドコロやオニドコロといった、他のヤマノイモ科植物の上でも
見かけることがあるので、実際はヤマノイモ科植物を広範にカバーする昆虫で
あるのかもしれませんね。

上の写真は交尾の様子です。

こちらも交尾の様子…と思いきや、3個体集まってよくわからない状況に陥って
おりますね。

イメージ 2


何をどうしたいんでしょうか…。組み体操?
イメージ 1


ルリタテハがいましたよ。

ご覧のとおり、濃い紺色の地に明るい瑠璃色のラインが鮮やかな種です。

蝶といえば、花から花へ蜜を吸ってまわりそうなものですが、樹液によく
集まる種もいます。
タテハチョウの仲間は、昼間の樹液スポットの常連客だったりします。

樹液は、昆虫たちにとってはかなり人気の高い食物です。アリのような
社会性昆虫や、ハエのような小型の昆虫ならまだしも、ある程度大形の
昆虫になると、同種間・異種間での場所の奪い合いが頻繁に見られます。

普段は下の写真のように、翅を閉じて樹液を吸っていることも多いですが、
(閉じっぱなしではなく、数秒ないし十数秒に一度スッと開いて、またすぐ
閉じるという動作をしたりもします)邪魔が入ったときなどは勢いよく翅を
広げて、相手を脅かします。

翅を広げている方の写真は、オオスズメバチの横やりに耐えかねて、威嚇
しているところなんです。

翅を閉じているところ↓
イメージ 2


攻撃力に乏しい本種ですが、大面積の翅が素早く動くとそれなりに威嚇の
効果があるようで、オオスズメバチも一瞬たじろいでいました。
(このオオスズメバチは女王になる個体と思われ、自己の保身もちゃんと
考えないといけない立場で、多少臆病だったのかも…)

うん、まあ、何にせよ、ハッタリが大事な時もあるよな。

翅の表は派手ですが、裏面は褐色地の複雑な模様で、これがまた樹皮によく
なじむんですよね。十分な擬態の効果が発揮できるでしょう。
樹液によく集まることと、この樹皮に似た翅の裏側には、関連がありそう
ですね。


そういえばタテハチョウの仲間は、翅の表側は派手な色彩で、裏側は地味な
保護色になっている種が多いですね。
裏側で世を忍び、表側でアピール。うまく使い分けてるなぁ。

そうか、表と裏を使い分け、必要に応じハッタリを効かせる、それがお前の
処世術なのかい?

ああ、それではまるで、ぼくと同(以下略

.
ずく無し88
ずく無し88
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事