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中国のシュエ・シャオルー監督のデビュー作「海洋天堂」が今日から 銀座のシネスイッチで始まった。 絶対に見たかったので、初日の朝一に行ってみたら、チケット売り場が長蛇の列。 暑かった。 自閉症の親子の話というのもあってか、自閉症であろう子を連れた家族も何組かいた。 並んでいる間、同じ言葉を何回も繰り返し叫んでいる。 映画が始まったらどうなるんだろう? 騒いだりしないのかな? 自閉症とはどういうものなのか? 勉強不足で私には未知の世界だ。 『北京ヴァイオリン』の脚本も手がけた中国のシュエ・シャオルー監督のデビュー作は、 14年間自閉症児のボランティア経験に裏打ちされている。 「自閉症の人たちと接する中で感動することが多々あったので、表現して分かち合いたかった。 映画を通して理解してもらうことで、彼らの状況が改善すればと思った」と語る。 国際的アクションスターのジェット・リーは、 俳優を2年間休んで慈善活動に専念していた時に脚本と出合い、 ノーギャラで出演を希望したという。 「運がよかった。リーは休職中に自閉症の人と接し、脚本に信頼を置いてくれた」と監督。 冒頭のシーンで、シンチョン(ジェット・リー)は 自分と息子ターフー(ウェン・ジャン)の将来を憂いて心中を図ろうとする・・・。 あらすじ 水族館勤務のシンチョン(ジェット・リー)は、 21歳になる自閉症の息子ターフー(ウェン・ジャン)を男手ひとつで大切に育ててきた。 ある日シンチョンはガンで余命わずかと診断され、自分がいなくなっても、 息子がひとりで生きていくことができるよう、四方八方手を尽くし始める・・・。 シンチョンは自らの死期が近いことを知りながら、 息子の面倒を見てくれる施設を片っ端から探し回り、 ターフーがひとりで生活できるようバスの乗り方、 洋服の着替え方、卵のゆで方、水族館での清掃方法を全身全霊で教えようとする。 圧倒的だったのは息子へ愛情を彼が全身全霊で、かつ細やかに演じきっていたことだった。 日常のすべての営みをターフーに捧げ、彼が一歩でも幸せに近づけば、心から喜んだ。
死を目前にしても、息子の事だけを想うシンチョンにひどく胸を打たれた。 そしてクリストファー・ドイルのカメラが、幻想的なシーンへと誘い、 久石譲の音楽がそれに静かに溶け込んで流れる。 この作品は社会が抱えるさまざまな問題も含まれてはいるが、 何よりもここでは、人間の持つ愛情と素朴に向き合うことができる。
そして、シンチョンを始め、ターフーを優しく見守る人々・・・ こういう人たちがもっと世の中で知られるべきだとも思う。 自閉症の子どもたちは、自分の気持ちを表現するのが不器用だというが、 今の政治家や東電やらのお偉いさんの言葉の方がよっぽど理解に苦しむ。。 人間の愛情がいかに深く、 尊く、 そして侵しがたいものだということを改めて思い知らされた。 最初から最後まで素直に優しさがこぼれ、それに包まれるいい映画だった。 心の底から溢れ出る涙を止めることができなかった。 最後のシーンでは、思わず声をだして泣きそうになった。 一緒に見ていた自閉症の子供たちも騒ぐこともなく、集中して見入っていた。 終わった後、会場が拍手で包まれた。 映画の後に拍手が巻き起こる作品なんて久しぶりだった。 |

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朝 紹介されていた映画は これだったんですね…ジェット・リー主演…と 言ってました。
見てみたくなりました。
2011/7/9(土) 午後 9:12 [ じゅん ]
じゅんさん、行ってみてください。なんだか、あったかいものに包まれる気がします。自閉症に対する理解も深まると思います。ぜひぜひ。
2011/7/9(土) 午後 9:23
あざとさがなく、素晴らしい作品でした。
ほんと自閉症の人たちは社会に適合できないかもしれないけれど
独自の美しい世界を持ってますね。
<今の政治家や東電やらのお偉いさんの言葉の方がよっぽど理解に苦しむ。。
同感です!!
TBさせてくださいね。
2011/7/10(日) 午後 10:01
cartoucheさん、本当にいい映画でしたね。自然と流れる涙に会場が包まれてました。終わった後の拍手喝采。気持ち良かった。
2011/7/11(月) 午前 9:49
もう、読んでるだけでウルウルしてきた。見に行きたい。
2011/7/11(月) 午後 11:04 [ tigre ]
これ、CM観て観たいと思っていたけれど、顔(=化粧)が変わるくらい泣きそう・・・
いこっかな・・・ポチ
2011/7/13(水) 午後 9:00
ちぐ、この映画はいい。まるで岩盤浴の後のようになるわ。
2011/7/14(木) 午前 4:42
ごんぞう、もう十分に変わってるから心配ないわ。
2011/7/14(木) 午前 4:43